カテゴリ:音楽いろいろ( 60 )

「峠の樅の木と3台のパイプオルガン」

お友達が素敵なご本を送ってきてくださいましたので、ご紹介します。
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日本のパイプオルガン制作の第一人者、辻宏さんの奥様が書かれたご本です。
辻さんは残念ながら5年前にお亡くなりになりましたが、
日本のパイプオルガン界のパイオニアです。

ご本には、辻さんの半生、そしてパイプオルガンができるまでの、
一本の木との出会い、オルガンに携わる人々との触れ合いなどが、
愛情豊かに綴られています。そしてなによりも、それをずっと傍で支えてこられた奥様が書かれた、ということが素敵ですよね。

私の夫もオルガン制作に携わっているので、共感できるところも多く、
すっと読めてしまう、素敵なご本です(^^)。
今では日本の大抵のホールにはオルガンが建ち、私たち新世代は「あたりまえ」のように
楽器に触れたり、批評したりすることができますけど、こういう方々の働きがあったことを
忘れてはいけないのだと思いました。

こちらから購入できるようです。
ご興味ある方はどうぞ(^^)。

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by organvita | 2010-07-02 20:36 | 音楽いろいろ | Comments(4)

日本の童謡

ボルツァーノに住む日本人のお友達が赤ちゃんを出産したので、日本の童謡のCDを
プレゼントしました。イタリアに生まれた赤ちゃん。このCDを聴いて、日本語と日本の
メロディに親しんでくれると嬉しいな(^^)。

実はこのCDで歌う童謡歌手の渡辺かおりさんは、音楽教室時代からのお友達!
その後音大でもずっと同じクラスでした!NHKの「ワンツーどん」の歌のお姉さんに
大抜擢されてから、日本全国の舞台やレコーディングで活躍されています。
彼女の詳しいプロフィールや活動は渡辺かおりさんのHPをどうぞ☆

この間の帰国で久しぶりに再会!楽しい一時をありがとう。

その時に戴いた彼女の4枚のCD。その内、懐かしの名曲が満載の一枚は東京の父に、後の3枚はイタリアへ連れ帰り、子供曲が沢山入った一枚をお友達にプレゼントさせていただきました。手元の2枚は夫と聴いています☆
懐かしい曲も、改めてこの年になってから聴き直してみると、あっこういう意味だったんだ!とか、改めて日本語の美しさを発見したり、とても新鮮。子供のときは気にも止めなかったけど実はとても著名な人の作詞作曲だったり。
それになにより、かおりさんの歌声が本当に暖かくて美しい~!心にすっと入ってきます。
そしてこのCDにも入っている若松歓さんの新作や編曲がこれまた素晴らしいのです!
夫とお気に入りCDが増えて楽しんでいます。歌詞カードが入っているので、意外と夫の日本語ヒヤリングにも役立ったり!みなさんも是非聴いてみてください060.gif
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ところで、日本の童謡や唱歌って、日本独特の文化だって知っていましたか?
明治維新後に「政府の政策として」導入されたというのは、他に例がないように思います。
その延長上にあるのが、日本の小中学校で普通にある「合唱祭」や「合唱コンクール」。
それから「校歌」。自分の校歌は今でも暗譜で歌えるくらい覚えていますが、
こういう学校での合唱文化や校歌って、ヨーロッパにはないと思います。
情操教育として導入された唱歌ですが、そもそも日本人は国民性として一つのことを皆でまとめ上げるということが好きだし、長けているんでしょうね。

それに日本では、ドレミファソラシドと平行して、ハニホヘトイロハと日本語で覚えたり、
ドイツ音名や英語音名でも同時に勉強しますから、改めて考えるとすごいですよね。

ちなみにオルガンも、といっても主に足踏みのリードオルガンですが、
この唱歌や童謡の普及のために、その伴奏として日本でも広められたのです。

20代のとき、なぜ私は日本人なのに西洋の音楽で自分を表現しようとしているのか、
意味もなくずいぶん悩みましたが、それもこの明治時代からの日本の音楽の歴史の
延長上に、今自分が置かされているからなのだなあ、と漠然と感じたりするのです。

そんな日本に、今では世界屈指のコンサートホールが建ち、世界最大級&世界中からの個性溢れる様々なパイプオルガンが入っているなんて、本当にものすごいことですよね。


話がずれまくりですが、最後にもう一度、
渡辺かおりさんのHPはこちらです~!
美しい歌声で癒されます043.gif


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by organvita | 2010-05-08 00:03 | 音楽いろいろ | Comments(4)

澤田まゆみ著「キリスト教とともに学ぶ音楽」

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ドイツ・リューベック留学時代に一緒だったお友達、高崎出身のピアニスト澤田まゆみさんが、なんとこの度、この素敵な本を出版されました!

