ジェノヴァ観光

演奏会翌日は、ジェノヴァの町を観光した。よく、仕事で旅行できていいね、と言われるけれど、実際は教会・ホールとホテルの往復で、なかなかゆっくり町を見れないのが現実。しかし、せっかく遠い山からはるばるやって来たので、今回は都合をつけて一日長く滞在することにした。
町にはドロミテの山では決して見られないトロピカルな植物が至る所に生えていて、お天気はいまひとつだったものの、私たちは開放感ですっかりびよんびよん~。
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f0161652_233524100.jpgホテルの庭に生えていたオレンジの木。これは苦いのでマーマレードや化粧品として使うんだとか。
サボテンもその辺に当たり前のように群生している。ああ、南国~~~。

















観光といいながら、真っ先に私たちが訪れたのが、ジェノヴァのコンセルヴァトーリオ(音大)に最近入った新しいオルガン・・・なんだから、これはもう職業病・・。色気なし。
ビルダーは、デル・ロルト・ランヅィーニ(Dell'Orto & Lanzini)というイタリアの名工のひとつ。昨日はオルガン弾いてた夫が、今日はビルダーの顔に戻って「ライバル」工房の楽器をふんふん言いながら試している。ホールに入る楽器の宿命だけれど、残響がゼロに近い場所での整音こそ大変なことはないらしい。この楽器は、イタリアの工房らしい柔らかい整音が施され、その上に、フランス・ロマン派の作品も弾けるように上手く配慮された3段鍵盤の楽器。演奏台は写真の手前に突き出した箱部分の裏側にある。f0161652_2344269.jpg
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演奏台。木工も丁寧な作業が施されていた。


















さて、オルガンはいい加減そこまでにして、バスを乗り継いで旧市街へ。
勝手のわからない町での乗り物移動は難しいものだが、バス停でおばさんに「旧市街に行きたいんだけど」と聞いたら「なら私と一緒にこれに乗って!」と肝っ玉風。バスの中でも「こことここを見ていくように」なんて教えてくれていると、周りの人もどんどん会話に参加してきて「いや、あっちのほうがいい、あそこも見逃すな」などと、あっという間に5~6人が円陣組んでいた。
ジェノヴァの人は海に面しているからか、暖かい気候がそうさせるのか、360度山に囲まれて育ったドロミテのシャイな山男たちと違って、明るく開放的な印象。

その人たちのご指示に従って、まずやってきたのがイエス教会。フェラーリ広場の裏。
ここにはルーベンスの祭壇画がある。「イエスの割礼」。他にもたくさんの貴重な絵画で埋め尽くされている。ジェノヴァに行く方、必見です。
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後ろには黄金のオルガンが。(詳細わかりません。ごめんなさい)
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f0161652_0255332.jpgイタリアでよく見かけるロウソク型の献金箱。
普通は本物のロウソクを買って火をつけるのだが、これはお金を入れるとどこかのロウソク型の電気が点灯する仕掛け。
煤がでないとか、火事にならないとか、いろんなメリットがあるんだろうけど、ちょっと味わいないよなーと思ってしまうのは私だけ?笑。

f0161652_035376.jpgドゥオーモ、サン・ロレンツォ教会。
黒と白の大理石の入り口が圧巻。
f0161652_0384482.jpg昔の人はほんとうにすごいなあ。

中では、地元の中・高校生か修学旅行生か、先生が説明する教会の歴史を学んでいた。私たちが京都や日光に行く感じかな。
このゴシック様式の内陣に、バロックの豪華絢爛な祭壇、その上に新古典様式の真っ白なクーポラがぽっかり覗いているという、時代のパッチワークみたいな教会。
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窓と時計以外、全部絵画です。(サン・ジョルジョ宮殿)
町にはこういう「だまし絵」みたいな建物が多かった。
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ジェノヴェーゼの移動手段はミニバイクらしい。こんなに並んでいるから始めバイク屋さんかと思った。実際車で市内を走ってみると、駐車場は一杯だし高いし、一方通行の嵐だし、バイクが結局便利そう。しかし朝のあのバイク集団(?!)は、さながら中国の自転車みたい。数日後にローマ法王のジェノヴァ訪問があるとかで、町中は更に交通規制されていて、交通事情の悪いミラノよりも怖かった・・。
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f0161652_705143.jpg片側が海、反対側にはすぐに小高い山が接近しているジェノヴァは、坂道、細道が多い。
























