村に初雪&停電8時間
2010年 10月 27日
朝カーテンを開けたら雪国だったとき。
完全に冬だと諦めたとき:
全然降り止まないとき。
さっさと用意しとけばよかったのにと後悔したとき:
車が夏タイヤのままで、どうにも動けなくなったとき。
イタリアだなと思ったとき:
急な雪に対処できてなかったのか、夕方まで除雪車が通らず、大通りも大変なことになってたとき。
山に住んでいるんだなと実感したとき:
ここから下って30分くらいのところへレッスンに行くはずが、この雪で車が出せず、
断りの電話を入れると「あら、そっちは雪なんですね」とあっさり言われたとき。
イタリアだなと思ったとき、その2:
お昼前から夜8時まで、谷全体が完全に停電状態になって孤立したとき。
イタリアだなと思ったとき、その3:
この非常事態で困っているのに、割と呑気に散歩したり外でおしゃべりして楽しんでいる人たちをみたとき。
こんなの普通なんだなと諦めたとき:
数年前に丸3日停電が続いたことがあるんだよ、と自慢げに聞かされたとき。
電気の有り難味を感じたとき:
電話もお湯も(我が家は電気でお湯を沸かすシステム)洗濯機も部屋の明かりも
コンピューターもテレビも冷蔵庫もドアホンもなにもかも使えなくなったとき。
薪ストーブでよかったと思ったとき:
凍死しないで生き延びたとき。
今日は運動したと満足したとき:
30センチ積もった雪を掻いたとき。
オルガンは電気で動いているんだなと学んだとき:
オルガンのレッスンが出来なかったとき。
いつか「ここ掘れチュンチュン」啓示があるだろうなとほくそ笑んだとき:
雪で餌のない雀がベランダにパンを食べにきていたのをみたとき。
日が暮れても部屋に明かりが灯せたとき。
夜8時になってやっと電気が通ったときに、
「ロウソクの方がきれいだからもうちょっと電気消しといて」と言われたとき。
ロウソクの明かりだけじゃ頼りないなと思ったとき:
トイレに行ったとき。
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もうすっかりイタリア人だと思いますよ。。。。。(^^ゞ
(今朝は濃霧で見えませんが)私の部屋の窓から見える一面のアルプス山脈も、もう真っ白ですもん。雪はなくとも、私的にはもうここも冬だわ〜。
みなさんがおっしゃってるように、楽しまれてたらいいんですが^^;。
私は今回の記事を、ただ淡々と、そうだよね〜、ほんとにね〜と、自分の日常(のあきらめ)と重ねて、共感しながら読んでしまいました、ははは。
でも、雪→停電と読んで、「薪ストーブでよかったね!!」って、ほんとに思いましたよ〜!薪ストーブ、万歳!!
(あ、ここのうちはね、暖房を入れたとしても、室温設定は17度ということが判明。だからまだまだ暖房は入りません。冷静なあきらめの境地でコロコロになるまで着込み、早く次の家を〜と思ってるとこです^^;)
ちなみに私はorganvitaです(笑)。おごしゅさんとwoodstoveさんのところでコメントが交差してましたからね~ふふふ。
この国に来てまだ4年ちょっとですが、辛いこと嫌なことも笑ってしまおうという生活のノウハウを勉強したような気がします(笑)。(だからイタリアいつまでたっても進歩しないんだと思いますが、まあそれも彼らの文化・・・わはは)
東京じゃ8時間停電なんていったらもう大ニュース&大問題になりますよね!比べてはいけないのですが、いかにのんびりしたところでのんびりした生活を送っているのかを痛感しました(笑)。上のwoodstoveさんへの返信にも書きましたが、苦境も笑い飛ばしてネタにしてしまうイタリア人の生活のノウハウを覚えつつある今日この頃です。
でも日本は地震もありますからねー。防災道具やマッチ&ロウソクは常備しておくことを、今回の経験からも是非お勧めいたします(笑)。
町に雪が降るのも、きっとそのうちですよ~(といって脅かす私・・・ぷぷぷ)。わかって戴けて嬉しい、この感じ。。。
マンションの部屋の設定が17度になってるんですね。それは心強い!この家はそういう設定のない古い家なので、真冬に数日留守にして帰ってくると外とあんまり変わらなかったりします(汗)。
ところで絵画展、あと数日ですね!行けたらよかったんだけど!また是非様子などレポートしてください~!興味深々!
ふいごつきの(ってことは歴史楽器ですね)オルガンでレッスンされてるなんていいですねー!ほんと、昔はきっと寒い教会で、ロウソクをふいご師にもオルガニストの譜面台にも、それから暖炉用にもきっと沢山焚いて弾いてたんでしょうね。
この日電気が使えなかったので家で静かにチェンバロ練習してたんですが、ロウソクがあるから楽譜はかろうじて見えるとはいえ、チェンバロの部屋は暖炉から遠くて寒くて、なんだかむなしくなってきて練習やめました・・・。まだまだ「古典奏法」の粋に達せずにおります。わはは。
いやーでも別にだからってロマンチックな雰囲気だったわけでもなく・・・^^;)。「このロウソク立てはトイレに行く時用」とか勝手に決めて、出もしないのにわざわざトイレまで歩いていったりしてましたね、釣りキチ・・・笑。幸せな人です。
わはは!山歩き用のヘルメットですか!
marcheselliさんが旦那様と、そのヘルメットかぶったまま夕飯食べたりお風呂に入ったりしている姿を想像してしまいました^^;)。
でもロウソクよりもその方が機能的ですよね。我が家も買っておこうかなー。
ごめんなさい、かなり笑ってしまいました。。。
でもこの状況下でも小鳥さん達に優しい愛さまは偉いです!
ここほれチュンチュンの日も近いはず。
宝くじ当り券とか、くわえてきてくれるかもしれないですよ。
雪かきも腰を痛めたりしないように、ご自愛くださいね。
うちもパン撒いてみようかしら。
些細なことですが、ほぼ納得、同感しました!!
笑っていただけて本望です(笑)。
こんな田舎でひっそり暮らしていると、鳥が飛んできてくれるのがほぼ毎日の生きがいになってきております・・・^^;)。
宝くじ券、いいですねー。でもどうせなら紙幣を直接加えてきてくれたらもっとありがたいですね。落としていってくれるのは糞ばかりですが、気長にがんばります?!
了解です。大物が掘り起こされると期待しててください?!
鳥、いいですよー。パンでもゴハン粒でも、巻いてみてください。糞が玉に瑕だけど、なんだか心癒されます。たかが雀でもそれぞれ性格があって、仕切り雀とか気弱雀とかおっとぼけ雀とか、笑えます。
たぶんこの日、トレントは雨だけだったと思います・・・。
やっぱり標高高いんですね、ここ。
ここ数日の雨でほとんど溶けちゃいましたが、せっかく雪かきしたのに努力の結晶まで流されてしまってちょっと悲しい・・・?!
でも東京で鳥寄せをしようとすると、まずはカラスが来る気がする・・・
あ、確かに、東京はカラスが・・・。細かいパン屑程度だったらスズメちゃんだけ来てくれるとか・・・って都合の良いことないですかねえ?!
ウチの子たちはパン屑が大好きだけど、ひまわりの種を置くと色んなきれいな鳥が来たっていう友達もいますよ(^^)。