フランス・オルガンアカデミー4 オルレアンのオルガン Orleans

シャウルスから車で約2時間。ロワール地方のオルレアンへ。
白壁の美しい街の奥に鎮座している、ゴシック建築の巨大な建物に目を奪われる。
こちら、サン・クロア大聖堂。
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入り口部分と、他の全体の建築時代が違うのに、見事にマッチ。
今まで見てきたゴシック建築の建物の中で一番、女性的な雰囲気。
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カテドラルの前は、こんな洒落た市内バス(電車?)が。ハイセンスな色使い。
目抜き通りにずっと飾られていたこの花のバスケットも素敵すぎ。
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教会の中に入ると、こんな幻想的な空間が、延々と続いている。
私的、今まで見たフランスの教会で一番好きな教会☆
オルレアンはジャンヌダルクゆかりの町でもある。
教会の中にはジャンヌダルクの礼拝堂や彼女の生涯をモチーフにしたステンドグラスも。
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そして、後ろに鎮座するのがこのオルガン。
カヴァイエ=コルの楽器の中でも一番美しいもののひとつ、と定評のこの楽器に、
やっと会うことができました!
オルガン:Callinet 1831, Cavaillé=Coll 1880, B.Hurvy 2007
オルガンのディスポジションはこちら
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そしてなんとこの教会には、もうひとつのカヴァイエ=コルの楽器が。
こちらは教会前方にある、コワイア・オルガン。
Cavaillé=Coll 1846, B.Hurvy 1996

右側に立ち姿で写っているのが、この教会のオルガニストのひとりで、
今回のアカデミーの講師の一人、ジャン・ピエール Gean-Pierre Griveau
オルガンの歴史を説明してくれたあと、得意の即興で楽器のデモンストレーション。
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大オルガンに比べたら、決して見た目的には目立たないこのオルガン、
しかし、その音色は本当にとろけるようなロマンの薫り。
天国のコーラスを聴いているかのような繊細な響き。
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即興の上手なもう一人の講師、ミシェルも乗り出して、大オルガンに登っていったジャン・ピエールと即興でかけ合い!教会の空間を最大限に使った、前後、上下からの響きの対話、永遠に続いて欲しかった~☆
この響きは本当に、フランスのカテドラルに来ないと体験できません。来てよかった!
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このコワイア・オルガンだけでももう大大満足でしたが、皆でランチを食べた後は、今度は大オルガンの演奏台までの長い螺旋階段を延々と登って食後の運動をし(笑)オルガンの内臓を見学させてもらいました。何階建てにもなっている内部。ここはパイプが収められているところ。
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パイプの、ほんの一部。
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これはオルガンの肺、ふいご。オルガンが巨大だから肺もこんなに大きい。
足踏みでも動かせます。
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正面パイプの後ろにあった、バーカーレバーという装置。もちろん、ここだけでなく、あちこちについていました。この装置の発明のお陰で、オルガンが更に巨大に、シンフォニックになっていけたのです。
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さて、みんなで夕方遅くまでたっぷりと見学した後、私とアレックスだけ居残り(笑)。
実はこの翌日、このオルガンでコンサートを弾かせていただけたのでした。
こちら、コンサート中に撮ってくれた写真拝借。
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私もアレックスも、カヴァイエ=コルの楽器でコンサートを弾くのは初めての経験。
教会の鍵をもらって「一晩中弾いていい」といわれて、私たち大興奮。
カヴァイエ=コル独特のいろんな装置や、音色の組み合わせ方を色々と試しながら、いちいち感動し、翌日演奏する曲の音色作りをしていたら、気がついたら夜の2時だった・・・・。途中でホテルのチェックインに行くのに気がつかなかったら、たぶんここで寝る羽目になってたに違いない・・。
ちなみに翌日、「2時まで練習してしまいました」と伝えたところ、「先週のオルガニストは朝7時までやってたよ」と言われた。上には上がいるもんだ。
こんな演奏台を一晩で把握するのって、慣れてないと結構大変(汗)。
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それぞれのソロと連弾曲を混ぜ合わせた、そして少しイタリアの作品も紹介しながら、
貴重なコンサートの体験をさせていただきました!!
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またゆっくりと、一週間くらいじっくりと篭って弾かせてもらいたいな~。
あまりに過密スケジュールで街もぜんぜん見られなかったし。
(大きな河が流れているのを、絵葉書で葉書で知った)

教会のまん前にあるカフェで食べたこのタルトタタン、「一番」でした。
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by organvita | 2013-10-09 17:09 | ドロミテ・オルガン・アカデミー | Comments(0)
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