ドロミテオルガン週間 2018
2018年 09月 14日
9月始めの一週間。
ドロミテオルガン週間を開催しました!
7人の日本人+イタリア人+スイス人が集まって、
イベント盛りだくさんのぎゅっと凝縮した楽しいひと時を過ごしました。
1日目。
バロックスタイルのこのオルガンでレッスン。
石造りの教会の残響を楽しみます。
お昼ごはんは山小屋レストランで恒例のハムの盛り合わせ。
参加メンバーのイタリア人のRちゃんが、
アコーディオンでウェルカム演奏を奏でてくれて、
一気に和やかな雰囲気に!
夕方、ピアノや弦楽器の響板、スピーカーなどを作っている、
おらが谷の工房、チレーザ社を見学。
なかなか見れない聞けない貴重な話をたくさん伺って興味深々。
2日目。
広場の裏でおらが村の彫刻家の友達が作品を仕上げていたところを
朝、偶然通りかかり、みんなで写真撮影大会。
一本の木でできている巨大な作品!
来年の夏には完成している、予定だそうです・・・☆
普段閉まっているこの教会を特別に開けてもらって、
18世紀南ドイツバロックの歴史楽器で一日レッスン。
博物館のような教会の中をぐるっと案内してもらいました。
貴重なアンティークの祭服や典礼用品を見せていただきました。
あまりの美しさにみんなため息!
今はもう使っていないそうですが。
リュックポジティフのあるこの楽器で、
立体的な響きを楽しみます。
静寂に包まれた貸切の教会に響くオルガンの音色。
夕方、オルガン工房アンドレア・ゼーニ社を見学。
今製作中の楽器の部品を一つ一つ見せてもらいながら、
オルガン内部の仕組みを勉強しました。
3日目。
車で10分の隣町へ。
ベランダの花が見事な町並みの、あの後ろの塔の教会へ。
この近郊で一番大きな教会です。
ドイツロマン派の様式で建てられたこの楽器は
祭壇の後ろに置かれていて、
長い残響に満ちるオルガンの音色に体が包まれます。
ちょっと別世界の空間で一日レッスン。
夜は「一台のオルガンができるまで」の講義をアレちゃんがしました。
沢山の写真をスライドで。写真撮るの忘れ。
4日目。
車で山越えドライブしながら別谷へ。
ヴェネト州で一番古い1600年台のイタリア歴史楽器を二台見学。
いろんなことが目からウロコの体験。
夕焼けと、豚。
夜は山小屋で捕りたてのキノコ料理を頂きました☆
5日目。
一日レッスン&リハーサル後に終了発表会。
大切な一曲一曲を心を込めて披露。
修了証書授与式!!
オルガン協会会長のルイザと。
6日目。
最終日。ドロミテ観光の日。オルガンなし!
泊まっていただいたホテルのレストラン厨房で、
特別にお料理教室をしていただきました☆
このコックさんは料理人の腕を競う有名なイタリアの料理番組で
二位に輝いたことがある人!
怖い顔だけどとても心優しい親切な指導をしてくれました(ラブ)。
典型的なトレンティーノ州の郷土料理を習いました。
めちゃくちゃ楽しかった☆☆☆
レシピ詳細はまたいつかアップします~
作ったものをお昼ご飯に美味しく頂いた後は・・・、
隣村のヤギ祭り~~~!!
ヤギ、来たー!!!
どこもかしこもヤギ。
夏の間、高い山で過ごしていたヤギが自分の小屋のある村に下りてくるお祭り。
この時期ドロミテ地方では、あちこちの村で行われています。
ヤギだったり羊だったり牛だったり、いろいろ。
見事な快晴!! 私も飛びたいーーー!!
みなさん、あっちこっち引っ張りまわしてしまいましたが、
楽しいひと時をありがとうございました。
またオルガン弾きに&美味しいものを食べにいらしてくださいねー!
楽しいこと計画してお待ちしてます☆
・・・・・・・
リンク
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イタリア旅行情報サイト「JAPAN-ITALY Travel on-Line」で
「オルガニスト吉田愛のドロミテ暮らし」連載中。
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