オルガン工房見学会

学校夏休み中の、オルガン&ピアノの生徒さんの為に、オルガン工房見学会を催した。
工房の仕事終了時間に集合し、邪魔にならないようにこっそり見学するつもりが、
アンドレア社長自ら出てきて説明を始めてくれた。(私じゃあ頼りなかったのね。笑)
今製作中の2台の小さなオルガンの制作過程を見学。
こちらは、鍵盤とパイプの関係を説明中。どうやったら音が出るのかな~?!
オルガン工房見学会_f0161652_16202857.jpg
日本ではまだ珍しいオルガンという楽器も、こちらの子供にしたら身近にある存在。
だって、教会のミサへ行けばいつもオルガンが鳴っているのだから。
「オルガンを見にいこう!」と言った時、さすがに「オルガンってなあに?」という子供はいなかった。しかし、かといって、じゃあどういう風に音が鳴るのか、どうやって演奏するのかまできちんと知っている人は、大人でも意外と少ない気がする。
しかも日本だと、「オルガン珍しい。→じゃあ一度聴いとくか」となるのかもしれないが、こちらの人にとっては普通すぎて、特に興味がなければ、改めて意識する存在ではないのかも知れないし、正面から「触れる」機会はやはりそう多くはないのかも。
見学に子供を連れて行くと言ったら、珍しい機会だからと一緒に参加した親も数人。

こちらは、見学の私たちのために、まだ鳴る状態ではなかった木製のパイプの歌口を削り、音が鳴るように手を入れてくれている所。
Eちゃんのパパ、子供を差し置いて、最前列で身を乗り出してます(笑)。
オルガン工房見学会_f0161652_1649491.jpg
はい、音が鳴るようになりました~!ポポ~♪
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イタリアパパママたち、子供のための見学会ということも完全に無視(笑)、すっかり自分モードで感動し、自分の素朴な質問をアンドレア社長に浴びせまくる。
アンドレアもさすがその道のプロ、ものすごく専門的な解説だけど的確に説明。
私もはぁ~そういうことだったのか~!と改めて勉強しちゃたりして。たはは。

ということで、大人の、しかもオルガン弾きの私にも丁度良い程度の濃厚な見学会は、
きっと最年少6歳の女の子もいた子供たちにはかな~り難しかったかと思うけれど、
一時間じっと聞き入っていた様子でした。

はっきり言って、いいんです、完全に理解なんか出来なくたって。でも本物に触れてきっと何かを感じてくれたと信じつつ!
次回はでも、大人と子供部門を分けようと反省。でしゃばりまくるイタリアパパママの前では、いつも賑やかな子供たちも、さすがにそこに割り入って発言する勇気なし(笑)。
ちなみに、微妙なお年頃の13歳のDくんに「説明わかった?」と聞いたら、
「8分の3わかった」だって。てか、どこから来るのよ、その微妙な数値?!

ピアノの生徒たちとは、夏休み中に一度、ピアノのレッスンをオルガンでする約束をしてます。普段ピアノで弾いている曲をオルガンで試せば、楽器の違いもよくわかるでしょ?!
少~しずつオルガン人口を増やそうとする、オルガニスト愛の極秘計画遂行中?!?!


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Commented by オルガン探検家 at 2009-07-23 08:42 x
8分の3かぁ、やるなぁ!
おいちゃんはイタリア語判らないので7分の0だね!
Commented by Tsuyoshi Ono at 2009-07-23 17:32 x
オルガンは外から見えないところでも音が鳴っているし、どのパイプが鳴っているんだと思うとオルガンの概観を見ているだけではわからないし、こういった見学会って私は興味津々。
でもイタリア語は嫌いではないけど、数と挨拶程度の言葉しかわからないから、私は120分の1位かな。(なんだその数値?)
イタリアに7年暮らして日本に帰ってきたお友達がいますが、たまにイタリア語で会話している夢を見るそうです。不思議では無いんですが、頭の中がこんがらがってしまいそうで。organvitaさまの日常会話や夢で出てくる会話のイタリア語の出現度はどの位でしょう?
Commented by emilia2005 at 2009-07-24 00:49
見学会に参加したいです!!!クリック☆
そう、私もオルガンの鍵盤とパイプの熱い関係を知りたいんです。
ピアノは内部を見ているので音の出方がわかるのですが、オルガンは
いったいどうなっているのか?知りたくて、私もでしゃばりママになりそー。
Commented at 2009-07-24 00:53
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by organvita at 2009-07-24 18:33
オルガン探検隊さま、わはは!そういえば昔、「8分の5チップ」っていうポテトチップスありましたよね・・・突然思い出しました・・。
Commented by organvita at 2009-07-24 18:35
Onoさま、わかります。私もたまにイタリア語の夢見ますよ。不思議と、イタリアにいる夢だとイタリア語、ドイツにいる夢だとドイツ語、日本人としゃべってる夢は日本語みたいです。でも夢の中の語学力は決して現実よりも進歩していないので大したことないです・・・笑。
Commented by organvita at 2009-07-24 18:39
emiliaさまへ。ぜひぜひでしゃばりママとして(?!)参加してください^0^。また改めてメール送りますね。ありがとうございます^^。
Commented by Tsuyoshi Ono at 2009-07-25 01:56 x
organvitaさまは言葉と鍵盤楽器は自由自在。やはり宇宙人と言っておきましょう。なので自然の中で暮らすのが一番なのかな?
え~っと。7月24日金曜のお昼休み時間はなんとminecoさんが東京オペラシティにて、ayakoさんが神奈川県民ホールにて、それぞれ、コンサートだったのです。ほぼ同じ時間帯。うっひゃ~。どっちも行きたいのに。。どうしたらいいの。。って悩みました。仕事中のランチタイムのひと時とはいえ、距離が遠い。。んで移動時間の問題にぶち当たり、両方とも諦めモードでした。でもなんと、当日になって時間の調整ができたのです。ぅんっじゃ、どっちへ行こうっかなっと。また悩みました。
結局、時間調整して行ける距離と、初めて聴く場所だとの理由で、minecoさんに決定・・・ ayakoさんごめん!!
「ヴュジュアルオルガンコンサート」なので、演奏台両サイドの2台のカメラが、鍵盤や足ペダルをそして横顔の表情まで撮ってました。その様子が会場の大きなスクリーンに映しだされて。ぐっと近くで、minecoさんの演奏を体感したのです。見ている方はかなりどきどきでしたね。。Cuteな女性に弱い私だけの話かな?
Commented by organvita at 2009-07-26 08:36 x
Onoさま、好きなオルガンコンサートが同時間に重なるなんて!しかし東京はいいですね~☆
ヴィジュアルコンサートはスクリーンが出て、目でも楽しめるので良いですよね。あそこで演奏させていただく時には、お化粧とか靴のよごれとか気になってしまうんですけど、minecoさんならバッチリこなしていたことでしょう!
Commented by Miekina at 2009-07-27 08:49 x
オルガン工房の見学って楽しそう。私も参加したいくらいです。
そうそう、子どもには全部理解出来なくても、頭の片隅に、記憶の一片に残ってくれればOKだよね。それが将来何かの役に立つかもしれないし。
しかし「8分の3わかった」ってどういう感覚?イタリアと日本の違いをここでも感じるわ~。
by organvita | 2009-07-22 17:17 | オルガン工房 | Comments(10)

北イタリア・ドロミーティ渓谷で暮らすパイプオルガン弾き吉田愛のスローライフを綴っています。猫のバンブー♂も度々登場。


by organvita
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