大阪羽曳野市、はびきのMホールのオルガン

6月の思い出、その1。

大阪羽曳野市のLICはびきのホールMで、
パイプオルガン・デュオ・コンサートを弾かせていただきました。
初めて訪れたこちらのホールに足を踏み入れると、
この美しい楽器が待ってくれていました。

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オルガンはスイスのフェルスベルク社製。
18世紀のドイツの建造家G.ジルバーマンの特徴的なオルガンケースを模倣した
均整の取れたデザインには、羽曳野市の象徴でもある
ブドウと白鳥の彫刻が掘り込まれています。
ヤマトタケルが白鳥の姿になって空を飛んで舞い降りた場所のひとつが、
今の羽曳野市の古市付近といわれ、
羽(はねが)、曳く(ひく)がごとくという白鳥伝説にちなんで
羽曳野市の地名がつけられたのだそうです。
ホール近郊にはたくさんの古墳がありました!

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約640席の明るい雰囲気の客席。

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オルガンは3段鍵盤+ペダル。43ストップ。
バロックからロマン派時代まで、どんなタイプの作品の演奏にも
適しているストップ配置と、その操作を助ける補助装置が充実しています。
各ストップに施された個性的で暖かい音色は
それが単独でも複数ででもきれいに溶け合うような整音が施されていて、
ちょっと特別なワインを飲んでいるような気分。
「味のある」音色作りができて楽しかったです。

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コンサートの舞台は、私たちが曲にイメージした色で
一曲一曲を美しく飾ってくださいました。
しかも演奏風景がスクリーンに映し出されたので、
観て聴いて楽しんでいただけるような楽しい企画でした。

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LICはびきのホールは日本でも有数の、オルガン事業に力を注いでいる名門ホール。
プロのオルガニストのコンサートはもちろん、
地元出身のオルガニスト育成にも力を注いでいて、
オルガン講座で学んだ方々がまた次のオルガン世代の育成に貢献していくという、
理想的な形を作ることに成功しているホールのひとつです。
また国内外からの著名な名教師によるオルガンアカデミーも開かれているので、
関西を中心にオルガンファンなら恐らく一度は行ったことがあるのでは?!


そんな環境をここまで築いてこられたお二人、
ホールオルガニストの土橋薫先生と、オルガン事業担当の大野さん。
コンサート後に記念写真☆

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ホールの皆さま、聴きにきてくださった皆さま、
楽しいひと時をどうもありがとうございました!

さて、今週末にもオルガンコンサートが企画されています。

その名もCinema x Pipeorgan!映画音楽をオルガンで!
「宇宙戦艦ヤマト」とか、絶対オルガンがカッコええでえ☆☆
ぜひ聴きにいってみてくださいね!


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# by organvita | 2018-11-15 09:02 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)

村の伝説「魔女の平原」

ドロミテの伝説が綴られた本を読んでいたら
おらが村が舞台の魔女の話を見つけました。
そのお話を私流に日本語に書き換えて
JITRAのHPで御紹介しました。
ここを↓↓クリックしてぜひ読んでくださいね☆

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# by organvita | 2018-11-14 05:54 | ドロミテの生活 | Comments(0)

松本ザ・ハーモニーホールのオルガン

松本駅から大糸線に乗り換えて10分。
島内駅前にすぐ広がるヒマラヤ杉の公園に静かに佇む
松本市音楽文化ホール(ザ・ハーモニーホール)。

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盛岡から電車を乗り継いで訪れたこちらの町は、
どことなく盛岡ともドロミテの村とも空気が似ていて、すぐに好印象☆
日本アルプスが遠くに見える、静かな歴史ある町。
少し色づき始めた公園が一面に見渡せる美しいホールロビー。

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約700席あるこちらのメインホールで恒例行われている
「夜オルガン」コンサートシリーズで演奏させていただきました。

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オルガンは北ドイツ・ハンブルクに工房を構える老舗、
R.v.ベッケラート社、1987年制作。
3段鍵盤+ペダル 43ストップ。

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整然とした扱いやすい演奏台。

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とにかく美しい響きのホール。
パイプの音が素直に伸びてとっても弾きやすい☆
大型のコンサートオルガンなのに繊細で暖かくて、
よく手入れが行き届いて大事にされてきた楽器だなというのが第一印象。
でも主張するところはしっかり語ってくれる、そんな魅力的な楽器でした。

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また、今年お披露目されたばかりのガルニエ社のポジティフオルガンも。
こちらも小型ならではの魅力的な楽器。
「イタリアからの響き」と題して、イタリアのバロックから、
オペラ風、ロマン派、現代曲までのプログラムを
両方の楽器を使って楽しませていただきました☆
おいでくださった皆様、会いに来てくれたお友達の皆さま
どうもありがとうございました!

次のオルガンコンサートはこちら。

とっても魅力的なホール専属オルガニストの原田靖子さんと、
リコーダー、語りで綴られるクリスマスコンサート。

クリスマスの話を聞きながら馴染みのクリスマスソングをオルガンで
という、これまた魅力的な内容です!


