カテゴリ:ドロミテの景色( 199 )

釣り名人参上

最近遊びのネタばっかりで、このブログのタイトルの始めの6文字はそろそろ消したほうが良かれと思われる。
今週は夫がヴァカンスなので、この一週間集中的に練習しよう!と、先週末は熱く語っていたものの、釣り名人が遊びに来て、週末の決意はあっという間に忘れ去られた。おまけに日焼けした。「遊ぶときは遊ぼう!」いい評語だ(←って、私が作ったんだけど)。

釣り名人とは、夫の従兄弟。なんでも彼は、12歳で生まれて初めて釣り糸を川に垂れたとき、その初投球に大魚が引っかかったというラッキー人物。初めにこんな経験しちゃうと止められないのでしょうね。そんな訳で釣り一筋人生。

私はプチ仕事があったので、夕方現場検証へ。二人とも日焼けして肌が真っ赤。
ちなみに、観光シーズンが始まって、普段は静かなこの辺りも、すごい人。
村人より格好がお洒落なので、すぐにヨソモノだとわかる。
川べりを散歩する観光客たちが、釣り人ふたりの様子を覗いていた。
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こちらが釣り名人イザイヤ。10メートルのマイ釣竿がご自慢。さすが10メートルは長い!
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名人好調。これは小さかったので、このあと川に帰しました。きれいな色です。
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石遊び。

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釣りは一日ひとり5匹までという決まり。釣りをする前には許可証を買って、何匹釣ったか結果をそこへ記入し、最後に、川辺にところどころ立て付けてあるこのポストに投函しておかなければならない。
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本日の結果、名人7匹、夫3匹=計10匹で終了。
他、かなりの稚魚を釣って川に帰したとか。名人7匹さすが。
この後お魚を有難くさばいて、3匹は私たちのお腹に直行、残りは冷凍庫へ。
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お昼ゴハンに家に戻ってはきたものの、9時間ほぼぶっ通しで一日中釣っていた二人。
夜も、釣りの本で研究したり、お互いの釣りグッツを見せ合ったりして、遅くまで盛り上がってた。ずーーーっと魚の話してる。夫の目がハート型。いや、魚型。
「結婚式のときよりも嬉しそうだね」って冷やかしたら「うん!」だって。あ、そう。

今日は従兄弟を途中まで送りがてら、最近発見した湖へ。
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なんの宣伝(?)もしていないし、幹線道路からちょっぴり外れているので、もう何十回も
この道を通っているけど、今まで気がつかなかった。
しかし、見てください、この透明な水!魚がみえてます。
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この黒いの、全部おたまじゃくし。これが楽譜なら弾くの大変だ。
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ずいぶん茎のたくましいタンポポが。
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この大自然を前にして、二人の興味はもっぱら、水の中の魚。
こんなに水が澄んでいたら、魚からも釣り人が見えちゃうんじゃない?
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従兄弟会釣り人ふたり。左が名人イザイヤ君。
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アーノルド・シュワルツェネッガーにチョイ似の彼、ただいまお嫁さん募集中。
ちょっとシャイでとっても優しいイザ君、今回私、初めてゆっくり話したのだけど、ポイント上がりまくり。とってもいい人。夫に「アイの目がハートになってる」と注意された。そういうあなたは目が魚だというのに。
イザ君情報
年齢:31歳。
星座:魚座
血液型:魚型
趣味:釣り
特技:釣り
好きな食べ物:魚
ペット:ミミズ
デートスポット:川
結婚式会場:川辺
結婚指輪:釣り針を丸めたお手製リング
プロポーズの言葉:ボクが釣った魚を料理してください。

こんなイザ君のお嫁さんになりたい方、得意の魚料理を書いた履歴書をお送りください。
結婚式にはもれなく、オルガニスト二人お付けします。・・・安くしときますよ。

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by organvita | 2008-07-11 03:28 | ドロミテの景色 | Comments(6)