今回のジェノヴァ観光のメインは、ヨーロッパ最大といわれているこの水族館!私は初めて。夫は数年前に来たとき、たまたま水槽の大掃除中でほとんどお魚見れなかったとか。水族館のある港には、昔の帆船も繋がれ、椰子の木が並び、横浜の山下公園みたい。
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f0161652_6393313.jpg水族館の中は平日にも関わらず、魚と同じ数くらいの子ども集団でごった返していた。
こうやってグループごとに、水族館専属のお姉さんが、子どもたちに魚の説明をしながら進んでいく。
私もどさくさにまぎれて聞いちゃったりして。
水槽を通して写真撮ったのでイマイチですが、本当はもっときれいな赤だった。
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見た目はかわいいのに、これピラニア。
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ニモはヨーロッパでも人気キャラ。
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お魚さわっていいよコーナー大繁盛。
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水族館は大きな水槽を下からと上からと両方見れるような造りになっていた。
やっぱりペンギン、イルカコーナーの前がすごい人だかり。
大阪にある海遊館と比べるとイマイチ迫力には欠けるけど(日本人は箱の中にアトラクション作るのは世界一だと思う!遊園地とかデパートとか)、それでも2時間たっぷり遊ばせてもらった。
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最後に、妙に親しみを感じたこのヒトたち。全然動かないから置き物かもと疑った。
私もどうせならこのくらいのんびりのんびり長生きしたいものだなあ・・・。


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# by organvita | 2008-05-20 00:49 | イタリア紀行 | Comments(2)

ジェノヴァ サン・アンナ教会のオルガン

山を降りて高速道路で西に約5-6時間、イタリア最大の港湾都市ジェノヴァへ、夫とともに演奏の仕事に行ってきた。
招待してくださった「ヨーロッパ・オルガンフェスティバル2008」は、今年で30年目を迎え、ジェノヴァの教会やホールにあるオルガンを使ったコンサートを企画している。
今回私たちが弾かせていただいたのは、カルメル会修道院内にあるサン・アンナ教会。
オルガンはN.アガティ(Nicomede Agati)という、トスカーナ州ピストイア出身のオルガンビルダーが、1852年に製作した楽器。
山を降りて、久しぶりに訪れた大都会。その喧騒とする街を見下ろす小高い山の上に立つこの修道院の教会には、外の世界と打って変わって、平和と安らぎに満ちた、なんともいえない暖かい雰囲気で満ちていた。

教会内部。祭壇の向こう側には、修道士専用の会堂が続いている。
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祭壇と反対側、入り口上部のバルコニーにあるオルガン。
早速、このオルガンの音色や鍵盤の感触を試していく。
夫、演奏台で試奏中。私、下からバランスチェック中&写真撮影も忘れずに。
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カルメル会の聖人の像が会堂を取り囲み、その下には告悔室が。
告悔が始まると、次の人がうっかり入って来ないように、上に「使用中」の赤いランプが点る様になっていた。意外とモダン。
イタリアらしい透明な色彩で描かれた、クーポラの天使たち。
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演奏会の前に結婚式があり、私たちの練習中にお花屋さんが美しく祭壇を飾っていった。
季節に合わせた白いアジサイと赤いバラの取り合わせがきれい。
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さて、バルコニーに上がってみると、天から降ってくる光線のような細いパイプが並んでいた。

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典型的なイタリアの歴史楽器の演奏台。譜面台の彫刻が美しい。(楽譜に文字を書くとき、ちょっと書きにくかったけど・・・)

修復はA.コルノ兄弟(A.Corno&figli)、1992年。

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指に吸い付くような気持ちいいタッチの鍵盤。
イタリアのオルガンにしては、少し重め。
足のペダルの上にはペダレットと呼ばれる「オプション」機能を操作できるレバーが並ぶ。