「キリスト教音楽に関して、歴史記述とともにその時代の音楽を紹介。
当時奏でられていた楽譜を大判で掲載し、実際に演奏し、歌うことができる。
キリスト教の基本的な事柄については、塚本潤一牧師がコラムで分りやすく解説。
キリスト教と音楽が複合的に学べる画期的な一冊。」

まゆみさんは留学時代からピアノをバリバリこなし、コンクールにも入賞している素晴らしいピアニスト。それだけではなく、帰国してから毎年リサイタル「演奏・展示・お話による音楽会」を開催したり、教鞭、執筆活動と精力的。9月には帰国10年記念リサイタルが予定されています。

ピアニストなのに、よくオルガンの練習室に遊びにきていたまゆみ。その帰りに「力つけなきゃ弾いてらんないわよね~」なんて言いながら、夜のスペアリブ食べ放題の店に行って青春談義に花を咲かせたりしたものでしたが、いつの間にか大出世!知らぬ間に教会音楽のスペシャリストにもなっていました!!ほんと、すごすぎる!
このご本はそんな彼女の魂と愛のこもった、キリスト教音楽への入門書。是非みなさん
読んで下さいね!ちなみに、私も写真を少し提供させていただいています☆

こちらからご注文できるようです。さあ、どんどんどうぞ!


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by organvita | 2010-04-21 17:04 | 音楽いろいろ | Comments(8)

テレビ放送されます

先週末ヴェルラ・ディ・ジョーヴォで弾いたこのコンサートの様子が、テレビで放映される
そうです。といっても、ほんの3分程度の紹介みたいですが。
イタリアにいる方、よかったらご覧下さい(^^)。

TelepaceとRTTRチャンネルの、「Pietre vive」という番組内で流れるそうです。
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ちなみに、送られてきたこの時間表と、テレビ局HPでの案内の時間がすでに違っているので(汗)、正確なところは怪しいです・・・。
テレビつけっぱなしにしてて「当たればラッキー」くらいの広い心でどうぞ~(^^;)

ちなみに、私たちは明日、日本に向けて出発します~!ヴァカンス!!!
放映も見れなくて残念だわ。
しばらくブログお休みします。

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by organvita | 2010-03-19 20:02 | 音楽いろいろ | Comments(6)

東京の2つのコンサートのご案内

3月に東京で行われる、2つの素敵なコンサートをご紹介させていただきます。

          ************************************************
                      
             3月16日(火) 新宿文化センター

             柳沢文子オルガンリサイタル
         (↑詳細&チケットお申し込みは、こちらをクリックしてご覧下さい。)


文子さん、ことブンちゃんは、北ドイツ時代からのお友達。
「同じ釜の飯」ならぬ、「同じKartoffelsuppe(ジャガイモスープ)」を飲んだ仲間。
すでに当時から、「ブンちゃん=メシアン」「メシアン=ブンちゃん」と言われるくらい、
彼女のメシアンの演奏には定評がありましたが、そんな彼女の注目のリサイタル。
バッハとメシアンのコラボレーションもありの、意欲的なプログラムです!!
東京に数多くあるオルガンコンサートの中でも、バッハとメシアンの宗教曲にここまで焦点をしぼった演奏会は、はっきり言って中々ありません。この機会に是非皆さんどうぞ!



          *************************************************

              3月31日(水) 日本大学カザルスホール
         
               「カザルスホール331」
            (↑詳細&チケットお申し込みはこちらカザルスホールHPから)

御茶ノ水のカザルスホールは、3月末で使用停止となってしまいます。
ここで音楽を聴く最後の機会になってしまうかも知れない、素敵なコンサートのご案内です。是非お出かけください!