ドロミテでのヴァカンス

音楽高校以来、だからかれこれ20年来になる友人まどかが、パートナーのフランス人
フレデリックと共に、おらが村に遊びに来てくれた。
この二人はパリで、彼はアコーディオン奏者、彼女はピアニストとして活躍している。
まどかとは、15歳から日本の大学を卒業するまで、それこそ同じ釜のメシを食べた仲。
彼女はフランス文化、私はドイツ文化に憧れ、それぞれ卒業と同時に日本を飛び出したのだったが、国は違えど、外国人として体験する様々なこと、音楽のこと、ここには書けない(?!)いろんなお遊びのコトを、よく電話で報告し、励ましあったものだ。
その後彼女は、これまでの功績がフランスで認められて、アーティストヴィザを習得、
私はなぜだかイタリアに嫁ぐこととなり、お互い一息ついたところでの、5年ぶりの再会。

お二人と一緒に、この辺をあっちこっちドライブしたりして、楽しい一時を過ごした。
これがそのお二人。フランス語で「フレデリック」の発音が非常に難しいので、私は「ふれでぃ」と呼んでた。ちなみに彼はイタリア語がぺらぺら。
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ここはおらが村から車で一時間ほどの、ポルドイ峠の山頂。標高約3000M。
「ドロミテの屋根」と呼ばれるだけあって、天気が良いと360度の素晴らしいパノラマ。
いろは坂をずっと登った後、最後はこのロープウェイに乗って、一気に山頂へ。
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さっき車で走ってきた道が、糸のように細い。遠くには万年雪の積もる山マルモラーダ。
夕方やってきたので、ちょっとガスってしまっていたけど、このパノラマは気分爽快。
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ここから更に数日掛りで、向こうの山やそのまた先まで尾根を歩く登山コースが続く。
気軽には行けなさそうので、もうちょっと体鍛えてからだな。
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童心に帰って夢中で歩くふれでぃ。どんどん小さくなっていく。山って大きい。
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その先は断崖絶壁。鳥が羽を広げたまま風と遊んでいた。いいなあ~
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次の日は、パネヴェッジョ自然公園へ。ここはシカの保護地区。
奥の森は「ストラディヴァリの森」と呼ばれる。かの昔、ヴァイオリンに使う良質のモミの木を探しに、はるばるやって来たとか。と説明したら、「あ、だから所々木が生えてないんだね」とふれでぃ。オヤジギャグも連発。負けてられん。
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森の中を散歩。
モミの木に囲まれながら森林浴。

