ヴェネトでの週末

山小屋生活ブログと謳っておきながら、出だしから番外編です。
3連休だった週末、夫の実家のある北東イタリア・ヴェネト州で過ごすことに。
ところで、カトリックの国イタリアでは、一年365日に各々の聖人が宛がわれ、カレンダーにも「今日はOO聖人の日」と書かれていることも多い。聖人にあやかった名前を子どもに授けることの多いヨーロッパでは、そういうわけでその聖人の日が自分の記念日ともなり、たとえばアンドレアという友人には聖アンドレアの日にお祝いをしたりすることも。4月25日はイタリア解放記念日の祝日だったのだが、実は聖マルコの日でもあった。聖マルコといえばヴェネツィアの聖マルコ寺院にその遺体が納められており、ヴェネツィアの守護聖人でもある。この日はここで特別なミサが行われると聞いて、早速出かけてきた。
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さすがに満員の人。正面祭壇が見えない人のために(←私。遅れて入ったから当たり前。立ち見。)スクリーンが配置されていた。演奏されていたのはルネサンス・ヴェネツィア楽派のミサ曲(たぶんG.ガブリエリだと思うも自信なし・・ごめんなさい)。オルガン+ソロパートつきの二重合唱+古楽器金管アンサンブルが左右のバルコニーに分かれての豪華な編成。この寺院で「現場」の音楽を聴けて、しかもプロのかなり上手い人たちの演奏で大満足な私。指揮者は女性でした。
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この寺院に入ると天井の金箔のモザイク画に目を奪われるばかりだが、床の装飾も素晴らしい!訪れる方は是非足元にもご注目を。私が教会のミサに行くのはオルガンが聴きたいからというフジュンな理由があるものの、その土地の歴史や人々の信仰を垣間見れる機会でもある。オルガンもそういう中で育まれてきた楽器。演奏会で聴くのもよいが、ミサで本来の役割を演じているオルガンを聴くのもまたいいもの。しかも見学時間中では拝観料を取ったりしている教会でもミサなら出入り自由だし、照明、キャンドルも灯って雰囲気ばっちり。しかも音楽ついて一時間のお値段ゼロ。お金のかからない海外旅行の楽しみ方です(笑)。
おカタイ話はこのくらいにして、やはりヴェネツィアといえば魚ってことで、昼食へ直行。
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何度か訪れたことのあるトラットリアにまたやってきた。ここは魚料理がご自慢。ご存知ヴェネツィアはくねくね細道天国で、一度行った筈の店にたどり着けないなんてことも多いが、何度か失敗を重ね今回は無事に到着。赤チョッキのおぢさん健在。
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なんてことない海鮮パスタに見えますが、この味が家で出せないんだよなあ・・・。
このあと次々運ばれてきた魚料理を難なく平らげ、その後、裏道散歩。
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日本の典型的な花かと思っていた藤は、イタリアでもよく見かける。海外生活の中でふと心休まる瞬間。今が一番きれいな時期。運河で船の修理をするおじさん発見。
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ふと通りかかった小道で見つけた豪快な景色。ドイツでは一目につくところに洗濯物を干すなんてことはありえなかったけれど、ここまでやってしまえばそれも美しいアートのひとつ?!ありのままのヴェネツィア人の生活が見えてきます。

靴下コーナー。ストッキングの先につけた洗濯ばさみがポイント高すぎ。
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遠くにサン・マルコ寺院の鐘楼を見ながら釣り糸を垂れる地元のおじさん。甲イカ(イタリア語でセッピア)が釣れる・・はずが、本日の成績イマイチでこの表情。ツレナイなあ。
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それに対して成績優秀な別のおじさん。釣り上げたイカをそのままこのバケツに投げ込んでいたので、「わー!」と近寄ったら「こっち来んな!」の一言。一瞬ムッとしたのもつかの間、辺りが墨だらけに。イカ最後の反撃でした。おじちゃんイカしてる。
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「ヴェネトでの週末」まだ続きます。

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ベネト ←こちらでご紹介いただきました。
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# by organvita | 2008-04-29 01:43 | ヴェネトの週末 | Comments(12)

おらが村

イタリアに住んでいると言うと、いつも暖かくてみんな日焼けしているかのようなイメージで思われることが多いけれど、ここドロミテはイタリアの最北端に位置し、スキーの名所でもある。私の住む村は標高1000M。下界(と私は呼んでいる・・)よりも一ヶ月春が訪れるのが遅い。しかも今年の冬は本当に長かった!今週になってようやく桜も咲き始めた。
待ってました!
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おらが村の住民たち。今日はみんな外で日向ぼっこ。
羊や牛の数のほうが村人口に勝っているんじゃないかとたまに不安にかられる・・。
羊飼いの青年がだだっ広い草原の真ん中で携帯電話しているのをみて、時代の流れを感じる今日この頃でした。
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# by organvita | 2008-04-25 00:31 | ドロミテの生活 | Comments(2)

吉田 愛 (オルガン、チェンバロ)

1973年1月、東京生まれ。

5歳よりピアノを習う。中学生の時初めてコンサートホールでパイプオルガンを聴き、その響きに圧倒される。音楽高校へ入学しオルガンの勉強を始める。高校でも大学でも同じ学年のオルガン科の生徒は私ひとりというのんびりした環境で、マイペースにオルガンと向き合う。大学在学中にドイツの音楽夏期講習会に参加、ヨーロッパの空気や歴史楽器に生まれて初めて触れて感動し、卒業後に渡独。北ドイツの港町リューベックの音楽大学にて、素晴らしい先生や仲間たちに囲まれて、7年の刺激的な学生生活を過ごした。その間ヨーロッパ各地のオルガンを行脚して回り、演奏活動も開始。

2002年帰国後、岩手県の盛岡市民文化ホール専属オルガニストに就任。東北の人情味溢れる人々と生活を共にしながら、オルガンリサイタルのコーディネート、レクチャーコンサートやオルガン講座などに携わり、日本におけるパイプオルガンの啓蒙活動に努めた。

2006年に渡伊。現在オルガニスト、オルガン製作者でもあるイタリア人夫と共に、ドロミテ渓谷の村で田舎生活を送る傍ら、イタリアを拠点とし、ヨーロッパ各地や日本において、ソリストとして、またアンサンブルや通奏低音奏者としての演奏活動を行っている。
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# by organvita | 2008-04-24 00:32 | プロフィール

はじめまして

ご縁があってイタリアで暮らし始めて、もうすぐ2年。

ちょっとしたきっかけから、ブログというものを綴っていくことにしました。
普段なかなか会えない日本の親や友人たちに、たまに思い出してもらえるよう近況報告を兼ねて、そして、イタリアやヨーロッパで出会う素敵なオルガンや音楽家たちを、少しずつ紹介していける交流の場となればといいなと思っています。
おらが村、ドロミテ渓谷の見どころ、食べどころもご紹介します!

・・なんて、思いつきだけは早いものの、日記を綴るのは小学校の夏休みの宿題以来で、
それすら最終日にまとめて書き上げてた私。さてさていつまで続くことやら?
みなさま、どうぞ気長にお付き合いください!
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# by organvita | 2008-04-23 23:51 | ごあいさつ | Comments(13)