<   2017年 06月 ( 3 )   > この月の画像一覧

神奈川のハウスオルガン

神奈川県、三浦半島にあるご家庭に、
アンドレア・ゼーニのハウスオルガンがやってきました。

デザインや音色の種類、お部屋や用途に合わせて
一台一台特注制作されるパイプオルガン。
それぞれの楽器に、それが生まれるまでの温かいストーリーがあります。

イタリアの工房で一度お披露目された後、解体し、
大切に大切に梱包されて、長旅を終えた大箱が、
無事に日本の玄関前に到着!

f0161652_00232446.jpg

駐車場で箱を解体しながら、部品を家の中に運び入れていきます。

f0161652_00362757.jpg
まずは、骨組みを組み立てていきます。
お部屋の中は部品でいっぱい。
これがこの箱の中にすっぽり収まっていくのだから凄い。
f0161652_00425220.jpg
楽器の下部分のメカニックを組み立てながら、鍵盤を設置。
これでオルガンらしい姿が見えてきました。
f0161652_00583200.jpg
次はパイプが入る楽器上部の箱を組み立てます。
f0161652_00493157.jpg
天井ぴったりに収まった楽器の姿!
f0161652_00531469.jpg
次はパイプを一本一本、奥から丁寧に並べながら、
整音、調律作業を施していきます。
この木管パイプも、大小全部ひとつひとつが手作り。
f0161652_01045463.jpg
このオルガンには、4種類の音色のパイプが納められています。
ある程度箱に収まったら、正面の飾り細工を嵌め込みます。
f0161652_01230286.jpg
楽器の顔になるプリンチパルの輝くパイプを、
指紋がつかないよう手袋をして丁寧に並べていきます。
f0161652_01295142.jpg
全部のパイプが収まって音が鳴るようになったら、
ここからがいよいよ要とも言える作業です。
パイプ一本一本に命を与える整音作業、そして調律。
一本ずつが美しく歌うように、そして他のパイプとも溶け合う音色になるように、
決して妥協せず、自分がイメージしている響きへと、
アンドレアは数日かけて根気強く、息を吹き込んでいきます。
また、美しいタッチの練習ができるよう、鍵盤の調整も綿密に施します。
f0161652_01364724.jpg
約5日間の作業を経て、完成したオルガン!
木調の温かい雰囲気のリビングにとても似合っています。
沢山の願いと祈りが込められたこの楽器。
音楽を愛するご家族の団欒の場に、
美しいハーモニーを響かせる楽器となってくれることを願っています。
f0161652_01492099.jpg
住空間に収められたので、埃などから守るために
観音開きの扉をつけました。
夜など、扉を閉めたままで小さな音で練習することもできます。

正面パイプは王冠のように並ぶように。
それに合わせて、アンドレアの奥さんがデザインし、
おらが谷の木彫り職人が彫り出した彫刻を施しました。
オルガンケースよりも白い木を使って、彫刻が浮き立つようにするのは
ゼーニオルガンの特徴のひとつ。明るい印象です。

f0161652_01532335.jpg
黒鍵の側面、ストップのノブ、足鍵盤の一部、譜面台の象嵌には
赤色の木を使って、おしゃれに統一感を持たせています。
このオルガンに使われている木の種類をざっと数えてもらったら、
なんと12種類もありました!一つの楽器で森林浴ができそう。

f0161652_01515648.jpg
「オルガニスト一人一人、理想としている楽器が違う」というアンドレア。
一台一台の楽器に求められている姿にできるだけ近づこうと、
自分の理念を崩すことなく、常に柔軟に探究し続ける姿には、
生粋の職人気質とプロフェッショナルな魂を強く感じます。
だから、彼の楽器は一台一台に個性があって、面白いです。

f0161652_01012412.jpg

追伸:
常にチャレンジャーなアンドレア。
納豆にも挑戦しました!
人生二回目。一回目の時の納豆と味が違う、と。
よく噛み締めてるんだなあ~(笑)。どこまでも真面目な職人さん。
タイトル「製作中の楽器をバックに納豆を食べるオルガンビルダー」。
この一枚は、私的にはお宝です☆