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ところどころで、こうやって森のことが学べる仕組み。
これは動物の足跡当てコーナー。
扉をめくると回答が。
森の中、本当に足跡残ってます。
きのこ発見。ここは自然保護地区なので、採集、狩猟、釣り禁止。
だから安心してこんなに大きくなったのかな。
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巨大アリ塚。
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つり橋のはるか下を、底までくっきり見える透き通った水の川が流れていく。
しかしここでカメラの充電切れ(泣)。
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3日目。おらが村の裏山、ラヴァツェ峠へ(Passo Lavaze')。この日はみごとな晴天!
この斜面は、冬はスキー場。
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ドロミテの尾根が見渡せる。
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ふれでぃ撮影。さすがフランス人アーティスト。センスが違うっす。
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これもふれでぃ撮影。
線の細い流れるように儚い花に眼がいくところも、パリジェンヌって感じじゃんぬぉ?
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イタリア人が撮るとこんな感じ。ピントずれてるあたり、愛嬌があるのぉ。
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山の斜面で美味しそうに草を食む牛たち。
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牛に正面から凝視されることが、なぜか多い私。新種の仲間だと思われてるんだろな。
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こっちからも。牛の世界では、私相当イケテるみたい。
と、いい気になってたら、あれ、ここみんな牝牛でした。つまんないの。
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こんな近くに来るんだから、本当に牛と思われてるのかも。私が牛肉大好きとも知らず。ふっふっふっ・・・。がぶっ。あ、噛み付いてない噛み付いてない。
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B組のみんなー!元気ですか~?!私たちは20年前と全く変わらない若さで元気でやってます~。と、遠目の写真で控えめにご挨拶。これなら顔のシミもシワもバレるまい。
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フランス人は大のチーズ好き。ここの谷のチーズが食べたいというので、チーズ直売店で大量に仕入れて、ベランダでお昼。急にここがフランスな気がしてきた。
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ああ、贅沢。でも日本と比べたら全然安いのですよ。
ちなみに、チーズには食べる順番があるとかで、生粋フランス人ふれでぃによる興味深いチーズ食べ方講座を聞きながら、「あ、さっきのチーズの味忘れちゃった」と逆走しながらかぶりつくイタリア人夫&その妻であった・・・。
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おらが谷を降りると、そこにはブドウ&リンゴ畑が広がっているのだが、そこでは知る人ぞ知るワインの銘柄、ゲヴルツトラーミナー(Gewurztraminer)を作っている。
香り豊かで私も一度飲んで大好きになったワイン。友人たちもこのワインのファンなので、ワイナリーに行ってみたが、残念ながら休暇中。ぶどう畑の中をドライブ。
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これから色づいていくリンゴ。ツマミ食いにはまだ早いみたい・・?!
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昔のオーストリアだった地区なので、建物も可愛いらしい。
このあたり、9月末になると甘~い果物の香りで満たされます。
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さすがにお昼のチーズが重くて(食べ過ぎたからだけど・・)、夜は和食。
日本人同士で海外で食べる和食はこれまた格別。
一年前に来てくれた友人からお土産に頂いて、もったいなくて手を付けられなかった素麺をこの機会に頂きました!Tさん、ご馳走様でした~。
付け合せはベランダで育ったシソの葉、夫ママが家庭菜園で育てている日本のキュウリ、缶詰で売っているいなり寿司の油揚げの千切り、それに日本から持ってきた梅干。
みりんを切らしていたので、即席で適当に作ったなんちゃって汁だったが、中々の味!
でもこういう時、夫が外国人だと、本物の味を知らないので助かります(^^)。
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この数日、高校&大学時代からのいろ~んな思い出&笑い話で盛り上がりしゃべり続けて、今でも喉が痛いのだが、一番盛り上がったのは、高校B組の出席番号順(←これが難しい)クラスメイトの名前思い出し大会、に続き、お隣A組も。(うちの高校は2クラスしかなかった)。最後は先生の名前思い出し大会。直接習ってない先生も含めだから、これが意外と難しかった。モンモンと考える中、二人で同時に数学の先生を思い出し、
あっ!すーじー!!」(数学のおじいさんだったので、すーじーと呼ばれていた。)と叫んだ瞬間、聞いてた夫が「誰?Susy?」と美しい発音で反応。
夫が外国人だと突っ込みどころが不意打ちで面白い。
みなさん、高校のクラスメイトの名前、全員言えますか?!

長くなりましたが、最後にふれでぃ、こと、フレデリック・ダヴェリオさんのご紹介を。
クラシックのレパートリーはもちろん、彼自作のフランスの香り溢れる作品は本当に素晴らしいです。アコーディオンという楽器に対するイメージも変わりますよ。
CDも発売中。12月には初日本公演もあるそうです。みなさま是非どうぞ。

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FredericDAVERIO
Homepage


PS: B組のみんな!これを読んだら是非連絡くださいねー(^^)。


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by organvita | 2008-07-07 23:51 | ドロミテの景色 | Comments(13)