音色を操作するストップ。25種類。右列の上側、掃除機の柄のようなものが右側からニョっと押し出しているのがわかるだろうか。これはペダルの足元にあるレバーの「Tira tutti(=全部引っ張る、の意)」を踏み込むと、テコの原理に従って出てくる。
この足元レバーひとつ踏み込むことで、ここに並ぶこのオルガンのメインのストップが一気に仕込める仕組みで、ストップを一つ一つ手で操作する手間を省ける。楽譜上で、ここからパッと大音量で!なんてやりたいときに大変便利。
それにしても、なんて単純なアイディア!イタリアのオルガンには大抵ついているけれど、イタリア人らしい楽観的な発明だな、と微笑ましく思うのは、私だけではないと思う。
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恒例(?!)おもしろストップ名。(写真ぶれちゃってごめんなさい)
「Cornetto chinese」=中国人のコルネット(←管楽器)。
16フィートベースの5度管だった。ドの鍵盤を弾くと5度上のソが鳴る。他のストップと組み合わせると、倍音豊かな不思議な音色の効果が。キョンシーのテーマ曲(古い・・)とかに似合いそう。でも修道院で弾くには勇気がいるな。
「中国」がストップ名に出てくるのを見たのは初めて。giapponese(日本人)だとどんな音になったんだろう?!
その下は、Voce angelica=天使の声。柔らかいビブラート効果の出るストップ。
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演奏会10分前、バルコニーからの様子。(写真なんか撮ってないで集中して欲しい・・叱)
演奏会は夜9時から。イタリアのコンサートは始まりが遅い。お客さんは夕食を家で済ませてから出かけてくるのだ。オルガンはお客さんの背中側になるので、演奏している姿を見たい人は、その辺から椅子を勝手に探してきて、こっち向きに座っている。
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私たちが演奏したのは、イタリアの連弾曲2つ、そしてイタリアのソロ作品をそれぞれ弾いた。オペラ作曲家ベッリーニのオルガン作品、ヴァレリ、モランディなど。
一般的なイタリアオルガンに対して、ここのオルガンは一つ一つの音がはっきりと大きく、太いなあ、というのが私の印象。それもそのはず、このビルダー、N.アガティは、当時イタリアでもいち早く、他のヨーロッパの国の新しいオルガン製作技術を、自身の楽器制作にも積極的に取り込んでいった人物らしく、風圧も高い。男性的なスカッと気持ちのよい響きを楽しませてもらった。ホント、いい楽器って何時間弾いてても疲れない。

それにしても、私はドイツに留学したくらいだから、レーガーとかブクステフーデとかバッハとか、ドイツもの漬けの学生生活を送っていたのだが、こういうイタリアン・レパートリーを、しかも自分のコンサートプログラムにモリモリ組み込まざるを得なくなるとは全く想像していなかったけど、所変わればオルガンも変わる、で、今となっては、こういう底抜けに陽気なイタリア作品も楽しんで弾けるようになってきた。楽譜と一対一で何時間にらめっこしてもわからないことも、日常の何気ない生活の中に、ヒントが隠れていることも多い。

さて、「演奏は演奏後のビールを飲むためにある」と言われるように(誰が言ってるのか知らないけど)、私たちも演奏会後、地元のトラットリアに連れて行ってもらい、乾杯!
ジェノヴァといえば魚。早速メカジキのステーキを注文。メカジキの上に、オリーブ、松の実、バジリコソース(←ペスト・ジェノヴェーゼはここの名物)がかかったもの。絶品!
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付け足し。このカルメル会修道院には、修道士が17名いるとか。知り合った修道士さんたちは意外と若い年代も多く(20代の若者も多かった)、とても気持ちのよい明るい人たち。数週間、数ヶ月での修道院体験もできるそう。
修道院の中庭を案内してくれた。
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修道院内には1750年(バッハの没年!)から続く薬局があり、修道士さんが自然薬品を調薬、販売している。記念にバラのエキスのシロップをいただいた。
体の中がきれいになりそう~。
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# by organvita | 2008-05-19 19:04 | 見た弾いたオルガン | Comments(2)

イタリアの釣りキチ三平たち

母の日、聖霊降臨祭でもある日曜日は、おらが村の村祭りの日でもあった。
正確に言えば、おらが村は、私たちの住まいがある谷の上部分と、木材工場や湖のある下の、2箇所に分かれているのだが、今日はこの下の地区の祭り。この祭りの目玉は、
その湖(←と呼ばれているが、どうみても池・・)でのマス釣り大会!
2・3日前にこの釣り大会があると知ってから、夫は釣りのことで頭が一杯。というのも、先月My釣竿を新調したばっかりだったのだ。これは試してみる価値大。
早速前日におらが村の釣り具やさんへ、同僚と一緒に申し込みに行き、指定の餌をゲット。参加料、ひとり20ユーロ(約3200円)。昨晩は夜中2時まで仕込みをしていたらしい。私は限界で先に就寝・・・。

