南ドイツ・オルガンアカデミー 4 オットーボイレン

拠点にしていたロートの町からバスで1時間弱。
オットーボイレンへやってきました。ここはその修道院教会。
小さな小さな村にドカンと巨大な教会が建っていることにまず驚きます。
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中に入れば、絵が描いてあるのか彫刻が張り付いてあるのか区別がつかないほど、
立体的な装飾が天井から迫ってくる感じ。
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祭壇の左右にはふたつのオルガンが向かい合って設置。
左側のほうは男性修道院に繋がっているため、基本的には女性は入れません。
というわけで、右のオルガンを見学&試奏させていただきに来ました。
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このオルガン、実は演奏台がトンネルの中に置かれたような設計になっています。
まずはオルガニストのヨゼフさんが、音色をデモンストレーションしてくれました。
そのあと、一時間しか頂けなかった見学時間をみんなで順番に弾き合いました。
たった一時間、されど一時間。本当に素晴らしい楽器です。来てよかった!
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こちら、ゴージャスな演奏台。
オルガン:
リープ Karl Joseph Riepp 1762-1766年 制作
4段鍵盤+ペダル 約60ストップ
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リープは、オットーボイレン生まれのオルガンビルダー。ストラスブールでアンドレアス・ジルバーマンという名工から大きな影響を受け、フランス・スタイルのオルガン建築芸術をドイツに持って帰ってきたとして重要な人。
ちなみに、フランス滞在中にはワイン栽培にも従事しており、ブルゴーニュ地方で栽培していた葡萄をドイツに持ち帰ったのだった。ボーデン湖畔で「ブルグンダー」という名前で今栽培されている葡萄は彼に由来します。
オルガン作ってワイン作って弾いて飲んで。。。いい生活だなあ~。
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「ちっ。重いぜ、このオルガン。」



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by organvita | 2013-09-07 06:38 | ドロミテ・オルガン・アカデミー | Comments(6)
Commented at 2013-09-08 05:26
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by woodstove at 2013-09-08 09:14
愛さん こんにちは。  凄い荘厳なる装飾ですね。
これを作った職人さん達にお会いしたいですよ。。。。もう、お亡くなりに
なっているでしょうが。。。 (^ ^;)

>「ちっ。重いぜ、このオルガン。」
この一文に、愛さんの茶目っ気が現れてますね。。。大笑いでしたよ。(^^)
Commented by あきみくママ at 2013-09-11 02:20 x
いつも楽しく拝読しております。
ところでこの椅子は、お尻の収まり具合はよいのですか?落っこちたりしないのですか?オルガン本体よりも気になって…。
Commented by organvita at 2013-09-13 01:11
鍵コメちゃんへ。
驚くでしょ~!?このオルガンビルダーの記事をさーっと黙読してて、ワインの話が出てくるから、??と思って読み返したらそういうことだった(笑)。なんかのんびりしてていいよね、ヨーロッパ☆
Commented by organvita at 2013-09-13 01:27
woodstoveさんへ。
本当に、昔の職人さんって、すごいですよねー。それができる経済的&文化的な背景があったからでしょうけど、時間かけて丁寧に作ってる感じしますよね。
この「重い」人、泳いで耳に入った水を抜いてる格好にも見えるんですけど・・・爆
Commented by organvita at 2013-09-13 01:29
あきみくママさんへ。
コメントをどうもありがとうございます!
いいところに目をつけてくださいました!そうなんです、この椅子見たとき、うわ、座りにくそうって思ったのですけど、実はこのオルガン、ペダルの横幅が普通よりずっと広くて(普通は手鍵盤の幅と同じ)、近いはずの足の鍵盤がすごく遠かったりするのですが、この椅子だと太ももの自由が利いて上手く届くのです。よく考えてますよね!
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