カトリック麹町 聖イグナチオ教会のオルガン
2008年 10月 20日
「オルガンと祈り」で演奏させていだたいた。
教会の敷地に入ると、素敵な案内ポスターが。教会の方がデザインされたもの。
ガラス越しに上智大学の建物が。(自分も映っちゃってるよ・・・)
ちなみに、聖イグナチオ教会には12名のオルガニスト(!)がいらっしゃる。
一週間のミサの数も半端じゃないとか!みなさんで分担して演奏されている。
主任オルガニストは浅井寛子さん。即興の名人!
とても明るい。皆が一つになれそうな、円形の座席。聖書の話をモチーフにしたステンドグラスからは、色とりどりの光が入ってくる。2階部分にパイプオルガンが。
外は秋晴れ。ステンドグラスが更に色鮮やかに。
オルガン:
イェームリッヒ・オルガン工房(ドイツ・ドレスデン) 1999年制作。
3段鍵盤+ペダル 58ストップ。
足下にある二つの黒いものは、左のロール状のは「ヴァルツェ」と呼ばれるもので、足でごろごろ転がすとコックピットのランプが自動的に増え(=ストップが自動的に入っていって)=音量が増えていく便利システム。ロマン派の曲でクレッシェンドをかけたいときに使う。
右のは、エレクトーンにも付いている(っていうより、エレクトーンがオルガンを真似ているんだけど)「スウェル」というペダル。これを踏み込むと、オルガンの中の、ある部分のパイプをまとめている箱に取り付けられた小窓が、開いたり閉まったりして、強弱をつけているかのように聞かせられるシステム。(前の写真では、右側側面に見えています)
更に、このオルガンには、ストップの組み合わせを記憶させることが出来る「コンビネーション記憶装置」というコンピューターが取り付けられている。一番上の鍵盤の近くで光る数字は、その記憶させた場所の番号を知らせている。音色を決めて一度記憶させておけば、その後はいちいち手でストップ操作しないで、いっぺんに次に欲しい組み合わせを番号で呼び出すことが出来る。特にこのような大きな楽器では非常に便利。
コンピューターは、一度上書きしたら、元のデータは消える。
で、私がよくやるせっかちなミス。練習中、変えなくていい番号の上に、焦って違うパターンを上書きしちゃった。あっ!っと思ったときにはもう遅い・・・。また作り直し。泣。
どの番号に何を入れたらいいのか、私の頭が凝固した。画面(頭)真っ白。
と、そこで「あ~もうしょうがないなあ!私がやってあげます!」と天使の声が!アシスタントの野田美香さん。再起動不能になってる私を見かねて、ささっとボタン操作、しかもそれを楽譜に書き入れてくれてる。弾く当本人より分かってる。・・・私、見つめるのみ。さくさくっと一人でこなしてくれているので、それを写真に収めたりしながら応援するゲンキンな私。
美香さん自身もオルガニスト。M.レーガーなどの音換えの多い曲なんかをバリバリっと弾きこなす人。だから慣れてるのね。オルガニストのペンケースにはいつも付箋テープとハサミが入ってる。番号を書いて楽譜に貼っていく。
500人程の会衆が、皆他人でも、ひとつに感じられた一時だった。
11月21日(金) 浅井寛子さん(当教会主任オルガニスト)
12月19日(金) 坂戸真美さん
2月27日(金) 前田美那子さん(当教会オルガニスト)
いずれも19時からです。癒しの一時、是非お出かけ下さい。
←クリックしていただけたら嬉しいです。
叔母様には先日も、ウチの平均年齢60歳以上の男声コーラス演奏会で
お目にかかりましたよ。
ところで、はい。カメラ買い換えました!わかります???日本で突然壊れたので、同じ機種の新しいバージョンを。FUJIです。
年越しは日本ですか?会えたらいいですね~(^^)。
引き続き、演奏会のご成功をお祈りしております。
まだ良い時間をね!
私も、両親と楽しく過ごせました。夫も頑張ってくれたよ~。