朝起きてみると、昨晩の大雨もあがっていた。朝8時の湖の集合時間にぎりぎりに到着すると、他の参加者23名はもうとっくに餌もつけて準備万端の様子。出だしから遅れをとる。
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            釣り大会は朝8時から休憩を挟んで2時間。
         30分ずつx4箇所と、釣り場を移動しながら糸を垂れていく。
        始めに指定された場所は22番。よく見るとイケの淵に番号札が。
        22は私のラッキーナンバー。これはいけるかも?!と期待高まる。
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おたおたとセッティング、餌付けなどをしていると、審査員の「VIA!(始め!)」の声が!
それと同時にみんなヒュンヒュン!と糸を鳴らして釣り糸を垂れ始めた。
あわてて夫、同僚も糸を垂れる。まあ、2時間もあるんだから。のんびりいきましょうよ~。

・・・なんて思っていたら、5分後に隣の兄ちゃんにマスがかかった!!!!
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おおー!いるんだ、ちゃんとお魚が!実は前日、この大会のために(午後は子どもの部)、400匹のマスが放たれたらしい。すごい数!これは釣れないほうがおかしいでしょ。
しかし、こっちの糸が動く気配なし。まあまだ始めたところだからね。のんびりいこうよ。

なんて思っていると、今度は2つ隣りのおじさんが「おお~!」といいながら釣り上げた!
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ちょっとちょっと!!ほとんど同じ場所に糸垂れてるんだからさ、いるんだよ、ここの下にたくさん!と興奮していると、またまた隣の兄ちゃんが釣り上げた!
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ええ~!また~?!だったまだ15分しかたってないよー?!
でもだからさ、いるんだよね、ここの下にね?!たくさんね!!
なんて、期待ばかりは高まりながらも、こっちの糸は反応なし。
なんで??同じ場所じゃん。まあその内こっちに食いつくよ。

・・・・30分経過。「Cambio!(場所交代!)」の号令。あっという間の30分。
隣のお兄さんこの時点ですでに4・5匹ゲット。1メートル横の夫、ゼロ匹。
ラッキーナンバーのはずの22番、意味なし。

4箇所の移動先は、配給されたお魚入れ用の買い物袋に書かれていた。不公平がないように、この数字を頼りに池をぐるっと回りながら釣る。次は4番。気を取り直していこう!
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f0161652_9505234.jpg今回私は応援組に回ったので、その間他の参加者を偵察。
夫と同僚はそれぞれ釣竿一本勝負だったが、中にはこんなキタナイ手を使ってるヤツも。
一本垂れている間に次の一本の仕込みしてる。
むむっ!そんな手があったかー!













第2ラウンド開始。さっきと反対側。隣はまた同じ兄ちゃん。相変わらず次々釣ってる。
夫の竿反応なし。使っているものは同じようなのに不思議。遠くでまた一匹釣り上げた。
夫相変わらずゼロ。
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すると、少し遠くで糸を垂れていた同僚にかかった様子!実は彼は初釣り!夫の指令で私が助けに行く。・・・助けるって、そんな大魚じゃないけれど(笑)。彼のところに行くと魚を片手に少し興奮気味。初魚。でかした。早速釣り針の抜き方を指導し、袋へ投げ込む。

夫のところへ戻ってみると、「一匹釣ったっっっっ!!!」と大喜びしてる。見るとこっちの袋にも一匹入っていた!やった!でかした夫よ!!20ユーロも払ったんだからさ、今晩のおかず分くらいは釣ってよ!なんて言ってプレッシャーをかける。

・・・プレッシャーがまずかったか、またその後停滞。
「休憩!」の合図。一時間たってここで30分の中休みが入った。あっという間。
参加者にはサラミをはさんだパニーニとビール(朝の9時)配給。
左が同僚のヴァルター君、2匹釣ったらしい。右が夫、一匹。まあ後半戦に期待するか。
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私たちが釣りをしている間、湖の横に大きなテントが張られたりなんだか賑やか。お昼になると村人がここに集まってお昼を食べるので、その準備が始まったのだ。
厨房を覗きにいくと、大きな大きな釜で、山男たちがポレンタを作っていた。豪快だ。
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こちらは牛のあばら肉コーナー。すんご~くいい匂い。魚は期待できなさそうだし(ごめんよ夫・・)今日のお昼はこれにしよう。油がギンギン滴り落ちている。ああ、たまらない。
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子どもが主催するクジ引きコーナーが開店した。当たると何かもらえるらしい。
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クジ一回1ユーロ。4クジ購入。クジは数字の書いた小さな紙が丸めてあって、それを小さなマカロニの穴に通していた。イタリアらしい。
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f0161652_9583196.jpg3つはずれ、ひとつ当たり!
銀皿をもらった。
お菓子入れにでもしようかな。











