オルガンの嫁入り その2

先日嫁入りに旅立っていったオルガンを訪ねて来た。
サヴォルニャーノ Savorgnano という、ポルデノーネ市に近い、フリウリ州の教会。
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教会に入ると、おおーーー!!娘がおったぞー!
工房で見ていたその姿よりもはるかに立派に見える。こんなルックスだったとは!
一週間ですっかり外枠は出来上がり、正面パイプが並んでいた。
教会のベンチの上には、中身グッツたちがオハコ入り待ち。
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このオルガン、かなりの特注。 というのは、そもそもこの場所には、この壁と外からの扉しかなかった。この壁にバルコニーを新しく造る予算&スペースなし。かといって、他に
オルガンを置ける場所もなし。で、アンドレアのアイディア。この外からの扉の手前にもう一つ扉を設け(二重扉になる)、その間の上の部分にオルガンを載せよう、と。
それで、この写真で見えている門構えも一式、全て工房で作っていた。
演奏台は上に配置するスペースがないので、地上に取り付けられ、その間は長~いトラッカーで繋がれることになる。(鍵盤:メカニック式、ストップ:エレクトリック式)
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教会のデザインに合わせた装飾があちらこちらに。
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足場を組んだこの機会にと、天井掃除&修復のおじさんも。
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床との接着面を補強するパオロ。宜しく頼んだぞ。
ここには写っていないが、かなりの大木で支えられ、床にはドリルで穴が。
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恐る恐る上に登ってみた。
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オルガンの内臓はまだ空っぽ。夫は釘を持ってあっち行ったりこっち行ったり。
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オルガンの中側から見た正面パイプ。この手前にもパイプがずらっと並んでいく予定。
音が聴けるのはいつかな~?!
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by organvita | 2009-04-08 08:49 | オルガン工房 | Comments(8)
Commented by njs2005 at 2009-04-09 01:59
いや~マジで凄いッス!旦那様・・・パイプオルガンって楽器であって
楽器じゃ無いッスネ・・これは完全に建築物・・歴史的建造物・・・
う~ん・・・なんて言ったらピッタリかいな・・・
歴史的美術工芸建造神物楽器?完成した瞬間から歴史的・・・

ア~駄目だ、俺のボキャブラリーではピッタリの言葉が出てこンデス。。。
Commented by yuuk at 2009-04-09 04:20 x
この記事が読めて、本当に嬉しいです!
ほんと、オルガンって、楽器というだけじゃなくって、建物の一部、というか、教会の空間自体が、オルガンの一部になってしまうものなんですね〜。
最後の写真、箱の中からのものですよね!
いつもはこの外側から、「中、どうなってんだろ〜」って見てるんだな〜って思ったら、写真見てて、ドキドキしてきました!
嬉しいです、様子が見られて。本当に、ありがとうございます!^^
Commented by organvita at 2009-04-09 06:29
njs2005さん、わはは!でもその表現なかなか鋭いところを突いていると思います!これからはこれでいきましょ!
ほんと、見ても聴いても美しくないといけないから、オルガンって奥が深いですよー。山瀬山小屋にオルガンも作りませんか?!
Commented by organvita at 2009-04-09 06:33
yuukさん、お待たせしました。玉手箱の中身です(笑)。といっても、まだほとんど空っぽでしたが!(でもそのほうがわかりやすかったりして!)もうちょっとここが近ければ、もっと細かくレポートできるんですが・・・残念!ちなみに、着々と中身は詰まってきているようです!
Commented by emilia2005 at 2009-04-10 04:17
オルガンを作るのも凄ければ
設置するのもこれまたスゴイですね。
とても貴重な写真を拝見して感動しています。
モデナの教会のオルガンも
こうして設置されたのでしょうね。感無量。
Commented by ちびっちょ at 2009-04-10 22:42 x
素朴な外観の教会とは裏腹に、組み込まれていくオルガンの迫力。
いつもながら愛さんの写真はとてもいいですね~♪
オルガンという楽器のダイナミックさにあらためて感動しました。
ちびっちょはあまりにも単純な中身ですから~^^;;;。
また遊びにきまっす!
Commented by organvita at 2009-04-13 07:04
emiliaさん、喜んでいただけて私も嬉しいです。はい。どんなオルガンでもこのような過程を経て設置されていくんですよ☆ そしてその後は、いいオルガン&大切に使われていくオルガンなら数百年も響き続けます。
モデナ近辺にも貴重な楽器が多いですよ^^。
Commented by organvita at 2009-04-13 07:08
ちびっちょちゃん!久しぶり!嬉しいコメントありがとう。
いやー逆に「ちびっちょ」のシンプルな外見&中身は、それだけに奥が深いよねー!素人目にはどれも同じように見えるけど、弾くと全然響きが違うしね。弦楽器もまさに芸術品だよ!
そちらの更新も楽しみに待ってるねー☆
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