・・・・・・・
リンク集
2017年夏ドロミテオルガンアカデミーのご案内はこちら。
A.ゼーニ社製、家庭用パイプオルガンのご案内
イタリア旅行情報サイト「JAPAN-ITALY Travel on-Line」で
「オルガニスト吉田愛のドロミテ暮らし」連載中。


今日もご訪問ありがとう。クリックしてね。

 
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ にほんブログ村 クラシックブログへ 


[PR]
by organvita | 2017-06-19 05:13 | オルガン工房 | Comments(0)

おらが村の聖体節 Corpus Domini

今日はカトリックの聖体節の祝日。
いつもミサを弾いている教会は、今日は野外ミサでオルガンいらないので、
久しぶりにおらが村のミサに行きました。
今日は晴天、午前中から暑いです。

f0161652_23061841.jpg
ミサが終わると続けて、聖体を掲げながら村を行列します。
f0161652_23034347.jpg
聖体が進むところには、花びらが蒔かれます。
村人が持ち寄った籠が教会前にスタンバイ。
f0161652_23084490.jpg
進むのは、村の聖歌隊、吹奏楽隊、消防士、山岳隊、
そして村長や役員も。そして村人が続きます。
ちょうど夏休みに入ったイタリア。観光客らしき人もちらほら。
聖体の横で大切な役目をしている子供くんは私のピアノの生徒くん☆
f0161652_23101271.jpg
村の中心部を一時間くらいかけて、
祈りと賛美を捧げながら行進します。
f0161652_23124176.jpg
足元には蒔かれた花びら。
f0161652_23144564.jpg
バルコニーの花が美しい季節になりました。
f0161652_23290871.jpg
村の中に3箇所、この時のためだけに作られた仮設の祭壇は、
花や緑で飾られて美しいです。
f0161652_23173869.jpg
それぞれの祭壇の前で立ち止まりながら祈りを捧げ、
そしてまた次の祭壇まで行進。
f0161652_23200503.jpg
村のスーパーの前にも最後の祭壇。
f0161652_23240659.jpg
吹奏楽団と聖歌隊が、毎年恒例の音楽を奏でます。
これが村の伝統となっていくのです。
f0161652_23262370.jpg

一時間でぐるっと村を一巡り。
お昼近くにまた教会に戻ってきました。

f0161652_23022793.jpg


・・・・・・・
リンク集
2017年夏ドロミテオルガンアカデミーのご案内はこちら。

A.ゼーニ社製、家庭用パイプオルガンのご案内

イタリア旅行情報サイト「JAPAN-ITALY Travel on-Line」で
「オルガニスト吉田愛のドロミテ暮らし」連載中。


今日もご訪問ありがとう。クリックしてね。

 
にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ にほんブログ村 クラシックブログへ 


[PR]
by organvita | 2017-06-18 23:58 | ドロミテの生活 | Comments(0)

裏山の花目録

山の頂には、まだうっすら雪が残る中、
標高1000Mのおらが谷は緑が美しい季節。

f0161652_04454670.jpg

野花が咲き乱れています。

f0161652_05393039.jpg
よく見ると、あっちにもこっちにも、
花に小さな虫が止まっているのを発見。
f0161652_05430402.jpg
見つけてね。
f0161652_05454874.jpg

f0161652_05535210.jpg
これから開こうとするこんな姿に命を感じます。

f0161652_06064871.jpg

f0161652_06105592.jpg


f0161652_06271278.jpg


f0161652_06290333.jpg

松ぼっくりの赤ちゃん。

f0161652_06313062.jpg

岩場に張り付くように生えていた植物。

f0161652_06390128.jpg
初夏のような陽気の今日この頃。
夕立が降ったりしています。
このままずっといい夏を迎えられるといいな☆
f0161652_06555126.jpg


・・・・・・
リンク集
2017年ドロミテオルガンアカデミーのご案内はこちら

イタリア旅行情報サイト「JAPAN-ITALY Travel on-Line」で
「オルガニスト吉田愛のドロミテ暮らし」連載中。


A.ゼーニ社製、家庭用パイプオルガンのご案内
・・・・・

今日もご訪問ありがとう。クリックしてね。

にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ にほんブログ村 クラシックブログへ 


[PR]
by organvita | 2017-06-01 03:16 | ドロミテの景色 | Comments(0)