カザルスホール・プロデューサー中村ひろ子さんから戴いたメッセージ(↓)。
「すでにご承知のとおり、カザルスホールは来る3月31日(水)をもって日本大学お茶の水キャンパス再開発計画を進めるため、使用停止となります。今後のことについてはまったく決まっておりません。行く末に目処の立たないままホールを離れるのは、断腸の思いです。何もしないまま終わらせてしまうのもしのびなく、せめて最終日の3月31日に小さなコンサートを開くことといたしました。カザルスホールの原点であり、幕開けにも演奏されたチェロ、そして今やホールの象徴となったオルガンによるコンサートです。」


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by organvita | 2010-03-09 23:12 | 音楽いろいろ | Comments(7)

フランチェスコ・フェオのCD

遠く海外に住んでいても、2010年ともなると、色々とこの世の技術進歩にありがたいと
思うことが多いわけで、例えば元旦にはSkypeで、東京の実家に集まった親戚ご一同さまのお顔を拝めながら「老けたね」「変わらないね」などと、新年のご挨拶。
従姉妹からは、「昨日みんなで戴いたのよ」と、別の親戚の新年会での、机から零れ落ちそうなお重箱の山を囲んで、皆「食べつくした~」とご満足そうなお顔が並ぶ様子や、
従姉妹の子供たちのお着物のお写真が添付ファイルで届いたり!
本当は地球の裏側なのに、この近距離間、ありがたい限りです。
2020年くらいには、もっと技術が進歩して、秋葉原あたりで「どこでもドア」を売り出さないかしら。そしたら毎晩東北の温泉に浸かりにいくんだけど。

留学を決めた15年前(うわわっ)には、習いたかったドイツの先生に弟子入りのお手紙をしたためて、そのお返事が来るまで数週間ドキドキして毎日ポストを覗いていたものだったけど、今ではネットの時代ですもんね。
先日もイタリア人の師匠とチャットをしたりしたんですが、ほんと、時代は変わったなーってつくづく思いましたよ。

・・・前置きがとっても長くなりましたが、その師匠からチャットで、
彼の新しいCDを日本で宣伝して欲しいと託されました(^^)。
といっても、私に出来ることは、このブログにリンクを貼ることくらいですが(笑)
(無力な生徒ですんません、マエストロ・・・)、
下の演奏、是非聴いてあげてください&CDのご注文どしどしどうぞ(笑)!

ロレンツォ・ギエルミさんの率いるバロック・オーケストラ Divina armonia の新しい録音、
イタリア・ナポリのバロック時代の作曲家、フランチェスコ・フェオの「ヨハネ受難曲」です。
ちなみに、この映像は18歳の娘さんが作成したそうです!


La presentazione dell'ultimo Cd della Divina Armonia, un inedito di Francesco Feo (Napoli 1744). Nel libretto una serie spettacolare di foto inedite del Sacro monte di Varese.

CD発売元はこちら→passacaille

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by organvita | 2010-01-14 08:19 | 音楽いろいろ | Comments(10)

明日は我が身かも知れないけれど。

どういう訳か、しばらく動画が貼れないでいたんですが、突然直ってました!
久しぶりに動画をどうぞ。(といっても音声だけなんですが)

先日、Youtubeで調べ物をしていて、偶然出てきた録音。
明日は我が身かもしれないし、人を笑っちゃいけないけれど・・・・・

クリスマス前、同僚のオルガニストのみなさん、お互い気をつけましょう~(笑)。


付録。こっちもすごいです。


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by organvita | 2009-12-22 06:24 | 音楽いろいろ | Comments(16)

オルガン&ピアノレッスン

谷の子どもたち数人に毎週、プライヴェートでオルガンやピアノを教えている。
場所は教会や、子どもたちのお家訪問レッスン。年齢やレベルはまさに様々。

学校にももちろんよるが、イタリアの多くの小学校には音楽の授業が全くカリキュラムに入っていないのだとか。中学校に入って初めて、音楽の授業が始まるらしい。
イタリアの小中学校は、大抵午前中しか授業がないようなので、午後はそれぞれ習い事やスポーツ、友達との時間に多くが割かれるようだが、音楽に興味がある子は、音楽教室に通ったり、教会の子ども聖歌隊で歌ったり、この辺りだと吹奏楽が盛んなのでどの町や村にもバンドがあり、そこで大人に混じって管楽器を習う子どもも多いようだ。
学校ではノータッチだが、興味のある子とそれをバックアップできる親がいれば、学校以外で音楽教育を受けているわけで、現実的な気もするが、逆にそうでなければ、全く音楽に触れることがないかもしれないわけで、音楽をする私から見ると、やはり少し残念に思ってしまう。「楽譜が読める」「楽器が弾ける」と言うこと以上に、幼児期に音楽を通して得られる感性や感情って大切だと思うから。