自然とお遊び週末

土曜日、お天気イマイチな中、谷に流れる川で、夫は一日中釣り。
今年初の川釣り。雨上がりだったので、川の水がちょっと濁ってたけど、それなりに引っかかった!やっぱり川釣りのほうが面白い。
稚魚は川に戻さなければいけないルールなので、私はメジャー測り係。ウチに連れ帰った(お口に入る)マスは5匹なり。(一日最高5匹まで、という谷の規則)
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私はたまーに釣竿持たせてもらう程度で満足。
で、夫が一日中お魚と戯れている間、何をしていたかというと、お絵かきごっこです・・。
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実は冬の寒いヒマな間、村の10回コースの水彩画教室に通っていた。お恥ずかしながら・・。絵が描けるようになることは小さいときからの夢だったのだが、なかなか時間も取れなくて、それがこんな田舎に住むことになって、時間を持て余していたので、まずは基本の基本を教えてもらったのだ。今日はその後初めての、お絵かきデビュー。

f0161652_18173753.jpg野の花スケッチシリーズ。作品番号Op.1。
かなり恥ずかしいので、小さく公表。
ここまで縮小すると(しないと・・・)ウマく見えるなあ(笑)。
目標は星野富弘さん!と大きく出てみるも、それには技術的にも精神的にも、相当相当相当修練が必要ですぞ・・。

しかしこうやって、いざ描いてみようと思って観察すると、本当にいろんな草や花があるものだ、と改めて発見。小指のツメ程度の花でも、本当によくできてる。自然はすごい。

そうやってじっと見つめて発見した一つ。カタツムリって地面の下に生息しているものだと思っていたが、かなりの数の木登りカタツムリを発見。
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翌日。先週の山小屋発見で調子に乗ってる私たち。
また新しい山小屋に、お昼を食べに行った。
ロッレ峠(Passo Rolle)頂上にある山小屋。ここ、夏の天気の良い日なら最高だろう。
残念ながら今日は、雪でも降りそうな寒さ・・。
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お腹を空かせて到着したところで見つけた、駐車場の看板。
左下にある「Pesce(魚)」の文字が真っ先に目に飛び込んできて、昨日の釣り気分の延長もあって、「ここ、魚食べれるんだって~!!」と大興奮したも、夫に「魚の骨状に駐車しろって書いてるんだよ」とあっけなく正された。
言葉がわからない人の勝手な思い込みと早とちりって情けない・・・。
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よく考えれば、こんな山の頂上でお魚が出てくるはずもなく、注文したのはポレンタ&溶かしたチーズ。ポレンタはチーズが本当によく合う。この山小屋で製造されたオリジナル・チーズだった。チーズのおコゲ、最高!
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f0161652_2034226.jpg入り口に飾ってあった、昔のチーズプレス機。











自然の恵みに感謝の週末。
感謝しすぎて食べ過ぎた。
食べきれる分だけいただきましょうね・・。




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by organvita | 2008-06-16 19:04 | ドロミテの景色 | Comments(7)

山小屋発見

久しぶりに予定のない週末だったので、夫と車で、おらが谷の裏道探検。
「まだ通ったことのない道」がキーワード。
調子にのっていると、ずいぶん変なところに出てきちゃった。舗装道路なくなってる。
「車、進入禁止」マーク。しかし、この先へ行くと「山小屋あり」の標識が。
ここまできちゃったし、どうせだから行ってみるか。お腹すいてきたし。
「山小屋」とあるところでは、大抵美味しい山の料理が食べられるのだ。
車を降りて、ちょっと歩いてみることに。
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「ちょっと歩いてみる」つもりが、ひたすら山道を登るばかりで、山小屋見える雰囲気なし。
ねえ・・・そういえば、ここイタリアだったよね・・・。
あの標識信じちゃいけなかったんじゃあ・・・。
かなり不安になってくる・・・。
たぶん山小屋あっても、閉まってるとかさ、途中で標識なくなるとかさ・・・。

