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久しぶりのおらが村便り。

気温がマイナスを上回ると「今日暖かいね」という日が長~く長~く続いてましたが、
今日のお昼は気温8度!汗が出そうです!(大げさ・・・)
まだ雪がちらつく日もあるけど、それでも真冬の「積もる雪」から、だいぶ水っぽい雪に
なってきて、地面が見え始めてます。昨日の谷の様子はこんな感じ。
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とはいっても、家ではまだ暖炉ガンガン。
火付けにするのは、オルガン工房で出る大量の木屑を圧縮させたもの。
安く譲ってもらってます。牛の乳搾り機じゃないよ。(↓)
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たまーにこんな木屑を持って帰ってくる夫。
さて、オルガンのどこの部分の残り木でしょう。
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丸秘ミサイル、もとい、木管パイプを作る夫。
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八百屋さんにラディッキオ・トレヴィジャーノが並び始めると、
ああやっと春が来ようとしているんだなあ、と思う。
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やっとクリスマスの飾りを外し(汗)、気分だけでも明るくしようと、ヒヤシンスを買ってきた。
固いつぼみを買ったのに、部屋が暖かくて一気に満開!いい匂い(^^)。
つぼみ2つかと思ってたら4つ付いててラッキー。
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雨の降る冴えない景色にちらりと現れた夕日。
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すると、じゃじゃーーん!虹!!!!薄~く二重になってます(^0^)。
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ほんの10分くらいの出来事。
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by organvita | 2010-02-25 19:28 | ドロミテの生活 | Comments(8)

サンレモ音楽祭

ヴェンティミリアからの帰り、ちょっと途中下車してサンレモに寄った。
椰子の木が茂る開放感に溢れたプロムナードを(でも寒かったけど)散歩。
フランス国境と近いこともあって、フランス語もちらほらと聞こえてくる。
ミンクの毛皮を着たおば様がたくさん歩くここは、高級リゾート地でもある。

この日は、イタリアで毎年行われるサンレモ音楽祭(日本で言えば、紅白歌合戦みたいな感じかしら)の開催3日前。私も一曲歌っとくか。
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町の至るところに、音楽祭の宣伝ポスター。
唯でさえウトイ私は、イタリアのポップス歌手は殆ど知らないけれど、
夫も私もMORGANのファン。出場停止になったのはちょっと残念。
(ポスターには載ってるのに)
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数少ない、私が知っているイタリアのポップス歌手の中で、初めて見たときに固まってしまったくらい強烈な印象を与えてくれたのが、この下の写真のArisa。秋葉原がやってきたかと思った。
ちなみに、唯でさえウトイ私は、たまに帰国して日本のテレビを付けても、入れ替わりの激しい人気歌手にはもはや全く付いていけず、知ってる演歌歌手をみて、安心したりするようになってきました・・・。
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ちなみに、海外移住者というのは、日本を発った時点での流行語までしか知らないので、
その人がどんなギャグ(←この言葉がすでに死語)を言うかで、何年に出国したかがわかると言われています(ほんとかいな)。
例えば海外で「ガビーン」とか「ガチョーン」とかと言う人がいたら、その人は海外生活が相当長いことになります。(気を付けよう・・・)
私もたまに帰国して友達に会うと色々と時代錯誤な言葉を発しているみたいで、「それ言うのやめた方がいいよ」と指摘してもらってます(笑)。友達ありがたや。

下は有名なサンレモのカジノ。戴いた演奏代をカジノでぱっと増やす勇気も冒険心も余裕も全くなく、あっけなく通り過ぎましたが。
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海岸と旧市街も近く、すぐ後ろには山。お洒落なお店も目白押し。
お花が咲き乱れる頃には最高なヴァカンスができる所だと思います。
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by organvita | 2010-02-19 19:29 | イタリア紀行 | Comments(4)

