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Scuolのオルガン

スイスの東端、イタリアとオーストリアの3国が重なる辺りにある街、
シュクオールの教会でコンサートを弾いてきました。
3000M級の山々に囲まれた谷にある街。
スイス圏に入ったとたん、エンガディン地方特有の家の壁の装飾が
目に入ってきます。言葉はドイツ語。でもみんなイタリア語も達者。

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このプロテスタント教会の内部もこの辺りの典型的な教会。
片面だけの窓、簡素な装飾、暖かいぬくもりの木のベンチ。
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天井に残るかわいらしい花模様。
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弾いてきたオルガンはこちら。
Heinrich Giezendanner 1792 / Metzler 1957
オルガンケースは18世紀のオリジナル。

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二段鍵盤+ペダル 18ストップ

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今回もアレックスとの連弾、それぞれのソロを交えたプログラムで。
個性がしっかりしていながらもバランスの良い音色&
垢抜けた美しい残響のオルガンでした。

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日帰りで弾いて帰ってこなければいけなかったので、
教会直行直帰。案の定、町は全然見れらず。
後で知ったんですけど、温泉で有名な観光地だとか!
く、くやしい・・・。オルガン弾いてる場合じゃなかった。。。?

ちなみに、ぱっと行ってぱっと帰ってしまうことをイタリアではよく、
「Toccata(触る)と Fuga(逃げる)」って表現します。
例えばアレちゃんの実家に一泊だけで帰るとマンマが、
「もう、アンタたちはいつもトッカータとフーガなんだから!」みたいに。

コンサート終わってから、フェスティバル関係者の皆さんと打ち上げ☆
それから大雨の夜中、3時間かけて車でおらが村に帰りました。
夜中2時過ぎ帰宅。日帰り労働者。ごくろうさん。

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by organvita | 2015-08-16 08:16 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)

ミサでの出来事

日曜日のミサに、新しい来客がありました。
さあ、どこでしょう。

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ここ。

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教会の扉からうっかり入り込んで、
出られなくなってしまったみたい。
ミサの間ずっとあっち飛んだりこっち飛んだり。

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しかもあろうことか、
説教中に説教台の真上の梁に止まったこの子。
そのまま白いものが神父さまの手に直撃落下!
ウソみたいなほんとの話!!
冷静に聖水で手を拭き「続けます」と言った神父さんに
みんな大笑い。神父さまのハゲアタマに落下しなくてよかったよ・・・

ヨーロッパの教会では割とよくあるハプニング。
しかもどういうわけか、最期がオルガンのパイプの中ってことも。
ある日曜日、突然ある音だけ音が鳴らなくなって、
パイプを抜いて逆さにしてみたら死んだ鳥が出てきたって、よく聞く話です。
この鳥ちゃんは来週までに出口を見つけられるといいなあ。

この日はエンニャ町のお祭りでした。
ミサの間にも外から聴こえてきたフォークソング。

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村の楽隊も朝から半ズボンで張り切ってます。

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こっちも負けてません。

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おしゃぶりちゃんも今日はおめかし。

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このお祭りは、この町の特徴でもある、ポルティチと呼ばれる
いわば玄関先に続くアーケードに、町のあらゆる愛好会や協会、
団体が店を連ねて、アピールしたり屋台を出したりします。
ここで集めたお金が団体の資金になるという仕組み。
教会の聖歌隊もレストランブースを出していて、
私も神父さん、聖歌隊のメンバーでミサのあと直行。
鳥ちゃんに乾杯しました(笑)。

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by organvita | 2015-08-13 23:50 | ドロミテの景色 | Comments(2)

ドロミテ・オルガン・アカデミー 2015 オルガン以外編

ドロミテ・オルガン・アカデミー、
オルガン以外編(=食編)です(笑)。

アカデミ・ーリピーターの方がいつも
「また連れてって!」とご指名される
この山小屋に今年も行ってきました。
南チロル州特産のザ・スペック(燻製の生ハム)屋さん!