さてワタクシ、大人や、音楽の下地がある人に教えたことはあったが、真っ白な子どもに教えるようになったのは、実はここへ来てから初めて。自分自身が音楽を習い始めた遠~い遠~い遠~い昔の「楽しかったピアノレッスン」の記憶を思い出しながら、手を変え品を買え(?!)手探りで教えている。
その1つはこちら。ご褒美シール(笑)。日本ではシールもらえますよね、一曲上手に終了すると。
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しかし、これって日本独特のシステムだったって知ってましたか?!こっちではこうやって「ご褒美でツル」っていうことは、普通しないようです。でも、何を隠そう私は小さい時、このシールが欲しくて、それに吊られて練習していたようなところもあるので、試しにこのやり方を試してみたら、なんと生徒さんに大うけ(笑)。
12歳の微妙なお年頃の男の子も、「Aiがそうしたいなら貼ってあげてもいいよ」とか大人げな発言をしつつも、いざ一曲仕上がると結構真剣にシールを選んでいて、かなり微笑ましい^^。ちなみにこのシールは日本から持って帰ってきたもの。こういうグッツは日本は充実してます!「日本のシール」っていうと株も上がるし(笑)。
ついでに、私がシールを忘れたりして、代わりに「花丸」書いてあげると、これまた大ウケ。
そっか~、これも日本のものだったんだー。今更ながら実感。

全く真っ白な子どもに教えるのって、楽しくて難しい。
子どもだから尚更、わかりやすく(イタリア語で・・・)教えなければいけないし、私はイタリアの音大は出ていないので、ここへきて「5線譜」とか「小節線」とか「付点4分音符」とか、当たり前の楽語をイタリア語で勉強し直すハメになり、なんとなく逃げていた弱点を通らなければいけない事態に陥っている(汗)。与えられるべきことは与えられる、とはまさにこの事か。「カタツムリみたいに手の甲は丸くしようね」の、「カタツムリ」の単語がわからず、絵を描いて見せて、子どもに「Lumacaって言うんだよ」って教えてもらったり(笑)。
彼らは私のイタリア語の先生でもある。

最近新しくピアノを教え始めた6歳のAちゃんは、そういうわけで、楽譜というものをそれまでに見たこともなかった。「いろんな音があること」「音には高さがあること」を見つけるために、家の周りを散歩しながら探したり、階段にドレミを書いてホップステップ遊びして歌ったり。子どもは吸収が本当に早くて、こんなAちゃんも数ヶ月経った今では、ヘ音記号も読み、両手で演奏し始めた。うらやましい・・・!
Aちゃんのお部屋の壁に張ったのはこれ。意外なところで折り紙が活躍した瞬間(笑)
音や休符の長さに合わせて切って、表を作ってみました。かわいいでしょ?!
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Dくんの部屋の本棚にこんなものを見つけて借りれるのも、お宅訪問レッスンの特権?!
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最後に、ピアノだと「エリーゼのために」、オルガンだと「トッカータとフーガ ニ短調」が弾きたい!と思うのは、どの子どもも大人も全世界共通なのかな、というのが私の見解。
与えた宿題はおざなりで、こっそりこれを練習している私の生徒さんは意外と多い(笑)。

私の理想のレッスン像はこちら(?!)。
これ、Youtubeで見つけたんですけど、何回見ても夫とお腹抱えて笑ってます!
この人たち、演技も演奏も最高!

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ではビデオスタート!