ヴェンティミリア大聖堂のオルガン Ventimiglia

丘の上と下に分かれるヴェンティミリアの町。
弾かせていただいたのは、あの丘の上の教会。
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丘の上に登ると海が一望!海岸線の向こうはフランス。モナコ公国まで車で20分とか。
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ちなみに、雪山からリグリア地方(しかもこの辺りは「花のリグリア」とも言われ、一年中
温暖なことで有名)へ降りてきた私は、「さっさとリハ終わらせて海岸でごろっとしよ~」なぞという考えでワクワクしていたのだが、なんとこの前日「数年来」の雪が降ったとかで、
すんごく寒くて凍りそう・・・(泣)。暖を求めて教会へ。
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この教会はローマ時代から存在し、様々な時代を通り抜けてきた。
バロック時代には壁一面のバロック絵画で飾り立てられており、それが今世紀まで見られたそうなのだが、近年、オリジナルのローマ時代の様子に戻そうと修復が行われ、この姿に4-5年前に蘇ったのだとか。
写真には写ってないけど、祭壇脇の礼拝堂はまだバロックのままで残されており、
バロックの天井画を見ることができる。地下に潜るとローマ時代の基石も見れます。
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入り口上部の新しく取り付けられたバルコニーの上にオルガンが。
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オルガン:
カッラーラ・オルガン工房 Fratelli Carrara 1984/2008年制作、改造。
3段鍵盤+ぺダル 26ストップ  詳細はここで見れます。

この楽器は、そもそもモナコ公国の音楽院ホールに設置されていたものを、教会の修復
終了時に教会が買い取り、ストップやオルガンケースの改造をして、教会に設置。
その際、モナコ公国・モンテ・カルロのアルベルト王子がいくらか寄付している。
演奏台にはそのことを記念するプレートも。
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ちなみに、去年のこのオルガンの杮落とし演奏会には、このアルベルト王子もやって来たのだが、なんと王子は独身!!!!!!!
モンテカルロの王子様よーーー!!!!
もし私の演奏会が一年前で、一歩間違えていたら、私も今頃王女様だったかしら?!
(ないない)
ちなみに、王子様の顔を拝みたい方はここみてね。一番右の人です。50歳です。


コンサート中に撮ってくれた写真。
ドイツ・バロック時代仕様のオルガンに合わせて、バッハの作品を演奏。
夜21時のコンサートなのに教会に暖房は入っておらず、凍りそうになりながらのトリオ・
ソナタは辛かった・・・。せっかく「オサレ」なブラウス着たのに、あまりに寒くて首にマフラーぐるぐる巻いて演奏。
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コンサートの後は、カモミールティーで身体を温めました・・・(普通ならビール)

オルガンビルダーの方へ提案。
「床暖房」みたいに、「鍵盤暖房」開発したら絶対売れると思うんですけど。

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by organvita | 2010-02-18 18:55 | 見た弾いたオルガン | Comments(6)

イタリア鉄道での旅 Trenitalia

日本滞在中に、鉄道ダイヤ作成の「スジ屋」に迫ったこの番組をみた。
たった一秒にもプロフェッショナルな精神を込めて仕事をこなす姿を見て、痛く感動。
「もう飛び込み乗車をするのはやめよう」と固く心に誓った・・・

・・・その一週間後、「イタリア鉄道」での体験談です。

「行きの電車にて」
おらが村から、リグリア地方の町ヴェンティミリア Ventimiglia (フランスとの国境沿い)
まで、演奏会のために電車で向かう。時刻表によると、約7時間20分の旅。 の予定。


おらが村 朝7:00発。下山。 最寄の駅(車で30分)まで、仕事前の夫に送ってもらう。

ヴェローナで乗り換え。ヴェローナ発ミラノ行きの電車が15分遅れで到着。
いやな予感がする。

ミラノに20分遅れで到着。次の電車ヴェンティミリア行きの列車との乗り換え時間は15分だったのだが、(そもそもこの「15分乗り継ぎ」の時刻表を信じてしまった私の間違い・・・)その電車はこの差5分を待ってくれることなく時刻どおりに発車済み。行き止まり式のホームに、私と同じように乗り損ねた人たちがごった返す。次の電車の案内なし。

ネット上で切符を予約していたので、「予約番号」というものを持っていた私。
次の電車の案内や座席予約変更が出来るかと思い、この自動券売機で調べるも、
「この電車はすでに発車済み」(そんなことわかってます)とだけの案内が表示される。
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機械で変更が出来ないことがわかったので、直接話せる人間のいるところへ向かう。
とそこは、私と全く同じ目にあった人たち+α の長蛇の列(下の写真)。最後尾に並ぶ。
これだけの人が待っているのに、全てのカウンターが開いていないどころか、休憩に入るために(←なんじゃないの??)無常にも私たちの目の前でカウンターを閉めて消え去る駅員も。たまに「おーい、券売機が動かないぞ!」といって横入りする人あり。
延々と待っている私たちを差し置いて、その対応にまた駅員が一人消えていった。

