バリのオルガン Bari

ずーっと南へひとっ飛び。プーリア州のバリで弾いてきました。
ここはサンタ・クローチェ教会。駅の近くのモダンな、ステンドグラスの美しい教会。
波打った形の天井に合わせて、オルガンも波打った曲線のデザイン。
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オルガンはフリウリのF.ザニン工房製。
1996年制作。3段鍵盤+ペダル。31ストップ。        
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音色を選ぶストップ部分には、手書きのかわいい絵が描かれています。
ザニンの楽器は鍵盤のタッチが気持ちよくて好き。
アレちゃんと、連弾+ソロを交えたプログラムを、楽しく弾かせていただいてきました。
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ここは、ドイツ時代に同門下生だったオルガニスト、フランチェスコが主催している
オルガンフェスティバルがあり、そこに呼んでいただいたのでした。
南イタリアの果てで、北ドイツの果ての懐かしい留学時代の話なんかで盛り上がり、
美味しいものを食べ、コンサートに行ったのに教会では受難節のために一日中ミサ&
イベントがあったため殆ど練習時間がなく(汗)、・・・お陰で観光ができました(笑)。
こちら、観光編。
バリの旧市街は、こんな細い道で張り巡らされていて、気ままなお散歩が楽しい。
そこに洗濯物が所狭しと翻る。洗濯物をみているとどんなひとが住んでるかわかります。上からビニールが被せてあるのは、きっと上階からの水滴を避けるため?!
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プーリア州の民芸品を売るお店。バリのシンボルマークは鶏。
鶏マークのお皿や原色のカラフルな置物とかプレゼピオがかわいい!
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路地でみつけた「なんでも商店」。この白いお菓子は、プーリア州ではイースターには欠かせないお菓子なんだとか。軽いビスケットに白砂糖がかかっただけの、懐かしい味。
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バリといえば、イタリア人がすぐに連想するのが「サンタクロース」。
イタリアではバリの聖ニコロが、12月6日にお菓子を持ってくる、という風習があります。その聖ニコロを祭った教会がこちら。もちろん、バリの町の守護聖人でもあり、街の至る所で祭られてました。
もともとはロシアの聖人だったのを、イタリアのバリに遺骸が移されたんだとか。
教会の地下礼拝堂に祭られています。そのため、周りにはイコンとかロシア風なものが置かれてちょっと異国情緒に溢れていました。
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日曜日の朝、海が見える港で、小さな魚市が。
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これはウニ。日本のよりも小振り。
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念のためにと張り切って水着持参で行ったものの(爆)、北のおらが村とあんまり変わらない寒さで、4度・・・。
でも青い海が開放的な気分にさせてくれました!
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Commented by yuuk at 2013-03-29 04:16 x
素焼きのツボとかが、すっごく南っぽいなあ。
ふふふ、洗濯物干にかかってるビニールシート、ここでも使ってる人多いですよ。だって、上の階からゴミやらパン屑やらが落ちて来るから(爆)
オルガンのお話しながら、私の目は魚市場に釘付け〜!
実は同居人のひとりがバリの方の人なんですが、海沿いの町なので、そこではみんな生のお魚食べるんですって!うらやまし〜!!!
4度ですか・・・寒いですね〜。
こちらもそこまでではないですが肌寒く、毎日雨でどんよりしてますよ〜。
パスクエッタは晴れるかな?
Commented by organvita at 2013-04-03 06:09
素焼きのつぼ、担いで帰りたかったんですけど、重量規制が厳しい格安飛行機だったので泣く泣く諦めました・・・。
ビニールシート術、トリノでもあるんですね(笑)。ゴミよけとは!水滴よけなんて考えが甘かった、私(爆)!!!
良いイースター休暇を過ごしましたか?!
by organvita | 2013-03-24 08:56 | 見た弾いたオルガン | Comments(2)

北イタリア・ドロミーティ渓谷で暮らすパイプオルガン弾き吉田愛のスローライフを綴っています。猫のバンブー♂も度々登場。


by organvita
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