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by organvita | 2009-05-27 22:10 | 音楽いろいろ | Comments(11)

CD録音しました

週末、ボルツァーノ Bolzano(Bozen) の教会、Chiesa di S.Giuseppe で、
CD録音を行いました。オルガンの詳細はこちらをどうぞ。
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よく練習にも使わせていただいている親しみある楽器とはいえ、改めて「録音」という形で記録するとなると、また話も変わってきます。
しばし教会に通い詰め、この楽器の良さや特徴が最大限に活きるようにと願いつつ、念には念を入れて、約一時間のCDのための曲選び&音色作りを行ってきました。
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そして、いよいよ録音初日!
教会の周りは住宅街。教会併設の幼稚園の子どもの声も聞こえてくるため、録音はどうしても週末、そして車の少ない夜間に行うことに。教会の後ろには電車の線路があるけど、
これはどうしようもない。
まずはアンドレア社長が好意で、一日がかりでオルガンの調整&調律をしてくれた。
オルガンよ~し!
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ミラノ近郊からお呼びした、レコーディングエンジニアのロベルト。マイクの設置中。
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マイクの種類はもちろん、マイクの位置や角度のちょっとした違いで録音も変わるため、弾く→仮録音→音源チェック→マイク種類&位置変更・・・の過程を何度となく繰り返しながら、「CDでこう聴こえたい!」と思うサウンドを探していく。この作業だけで数時間!
実際、数cm位置を変えるだけでも音源が全く変わってくるので、びっくり。
非常に貴重な勉強ができました^^。

機材の数だけコードも!教会内に設置したマイクから、教会脇の仮の録音室までを繋ぐためには、相当の長さが必要!ついでにコードの巻き方も教わっちゃった。
それぞれの世界、それぞれのこだわりやノウハウがあるんですね~^^。
マイクよ~し!!
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コンディションばっちりのオルガン、スタンバイOKの超良質マイクが揃ったところで、
後は私がひたすら弾くのみ。ここから丸2晩、約12時間の戦いがっ!

録音室のロベルト&夫からの指令(?!)は、私の脇に置かれたこのスピーカーから。
私の声は教会のマイクが拾ってくれ、向こうに伝えられます。
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「やり直しが効く」という利点があるものの、コンサートなら一時間くらいの集中力で足りるところを、数時間の録音中ず~っとテンションあげてないといけないので、結構タイヘン。夜は更ける一方なのに、暗闇の中で一人盛り上がるワタクシであった・・笑
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弾く方もタイヘンだけど、聴いてる方ももっとタイヘン。
同じ楽譜を録音室でにらめっこしながら、「音間違えてる」とか、「さっきよりもテンポ違ってる」とか「聴きにくい」とか「〇小節目から×小節目までもう一回頂戴」とか、その他もろもろ細かいことをチェック&指図してくれる。
途中で休憩入れたらこんなになってた。大丈夫かいなー?!
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「腹が減っては戦はできぬ」とは本当によく言ったもので、お腹が空いてイライラしてこないようにと、細心の注意を払って大量のケータリング用意。(こういうところだけは準備が
いいんだなー私。)サラミ&生ハム&パンのほか、甘いものを教会に担ぎ込む。
プラス、いきなり日本が恋しくなって「もうや~めた~!」ってならないように(おいおい)、念のためにバックに忍ばせておいたミネコからもらった梅昆布が大活躍。
やっぱ塩っぽいものは元気が出るわ。助かったよー(^^)。
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ちなみに、イースターにあんなに食べたのに、ストレス(?)で数kg痩せました。
ダイエットにいいわ、録音(笑)。しかし、大仕事を終えて、開放感でビロンビロンの今は、お腹が空いてたまらない。リバウンドが怖いぞ・・・。


CDには、私の大好きなJ.S.バッハが、イタリアから影響を受けて書いたオルガン作品を
集めて録音しました。「イタリアにあるドイツ式オルガンで、イタリアンなバッハを」という
コンセプトです。CDはこれから、編集作業などを行っていきます。

皆さまにお聴きいただける時がきましたら、また追ってお知らせさせていただきます。
(数ヵ月後の予定です)
どうぞお楽しみに!
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by organvita | 2009-04-21 22:20 | 音楽いろいろ | Comments(10)