カウンターへたどり着いたのが20分後。この時お昼の12時。
やっと話せる人間と対面することができ、電車に乗り損ねたことを述べると、
「次の電車は15時までない」といわれる。3時間待ちが判明。
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ミラノ駅が新しく、買い物も出来る快適空間に生まれ変わったとはいえ、3時間はつぶせず。そこで、メトロで町に繰り出し、のんびり一人ランチをすることに。

それでも時間があったので、ドゥオーモ近くにあるアンブロシウス美術館でカラヴァッジョやダ・ヴィンチを鑑賞。(乗り換え時間でこんなことできるところが、イタリアってすごいわ)

それでも時間があったので、冬のセールへ。使えそうなブラウスを80%オフで見つけ、
ご機嫌な私。そして駅へ。 15時に時刻どおりに出発!

・・・6人のコンパートメントの、隣りのお兄さんの体臭がすごくて倒れそうになる。
向かいのお姉さんは、たった今決まったらしい新しい仕事の報告を友達に電話しまくり。
その隣りでは10代のカップルが絡み合っている。
という状況の中、本を読んだり寝たりして、あと4時間で到着するはずのヴェンティミリアまでの時間を過ごす。19時に到着する旨を、迎えに来てくれる当地のオルガニストに連絡。

暗い中、海岸線を走っている様子。そろそろ到着の筈。
降りる準備をしている所にオルガニストから届いたSMSの言葉、「アイの電車、相当遅れているみたいだね。でも待ってるから安心して」で、自分の電車が遅れていることを初めて知る(車内アナウンスなし)。40分遅れて到着。

本日の旅、計12時間なり。

本当ならお昼過ぎについて、午後はしっかり練習するつもりだったのが、あまりに疲れてベットへGO....。

それにしても、私みたいな一人シゴトはまあどうにでもなるし、前日には現地入りするようにしているのでまだ良いとして、この日に大事な商談とか試験があるとかって言う人には、いたたまれないでしょうね・・・。


「帰りの電車にて」  (すんません。まだ終わらんのですよ・・・)

海岸線をずっと走るこの電車を楽しみにしていた私は、早速右側の座席をゲット。
のんびりと車窓を楽しむ!つもりが、同じ車両にビール瓶片手に乗ってきた酔っ払いカップルのラジカセ(古い?)から大音量で流れる「♪所詮オンナなんてぇ~♪」という歌詞の
下手クソな歌を、あわよくば暗譜できそうなくらい繰り返し聴かされる。
それに輪をかけるように前のおばさん、携帯で長電話「ええ~?!いやあね、ちょっとよく聞こえないのよお!」・・・よーく聞こえてますけど。

あまりにヒマ&情けなくなってきたので、動画撮ってみました。
バック音楽は決して私が編集したのではなく、その酔っ払いのラジカセからです。


ミラノ到着。ミラノからヴェローナ行きの電車が25分遅れで出発。
ヴェローナに25分遅れのまま到着。
本来ならその5分前にすでに出発してしまっている筈の次の電車が、
なんと接続調整して待っててくれるとの車内アナウンス!よかった!

しかし、のんびりしているとその間に出発されてしまう恐れもあるので、他の乗り換え客と同様、重いトランク持ち上げて猛ダッシュで隣りのホームへの階段を下り&駆け上がり、
なんとか予定の電車に乗り込む。

車内検札がやってくる。ここではじめて私、ヴェローナの駅で、切符に乗車日を証明するスタンプを押してから乗車しなければいけなかったことに気付く。
しかし、あの鬼のような乗り換え騒ぎの中で、忘れてしまうのも当たり前・・・(甘い?)。
そのことを一応車掌さんに説明するも、「本来なら50€の罰金ですよ」ときつく叱られ、
電車内で肩身の狭い思いをする。(幸い罰金は見逃してくれたから助かったけどね)



・・・やっと駅に到着、夫が迎えに来てくれた車にいよいよ乗り込もうとした矢先、ニューヨークからスキーに来たという観光客に声をかけられ、「お金もバスもタクシーもないし、
携帯も通じなくて困っている」と訴えられる。確かにここは夜は無人駅。タクシーが一台
止まってはいるが運転手がいないし(何故?)、この近くに銀行はない。しょうがなく彼女を、おらが村よりも30分先の谷まで送り届ける。