追伸:
ホールの方に打ち上げに連れて行っていただいた
ホール近くのお蕎麦屋さんの日本料理が、
とーーっても美味しかったです☆☆ また食べにいきたい・・。

翌日半日松本市内観光。
山があって川があってお寺があって。

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蔵作りの家が並ぶ松本市内の中町通り。

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こだわりの古いお店が並んでいて楽しかったです。
イタリアの友達のお土産に安い骨董の小皿を数枚ゲット。

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そしてもちろん松本城!
サムライと成敗しました。おじさんありがとう。
これ、イタリアの観光地でローマ兵とかと撮るとしっかりお金請求されることがあるので
気をつけましょうね。ああ、さすが日本のサービス精神万歳。

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# by organvita | 2018-11-04 00:53 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)

盛岡市民文化ホールのオルガン

2018年10月。
ここ盛岡市民文化ホールは創立20周年を迎えました。
そして小ホールのこのオルガンも20歳。
誕生日イヴの14日、昔オルガニストとして勤務していた
この懐かしい場所にまた呼んでいただき、
オルガンプロムナードコンサートを弾かせていただきました。

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この小ホールにはなんと、ガルニエ社製のオルガンが3台あります!
大オルガンとポジティフ、そしてレガール。
プロムナードコンサートの前には
「オータムオルガンカフェ」というイベントもあり、
ガルニエ工房のマチューが楽器についての説明をしたり、
現ホールオルガニストの渋澤久美さん、オルガン講座生の演奏があったりと、
午後いっぱいホールでオルガンをたっぷりと楽しめる企画になっていて、
ホール満員のお客様で賑わっていました!

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いつ見ても本当に美しいガルニエオルガンのファザード。
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当時、留学から帰国ホヤホヤだった私に、いろんなことを教えてくれたこの楽器。
イタリアに来てからも数年に一度伺っていますが、
益々魅力的な、暖かい音色に育ってきているなと感じました。
20年この楽器に関わってきた大勢の人たちの「愛」が詰まった楽器です。

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お友達が撮ってくれた写真↓↑。
ポジティフと大オルガンで、イタリアの色んな曲を集めて
オルガンの誕生日プレゼントに贈りました☆
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ホールホワイエに展示されたパネル。オルガンが出来るまでの歴史。

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盛岡の施設で手作りしているお菓子をコーヒーと一緒に販売。

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塗り絵コーナー。土曜日の午後のイベントだったので家族連れも多く、
このコーナーには子供たちが群がってました☆

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5年振りに訪れた盛岡でしたが、ほんといい町☆
昔の上司同僚友達生徒お客さまのみなさまと
滞在中昼夜昼夜の宴会でめちゃくちゃ嬉し楽しかったです☆
しかも今回は久々の一人帰国だったのでイタリア語しゃべらなくていいし羽伸ばし~~
お世話になったホールの皆様、遊んでくださった皆さま、
どうもありがとうございました。

ホールの次のイベントはこちらから☆


>追加<
駅の渡り廊下に張ってあった巨大チラシ。
すごい落語家さんと並んで。なんて光栄な☆☆☆

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オルガン愛好家の皆さまに連れて行ったいただいたおすし屋さんで。

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オルガニストの久美ちゃんとオルガン丸秘裏談話しながら食べたラーメン。
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盛岡、美味しいものがありすぎる。


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# by organvita | 2018-11-03 09:12 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)

ドロミテの被害

しばらくブログを書く時間が取れずにいましたが、
そろそろ紅葉の美しい写真でも、と思っていた矢先、
イタリア全土に大雨警報が出されました。

ドロミテ地方も日曜日から雨が降り出し、
月曜日の夜に暴風雨。
台風かと思わせるようなすごい風と横殴りの雨で
家の前の道が川のようになっていました。
さすがにひどいと思って、車を車庫に入れた直後、
夜20時半から停電。
火曜は一日中携帯の電波も入らず。

幸いこの村自体には被害はなく、
我が家も他の多くの家と同じように薪暖炉なので、
お湯も沸かせ部屋も温められ、料理もできました。
翌日火曜日の夕方に電気が戻り、携帯も使えるようになりました。
(今でも時々途切れますが)

しかし隣村では水も数日止まったり、浸水した家もあります。
谷自慢のパネヴェッジョの森をはじめ、至る所の森がひどいことになっています。
トレンティーノ・アルトアディジェ州の20%の木が倒れたといわれていて、
これが元と同じようにに戻るのに100年かかると、今日のニュースでは言っていました。
日に日に被害の様子がわかってきています。
ドロミテの東側、ベッルーノ地方では未だに孤立し、
電気&水道が通っていない集落がいくつもあります。
泥の雪崩でひどい状況です。
ドロミテの一大観光名所のひとつ、カレッツァ湖周辺の樅の木も
平地のようになぎ倒されています。

ネットから拾ってきた写真ですが、被害の様子をお伝えします。




フィエンメ渓谷のプレダッツォ村の奥の森。

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近所の滝。狂ったような茶色い水量。

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その滝に通じる国道から渡る橋が陥没。
今日もこの前を車で通りましたが、いまだこのまま。
川幅が大きく広がっていて、木がごっそり倒れています。

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こんな風景があちこちに広がっています。

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早い復興をお祈りください!


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# by organvita | 2018-11-03 06:40 | ドロミテの景色 | Comments(0)