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ザ・いろんなハムの盛り合わせ。
6人いたけど4人分のこの盛り合わせですでにお腹いっぱい。

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それでも続けて大麦のスープ。これがまた美味い☆

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で、別腹はこちら。
あらら、ペロッといけちゃったわん。

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こちら、湖畔で食べたラザニア。
かわいいお皿のおかげで、これまたペロッと☆

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トイレを借りる、という名目で入った喫茶店で食べたドルチェ。

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オルガンはないのですが、
こんなかわいい壁画が残る小さな教会も見学しました。
下はダヴィデとゴリアテ。

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家の壁もこんな風に塗ってみようかな?!
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おらが谷にたくさんあるゴンドラの一つに乗って、
Latemar山に登りました。
2012年にもノルディック世界選手権が行われた
スキーのジャンプ台脇から登るゴンドラ。
高いところから見下ろすとなだらかに見えるけど、実際はすんごい傾斜!
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牛の上を悠々と通過していくゴンドラ☆
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30分近く乗り継いで頂上へ!
この山小屋でランチタイム!
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船みたいな袋に入って出てきたパンの盛り合わせ。
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3種類のカネーデルリ(パン団子)。
この地方の伝統料理のひとつです。
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Latemarからおらが村方面を見下ろした景色。
がんばってこの山道下ればお家に着くよ☆
がんばれば、ね。
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たくさん弾いて聴いて食べて笑ってしゃべって、
たくさん移動した楽しい5日間でした!
お天気にも恵まれてよかった☆
またいらしてくださいね!!
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ドロミテ・オルガン・アカデミーをはじめて、今年で6年目。
こじんまりとやらせていただいているアカデミーですが、
数えてみたら(他の場所でやったアカデミーも含めて)
これまでにご参加いただいた方の延べ数、約60名。
そのうち半分がリピーターの方々。嬉しいです☆☆
皆さまとのご縁に改めて心から感謝します。
たぶん来年もやります!


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by organvita | 2015-08-08 07:03 | ドロミテ・オルガン・アカデミー | Comments(2)

ドロミテ・オルガン・アカデミー 2015 オルガン編

今年もドロミテオルガンアカデミーを開催しました!

今年は標高1000Mを越えるドロミテでも30度を超える暑さ!
先週のアカデミーの期間中だけ少し涼しくなり、避暑を兼ねながら、
5日間に9台のオルガンを見学&演奏していただきました。
まずはオルガン編。
まとめて記録しておきます~☆

参加者のMさんが詳しく素敵なレポートをFBに書いてくださっていますので、
私とFBで繋がっている方はどうぞそちらもご覧くださいね~


一つ目の教会は、この山の斜面にうっすら見える、
Daiano村の玉ねぎ屋根の教会。

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オルガン:Andrea Zeni オルガン工房
2000年制作、2段鍵盤+ペダル 14ストップ
ドイツ・バロック様式の素晴らしい楽器。
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教会の外に出ると、Lagorai山脈がずっと見渡せます。
教会横のお花に溢れた平和なお墓。
こんなのどかな景色を見ながらのんびりとレッスン。

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二台目は隣町Cavaleseの聖母マリア被昇天教会へ。
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数年前に修復されたばかりのこの教会には、
音楽を奏でる天使が舞う丸天井があります。
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オルガン:Humpel 1731-1732 (2011年修復)
2段鍵盤+ペダル 22ストップ
南ドイツバロック様式のオルガン。

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谷を降りて、Adige渓谷の教会も訪問。
葡萄とりんご畑が永遠に続く、トレントからインスブルックに抜ける谷。

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3台目はこちら。
南チロル州で現存&演奏可能な一番古い楽器。
Ora/Auer町にあるSchwarzenbachのオルガン。
一段鍵盤+ペダル 10ストップ
1599年制作 1982年修復
ミーントーンの響きで古の時代にタイムスリップ。

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ロマネスク時代から後期バロック時代までの骨董品が
てんこ盛りの教会。

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4台目、Egna/Neumarkt市の聖ニコロ教会へ。
普段私がミサを弾いている教会です。

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オルガン:F.Reinisch 1893年制作(2012年修復)
8フィートがたくさんある低音が充実した温かい響きの楽器。

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5台目はドロミテの谷を一つ超えたこちら、
33日教皇で知られるヨハネ・パウロ一世の生地でもある、
Canale d'Agordo市の教会。
町の至るところや教会内にも、パウロ一世を偲ぶ
写真や銅像、本などが置かれています。

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オルガン:Callido 1801年制作 2004年修復
一段鍵盤+ペダル
ヴェネツィアに工房を持ち、北イタリアにたくさんの楽器を残している、
1800年代の典型的なイタリアン・オルガン。