この日はバレンタインデーだったので、やっと会えた夫とこの後ピザを食べに行く予定が、
こんなことをしている間に、どこもすでに閉店・・・。ああ。




追伸:しかし幸い、偶然にも小さな美味しいワインバーを見つけ、ワインと軽食でお祝い。ありがたや。食べ終わったら日付が変わってた。家に帰って爆睡。

↓↓ミラノの乗り換え待ち時間に、駅のチョコレート屋さんで慌てて買った、アレちゃんへの
ヴァレンタインのチョコレート。どうみても「義理チョコ」(汗)だけど、「魚」型が気に入ったらしく喜んでました(笑)。
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あー、一気に書いたらすっきりしたー。

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by organvita | 2010-02-16 20:07 | イタリア紀行 | Comments(14)

府中の森芸術劇場 ウィーンホールのオルガン

ご無沙汰していました!
日本へしばし帰国、東京・府中の森芸術劇場主催の、
パイプオルガンレクチャーコンサートに出演させていただきました。

コンサートの一部は、パイプオルガンの仕組みや歴史などのお話を交えながらの演奏、
二部ではトランペット二本&オルガンのアンサンブル。
トランペットの山崎聡さんに面白いお話も交えていただきながら。

この写真(↓)は、2部の始めに舞台に登場した時のものと思われます。
会場内では写真撮影禁止ですが、なんと、よりにもよって、演奏者(私)の父親のカメラに
しっかりと残っていました(汗)。担当の田中さん、スミマセン・・・
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オルガンの演奏台。
北ドイツ・キールという町にある、O.パッシェン Otto Paschen社、1991年制作。
3段鍵盤+ペダル 46ストップ
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演奏台から上を見上げるとこんな感じ。
このせり出したパイプは「スペイン・トランペット」または「平行トランペット」とも言われ、
強烈なファンファーレの音色がします。
これがあれば、演奏会中に雨が降っても大丈夫。。。?
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約520席あるホールはボックス型で、とっても心地よい響き!
実は私ここのホールで、かれこれ17・8年前(うきゃー!)、まだ日本の学生だった時分、初めて学外で演奏する機会を与えていただいた演奏会のひとつが、ここのホールでした。
当時は当然(?)ホールの響きを堪能する余裕なんかこれっぽっちもなく、大オルガンを前に呆然としていたような記憶がありますが(汗)、数年経った今日、リハーサル中に写真を撮っちゃう余裕くらいはでてきたみたいです。オバタリアン世代に突入した証拠でしょう。
今思えば、右も左もわかっていなかった学生に、そうやって発表の機会を与えて戴いていたのだということに、改めて感謝です!
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このホールの「目玉」のひとつは、天井から伸びるこの白い棒。「残響可変装置」。
これを出したり引っ込めたりすることで、残響を調節することが出来ます!
そのお陰で、マイクでお話しているときは残響を少なく、演奏の時にはヨーロッパの教会風に!と変化を付けていただきました!テクノロジーってすごいです。
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さて、レクチャーコンサートだったので、ホールにあるこのような「模型パイプ」を使わせていただきました。これ、ちゃんと音が出ます。
私が口で吹いて、パイプの形や素材による音色の違いを聴いていただいたり、
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それから、ホワイエには、オルガンの内部や仕組みを説明したパネルが!
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トランペットの山崎さんご夫妻は、様々なトランペットを舞台に並べて吹き比べてくださったのですが、その中でも人気だったのが、ガス管に漏斗を取り付けたものでのデモ演奏!
残念なことにお二人のカッコイイ演奏姿を撮り忘れてしまったのですが、あ、ありました!終演後にご挨拶している山崎聡・亜津砂さんの手にご注目!漏斗とガス管が!!
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終演後にオルガンを間近で見て触れるというのも、コンサートの目玉のひとつ。
長蛇の列!
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コンサートへおいでくださった皆さま、どうもありがとうございました!

いつも応援してくださる方のお一人、K-RAUMさんがこちらでコンサートのことを書いて
くださっています(^0^)。

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by organvita | 2010-02-12 01:32 | 見た弾いたオルガン | Comments(10)