悪夢

扉を開けると、そこは懐かしいドイツ・リューベック音大の大講堂。
そこでは、私の苦手な合唱指揮法のML教授が、大きな椅子に座って楽譜を読んでいる。
その前には、見たこともないオーケストラが待機。聴講の観客も大勢いる。
今日はこのオーケストラの指揮をする特別授業なのだ。
生徒たちが順番にオーケストラを指揮し、教授から指導を仰いでいく。

順番を待つ私は、手元の楽譜を開いてみる。
そこには、バッハのオルガン曲のフーガが。
今日はこの曲を、オーケストラに指導し、演奏させなければならない。

なのに、楽譜には全く何の書き込みもしていない。勉強してきた形跡なし。
あれ?このフーガ何声部?テーマってどこ?どれ?
私この曲全然知らないよ?弾いたことなんかないし!大体、オーケストラの指揮なんて!
教授 「次、Frau Yoshida」
うぎゃー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!やばいっ!!!!!!!!


                       ・・・・・ってところで目が覚めた・・・。

本番が近づいたりすると、必ずといってよいほど見る、こういう悪夢・・・。
ああ本当~によかった、これが夢で・・・(滝汗)
この曲、実際に今練習中で、「なんか納得いかんな~」と不満に思っていた矢先だった。



他にも、今ざっと思い出せるだけでも、こんな夢ありました。

・ 何万人という観客が(←実際ありえません・・・)開演を待っている。
「はい、お願いします!」というホールの人の声で舞台への扉が開かれ、舞台照明ON。
いよいよ本番!というその瞬間、自分がまだパジャマを着ていることに気がついた。
(しかもかなりヨレヨレのダサいパジャマ) うわーーーー!まずい!! 
客を待たせたまま楽屋に戻って着替えるか、はたまたこの格好で演奏するか?という
究極の選択に迫られる数秒間。

・ 大切な試験の直前、なぜかオルガンの前で誰かとバトミントンをしている。
前代未聞の大ラリー。やめるわけにはいかない。試験官がやって来た。
「吉田さん、弾きたまえ」といわれるが、「このラリーを止めるわけにはいきませんっ!」と
叫びながら、バトミントンを続けている。羽がパイプの中に入らないようにしなきゃ、と思いながらラリーは続く。

・ レッスンの日、先生が待っているのに、どうやって足掻いてもオルガンにたどり着けない。迷路のような建物の中を徘徊して焦っている。先生すごく怒ってる。

・ 本番直前。お客が演奏を待っている。しかしなぜか、演奏会は真っ暗闇の中で行われることになっており、私が登場すると、電気消灯。
しかし私は弾くべき曲を全く暗譜していないどころか、今日何を弾くのかも忘れてる。
しかも真っ暗でオルガンにたどり着けない。やっとたどり着いた。ああ、でも何弾こう。何か弾かなくちゃ。でも鍵盤見えない。曲知らない。



・・・ああ、恐ろしい・・・・

「空を飛んでいる」とか「お姫様になった」とか、どうがんばっても正夢になれない夢と
違い、これらの悪夢は私次第で、いとも簡単に正夢になってしまう・・・というところが、
リアリティー抜群ではありませんか(汗汗汗)。


曲が仕上がってないとか、本番前の不安なんかが夢に現れるのでしょうが、
同じ状況下でも、願望がそのまま夢になる夫の場合、
「鍵盤の前に座ると指が勝手に、自分史上こんなに早く動いたことないってくらい超絶技巧で演奏し始め、「うわー!ボクの指どうなっちゃったんだ~?!」って驚きながら、自分の指技をまんざらでもなく眺めてる」っていうのが定番だとか(笑)。
かな~~り羨ましい・・・。

ビートルズファンの夫は、ポール・マッカートニーとピザを食べたとか、ビートルズメンバー全員が家に遊びに来て超仲良くなったとか、魚釣りの前には、大魚を射止めて両腕で抱いたとか、とにかく楽観的な夢が多くて、つくづく幸せなヤツだなーと思うワタクシ・・・。
私はどちらかと言うと、嫌な夢を覚えている事が多いので、目覚めが悪いことが多いが、
「夜中ブフフフって笑ってたよ」ってたまに指摘されるので(←怖い・・・笑)、
楽しい夢もそれなりに見てるみたい。でも、それを覚えてられないのが悲しいわ・・・。




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by organvita | 2009-03-11 05:07 | 音楽いろいろ | Comments(22)