オルガニストで学芸員でもあるロリスが、
町や教会の歴史やオルガンについて詳しく説明してくれながら
デモンストレーションしてくれました。
イタリアらしい垢抜けた爽快な響き☆

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6台目。そのすぐ近くのVallada村のSan Simon教会へ。
山の上に隠れるようにして建つ小さな教会の中は
Tizianoの弟子によって描かれた壁画がぐるっと一巡り。

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ここにも同じCallidoのオルガンがあります。
同じ年にヴェネツィアの工房から一緒に運ばれ建てられた楽器。
でもキャラクターがまた違って興味深いオルガン。

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7台目。そのまた近くのCaviola市の教会へ。
巨大なイエス様が掲げられている石造りの会堂。

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実はアカデミーが始まった日曜日にちょうど、
この教会の新しいオルガンのお披露目&聖別ミサがあり、
みなさんと参列することができたのですが、
数日後に改めてゆっくりと見学&試奏にお邪魔しました。

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オルガン:Andrea Zeni 2015年制作
2段鍵盤+ペダル 16ストップ

それぞれの鍵盤の音色のバランスが絶妙に上手くて、
なんでも弾けてしまうオルガン。
アンドレアの整音はほんとにスゴイ。

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教会に掲示してあった新しいオルガンプロジェクト。
一口50ユーロで献金できて、
どのくらい資金が集まってきているかを
色で塗りつぶしていく一目瞭然のグラフも。
お披露目ミサは教会に溢れんばかりの人。
町の一番大切な場所、教会に新しいオルガンが入るということは、
町の一大イベントでもあるんです。

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8台目。おらが谷に戻って、Predazzo市の教会へ。
おらが谷で一番大きな教会で、残響も豊か。

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オルガン:Andrea Zeni 2008年制作
2段鍵盤+ペダル 25ストップ
ドイツ・ロマン派スタイルの楽器。
大残響の中で音色が溶ける感じを体験していただきました。

教会に入ったら、オルガニストの孫ちゃんが、
オルガン弾いてました。
おじいちゃんが孫のために作った曲を練習中☆
ペダルもそれなりに使いこなしてたよ!

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9台目は、オルガン工房を見学したときに試奏した
ポジティフオルガン。でも写真撮り忘れ・・!

参加者の皆様には事前に、大体どんなオルガンを見学するかをお伝えし、
それぞれの楽器に相応しい曲を持ってきていただきました。
ルネサンスからバロック、ロマン派、現代曲まで盛りだくさん!
オルガンって一台一台が本当にまったく違うので、
こうやって見て弾いて歩き回ることは、オルガン弾きの醍醐味です☆
熱心な参加者の皆様から私もたくさんの刺激をいただきました!!

アカデミー報告その2、オルガン以外編(=食編)に続く☆



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by organvita | 2015-08-08 05:47 | ドロミテ・オルガン・アカデミー | Comments(4)

コンサートいくつか終わりました

おらが谷の教会で、トランペットの友人パオロ&アレちゃんの3人で、
ネパール震災のためのチャリティーコンサートを弾きました。
いつも練習に使わせていただいている教会、
時々こういう形で「お礼」として弾かせていただいています。
3年前には東北震災のチャリティもさせていただきました。

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なんと4つのラッパを使い分けてくれたパオロ。
バロックからジャズまで!
ハイドンのトランペット協奏曲も全曲演奏。
オケ部分はオルガン用にアレンジ。あっぱれワタシ。
最後は教会の照明を消して、ロマンチックにジャズして終演。
ジャズエキスパートのパオロに色々教えてもらって楽しかった☆

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それから、おらが村の別の教会で、昨日はこんなことを。
8月6日広島の日は、カトリックでは「キリストの変容祭」。
聖書の言葉と、それに合わせたオルガン曲を組み合わせて、
一時間のメディテーション・コンサートを弾きました。
コンサート前のトークでは、アレちゃんがしっかりと
「広島の日」でもあることをアピール。

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アレちゃん練習中。
1700年代のケースの楽器で、
同じ時代の歌舞伎のTシャツ着て(by ユニクロ)。
なんだかなーこの組み合わせ。

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この教会で、こんなこともやってます。
土曜日のミサの前に30分のオルガンミニコンサート。
明日が最後の日。
偶然お近くにいらっしゃる方、どうぞ聴きにいらしてください~☆☆☆

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by organvita | 2015-08-07 23:53 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)