オットーボイレンのバジリカ
2012年 03月 28日
北西に一時間。オットーボイレン Ottobeuren という町で、コンサートを弾いてきました。
おらが村からは車で約5時間の旅。
のどかな牧草地帯を抜けるアウトバーンを飛ばしていくと、
遠くからでもこの町のバジリカの二本の塔が見えてくる。
このバジリカには、ベネディクト派の大きな僧院が隣接しており、今でも20名程度の修道僧が暮らしているとか。
巡礼教会としても有名なほか、最近日本でも見かけるようになった、ドイツの浴槽剤、
「クナイプKNEIPP」(超お勧め。私、ドイツに行くとまとめ買いします)の創始者、
クナイプ牧師の生まれた町としても知られ、バジリカの近くには、クナイプ療法が体験できる公園もある(しかし私は練習に必死で行けず・・・泣)。
荘厳な教会とは不釣り合いなくらい、町は小さくとってもかわいらしい。
教会すぐ脇の町の広場。すぐ後ろには牧草地帯が広がっていて、
春の肥料の匂いがほんわか漂ってくる☆。
バロック&ロココ様式がぎゅっと詰まった内装に、入った瞬間から圧倒される。
遠くに見えるけど、近づけばたぶん天使は等身大くらいあるに違いない。
隙間がないほど溢れているのに、ゴチャゴチャした印象がないのが素晴らしい。
祭壇に向かって右と左に、それぞれ独立した二つの楽器が向かい合って鎮座している。
18C南ドイツオルガン製作家、K.J.リープ Karl Joseph Riepp(1710-1775)の傑作。
実は10年くらい前、留学先の音大のオルガン科学生のツアーで一度来ているんですが、まさか同じこの場所に、(しかも)イタリア人の旦那と南からやってくることになるとは、当時はとてもとても思わなんだ・・・。人生マジわからん。
女子は入っていくことができないんです!私にとっては一生夢で終わる楽器(爆)。
いくつもあるわけで。。。この教会でコンサートを弾けたわけではないのであった(爆)。続く。
←今日もご訪問ありがとう。
それにしても、見事なドイツ・バロック・ロココですね。町のシンプルな外観からは、ほんと想像もつきませんね。
専科の学生さんたちのツアーで見学にくるほどのオルガンのある教会・・・の町でのコンサート、続報楽しみにしていまーす!
それにしても女人禁制とは。。。。僕が代わりに弾きましょうか。。。って無理ですわな。(^^;)
オチが自分でも笑えてしまうのですが、100年後にはビックになってここで弾かせてもらえるように修行続けます~(爆)!
ゴージャスなこの教会、めっちゃ寒かったんですよ。オルガンのパイプから温風が出てこれば良いのにって夫と話してましたが、可能ですか?!笑。woodstoveさんがオルガン弾く可能性のほうが、私が鉄を打てるようになる可能性よりもずーーーっと大きいですっ!
カメラにすべて収まりきれなくて、どこを向いてとっても画面いっぱいに芸術が溢れてました。オルガンも絵のように、国によって音の色合いとかセンスが違ってくるんですよ^^。だから聴き歩くだけでも楽しいのです☆
コメントありがとうございます☆全くその通りです!目で楽しみながら耳で聴く、贅沢な時間ですよね。
こんばんは!そうでしたか!さすが、見逃しておりませんねっ!いつか是非修道院側のほうに潜入してレポートしてください~!!
写真を拝見して一度訪れてみたくなりました。ありがとうございます。
コメントをどうもありがとうございます!
ここを訪れた時に修道院の売店でそのCDが売っていて買いました☆オルガンで即興してくれるジャズピアニストは多くないので、しかもこの素晴らしい楽器での演奏、貴重ですよね!!