配給されたビールで気持ちよく盛り上がっていると、第3ラウンドの開始合図が!
はっと気づくと他のメンバーはもう移動済み、餌つけて待機してる。あばら肉に釘付けになってる場合じゃなかった!

・・・・カメラを構えて、夫のカッコいい瞬間を写真に収めてブログで公開してあげよう、とこっちもがんばっているのに(ていうのはちょっとウソ)そんな気配なし。それに昨日は、「愛にも釣らしてあげるよ」って言ってくれてたのに全然無視されてる。つまんない。
なので、ちょっとそこらを散歩に行った。

谷の下には、木材を使用する工場が多く、夫の勤めるオルガン工房もこの一角にある。
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f0161652_9594362.jpgこんな牛のマーク見ても、もう別になんにも感じなくなった。慣れって恐ろしい。

f0161652_1005592.jpgあんたたちいいわね~のんびりごろごろできて。~なんて話しかけながら、私の生活もあんまり変わりなかったりして、と思ったりして。
将来は老人ホームよりも牛舎にいれてもらおう。

f0161652_1012110.jpg牛は鼻まで牛柄だって、今日知った。
f0161652_1024088.jpg赤く揺れるチューリップの延長上、屋根の下にネコ発見。30分後にも同じ場所にいた。キミも暇ニャのね。
f0161652_1032611.jpgヤギコーナー。
牛舎じゃなくてこっちでもいいな、老後。

日当たり良好。










ヤギと「入居者募集要項欲しいんですけど。」、「読む前に食べちゃうから~♪」、「仕方がないからお返事書いた~♪」なんて会話してると(そんな歌がありましたね・・・)、なんと、向こうから楽隊がやってくるではないか!
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すると、「愛、こんなところでヤギと何してるの?」の声。
しまった。ヤギ語が話せるところを見られてしまった。
声の主は夫の工房の社長だった。名前はアンドレア。実は彼、オルガンを作る傍ら、トランペットを吹くのだ。今日はお祭りなので、こうして家々を渡り歩きながら演奏しているんだとか。しばしくっついて行ってみることに。
気持ちカメラ目線のこのトランペット奏者が、アンドレア。皆さんの帽子がステキ。
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演奏曲はまさに山の音楽、チロリアン風。ヨーデルでも習って共演しようかな・・。
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楽しく聴き入って、すっかり夫の存在を忘れていた。今頃、魚をいれる袋がちぎれて困っているに違いない。急いで戻ってみると丁度終わったところだった。しまった。
参加者24名が各々の袋を量りにかけている。
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結果、夫3匹、同僚4匹。最後の最後で急に釣れだしたらしい!2時間は短すぎたとか言いつつも満足そう。初体験の同僚ヴァルターもこれで釣りにハマりそう。

魚を狙うネコ、ネコを狙う犬。
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そして、待ちに待った結果発表!魚の重さ&数量で計算するらしい。
一位は夫の横でずっと調子ノリノリだった兄ちゃん。11匹!夫が一匹釣っている間に4匹釣っている計算。すごすぎ。景品はお菓子やパスタ、ワインなどの詰め合わせ。2位、3位とも表彰された。夫と同僚は憧れのまなざしで見つめてる。
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しかし!なんとその後4位、5位・・・とどんどん表彰が続く!
ややっ!私たちもひょっとしてひょっとしたらっ?!?

