木のある生活

上の階に住むおばあちゃんの息子達が、おばあちゃんのために薪を集めてきた。
このミニトラックに3回分。数日かけて往復してました。
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おばあちゃんに聞くところによると、これらの木の枝は、谷の住民なら、まず谷の森管轄局へ出向き、薪を拾いたい旨を申請すると、拾ってよい地区を指定されるんだそうな。
で、落ちている枝なら、好きなだけ無料で拾っていいんだって。その指定された地区によって、ラッキーゾーン、そうでないゾーンが年によって色々らしく、また急斜面に折り重なって落ちている枝の横枝を裁断しつつ、一本の棒にしていくだけでも大変な作業らしいけど、タダでもらえるし、山も綺麗になるし、一石二鳥。
拾って集めたらその一角に数ヶ月&数年置いておいて乾燥させ、それからこうやって、
自分で車で家まで運び、そして暖炉の長さに切断。

おばあちゃんの孫が、夏休みを利用して、ここ数日、毎日やってきては朝8時から夕方まで、ずっと切断作業してました。えらいぞ!
私のベランダまで、切ったばかりの木の匂いが漂ってきます。
暖炉の長さに切った薪は、車庫の脇に積み、夏の乾燥した空気で更に乾かします。
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私たちは、山に入って薪探しする根気も車もないので、いつも大家さん=大工さんから安く分けてもらってますが、まだ今年の分を注文するのを忘れてた!!早く電話しないと!


木といえば、夫の工房で今、イタリアの某音楽院の為に、ドイツ・バロック時代のジルバーマンという人のオルガンに真似た楽器を作っています。26ストップの、割と大きな楽器。個々の部品が出来上がりつつあり、工房の一部屋で、それらを組み立てはじめました。
背が高くて圧巻。ここで全て組み立てて完成させ、それから一度解体し、現地へ運び、
また立て直すのです。
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こちらは、それと平行して作業している別のオルガンの一部。
ヴェネト州の某教会の歴史オルガンの修復。
状態が悪く、中の木も虫に食われまくりだったので、その虫食い止め作業をしています。
よっぽど新しい楽器を作った方が早いところですが、古い素材を大切に出来る限り活かしつつ、また息を吹き込んで音が鳴るようにしてあげるのは、かなーり根気が要る作業。
夫、かなり参ってますが、がんばってます(笑)。
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工房の床に落ちていた木屑も、こうやって写真に収めてみると美しいですね。
木に囲まれて吸い、木で建てて住み、木を燃やして暖まったり食事を作り、木を奏でて聴き・・・と、人の生活は木と繋がっているんだなあ。
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by organvita | 2010-07-12 21:16 | ドロミテの生活
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