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・・・・・・・
番号がどんどんどんどんどんどん下がって、
同僚ヴァルター19位!サラミをゲット。

f0161652_108558.jpg続いて夫20位!
(よかったね、ビリじゃなくて) 
トレンティーノ州の白ワインゲット。一位の人より嬉しそうな笑顔だよ。ちょっと無理やりっぽいけど。





そんなことしている間に、お昼の用意ができたようだ。さっきのあばら肉定食を取りに行く。いつの間にか人が大勢集まってきていて、長蛇の列!
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すでに残り少なくなっていたあばら肉をゲットし、テントの中へ。
すごい人でごった返していた。
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本日の昼食。あばら肉2切れ、ポレンタ、チーズ一切れ、キャベツの酢漬け+ドリンクで
計10ユーロなり。
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そして、あんなにお昼を食べたけど、やっぱり釣りたてのお魚食べたいよね、ってことで、夜、我が家に再集合。夫と同僚のお魚計7匹。内5匹を料理。
マスの塩釜焼き、マスの香草焼き&戦勝品白ワイン蒸し、マスとイタリアンパセリのリゾットを、トマトのオーブン焼きと共に。めちゃくちゃ美味しかった。
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今日はマスに一日中遊んでもらった。また遊んでもらいマス。お魚ギョッとしてる??


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# by organvita | 2008-05-12 10:39 | ドロミテの景色 | Comments(6)

オルガンのれんしゅう

今週になって急に温かくなり、タンポポが満開!
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タンポポ、山桜、雪山の三重唱。
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以前から気になっていた、なんとなく独特の雰囲気が宿る、あこがれのお家。
どんな人が住んでいるんだろう。こんなところに住めたらいいなーーー・・・。
どこまでも庭が続いているかのよう。
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f0161652_716476.jpg・・・なんて、いつも夢みながら通り過ぎていたこのお家。
・・が!なんと!
今日見たら売りに出ているではないかっっ!!
売りにでなきゃ買えない!
ってことは、今まさに買い時?!



・・・と数分夢見て写真にまで収めちゃったものの、ああ、はかない。

夢は夢、現実は現実。
こんなに暖かくていい気持ちなのに、
このタンポポの上でごろっとしたら最高だろうなーと思うのに、
先のことを考えるとどうしても怖くて、れんしゅうにいかなければならず。ああ、はがゆい。

ということで、やってきたのが、いつも練習に使わせてもらっている小さな教会。
おらが村から車でちょっと。同じ谷の村にある。教会の前はちょっとした公園になっていて、村人の憩いの場、午後はこどもが集まってくる。
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教会の中に入るとひんやり。夏でもセーター持参で練習している。
幸い田舎の教会なので、他に練習に来る人もほとんどいず、ミサの時を覗けばいつでも快く貸してくれるので、とてもありがたい。しかも無料です。
こういうところ、ヨーロッパって寛大でいいなと思う。
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なので、せめてお礼に、練習に来たらこのマリアさまの足元のろうそくに火をつけている。
ろうそくひとつ10セント。16円・・。今日はブログ用にふたつサービス。でも小銭忘れた。ああ、ごめんなさい。
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     このオルガンは夫が勤めるオルガン工房が2000年に制作したもの。
            2段鍵盤+ペダル、14ストップ&カプラー。
    小ぶりだが、この規模の教会に丁度よい大きさ。残響の気持ちよい教会。
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           木の模様のデザインは、いつも社長の奥さまが。
            それをこの谷の木彫り職人が掘り出していく。
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鍵盤はとても繊細。一人で練習していても、実はこの楽器が、良い弾き方しているか、
そうでないか、色々と教えてくれるのだ。先生、今日もキビシく容赦なし・・・。
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                これからもお世話になります。


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# by organvita | 2008-05-09 08:25 | 見た弾いたオルガン | Comments(10)

似顔絵

ブログを初めて間もないものの、思いもかけず沢山の方々に読んでいただいていますこと、とても嬉しく思っております。ガイコクのド田舎生活の活力になれば、と始めたブログですが、少しずつでも更新しながら、みなさまに応援いただけたら嬉しいです。
コメントを下さった方々、個人的にメールを下さった皆さま、ありがとうございます!
さて、そんな中で、多くの方から、「似顔絵」についてご質問いただきましたので(!)、
この場を借りてご紹介させていただくと、これはボルツァーノに住む似顔絵書きを趣味としているイタリア人の知人がプレゼントしてくれたものです。水彩画です。
実は夫の分もあって(笑)、この二枚は今、家の電子練習オルガンの上に飾っています。
私たちのナマ顔を知る方々、いかがでしょう?結構特徴つかんでいると思うのですが!

見所1:私のデコ(出てる)
見所2:私の鼻(引っ込んでる)
見所3:夫、靴はいてない(靴下きたない)
見所4:夫の無精ヒゲ(剃ってよ、もう・・)

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# by organvita | 2008-05-09 07:10 | その他 | Comments(4)