戻ろうよ・・・。

木が生い茂る森を進んでいくと、こんな看板が。
この辺り、ビオトープの森のようだ。
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背の高い高い木が生い茂る。
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不安が最高潮に達する頃に、またふっと現れる標識。
まだ遭難はしてないみたい。ほっ。
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赤ずきんちゃんの気分になってくる。
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遠くにきれいな池が見えた。沼地のようだ。
「穴に注意」の看板をみつつ、靴びしょびしょになりながらも、近づいてみた。
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意外と深いらしく、底も見えなくて真っ暗。ちょっと怖かった・・。河童出そう・・。
けど、水に反射した木々がきれい。
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延々と歩くこと40分、まあ、たいした時間じゃないけど、目的地がわからないで歩くって、
ずいぶん歩いてるような気がするものだ。一時間以上歩いてたかと思った。
森を抜けると、遠くに「山小屋」が見えた!!!
あった~~~っっ!!! あとは開店していることを祈るのみ!
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おお!人がいるではないか。なんか安心。
オーストリア国旗が翻っている。そう、この辺りは第一大戦までオーストリアだったところ。「おらが村」は昔からイタリア領だけど、ちょっと行くとすぐこういう地域にぶつかる。
昔の国境沿いに住んでいるというわけ。
ここも今ではイタリアだけど、住んでる人の心はまだオーストリアのまま。
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山小屋開店していた!ハイキングの格好をした人がたくさんいた。
私たちだけ軽装でちょっと恥ずかしい・・。
中に入ると、チロル衣装のお姉さんが「Gruess Gott」。南ドイツ語でこんにちは。
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この気持ちいい空気とともに、ああ、また迷いもなくお昼の定食を注文してる私たち。
だんだんブログに食べてるもの掲載するのが恥ずかしくなってきた・・・。
オルガン・ブログのはずが、ただの大食い日記になってますよ。
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テーブル番号がかわいい。(と、かわいいモノに逃げてごまかす)
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はいはい、デザートも食べました。
ドイツでもよく食べた、なつかしデザート。
「カイザーシュマレン(ホットケーキ)」←すんごいデカすぎ。
&「森の木の実盛り合わせ+生クリーム添え」←これじゃあ「生クリーム+森の木の実隠し」に名前変えたほうがいいよ。
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絶対食べきれない~とか言ってたわりには、10分後には完食。お腹の中でお仲よく。
またこれから下山するからね。体力つけとかなきゃあねえ。

山小屋からの景色。
鳥の鳴き声しか聞こえない。山っていい音響。ほんとうにコダマしてる。
メシアンが来たら、きっともう一曲書いていただろう。
「イタリアの鳥たち」とか。(音多そう・・・)
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山小屋からの空。
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by organvita | 2008-06-10 06:29 | ドロミテの景色 | Comments(7)

山の料理

渓谷には大きな一本道がずっと走っているが、そこから左右にたくさんの細道が、山に向かって伸びている。
住み始めたころは、この一本道しかしらなくて、両端がすぐ山でちょっと退屈に思っていたけれど、この左右の細道を探検するようになると、意外な別世界が広がっているのを見つけたりと、未だに驚かされることが多い。山って奥が深い。
そんな中でも最近の私の「発見」場所はここ。
ある日、道を間違ったがために偶然見つけた、お気に入りの場所!
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写真には写っていないけれど、小さな小さな、松の木に囲まれた美しい池があったり
(夫はこの池を日本庭園と呼んでいる)、な~んとものどかで平和な景色。
こんなところに放牧された動物って幸せだろうなあ。
ここの草は特別ウマか。

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お馬専用カー。

この大自然の中に、ポツンと一軒たたずむ農家。
ここでは自家製サラミや燻製ハムなどを製造している。
しかもレストランが隣接していて、この大自然を味わいながら、舌でも味わえるという
ステキ空間。日本から知人ご夫婦が遊びにいらしたので、早速お連れした(というより、かなり強引に・・?!)。
手前が直売店、奥がレストラン。
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中は木組みの落ち着いた空間。暖炉には火が燃えていた。
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4人で頼んだ、レストランお任せ郷土料理コース。
まずは前菜。サラミ、スペック(スモークハム)、生ハム、鹿の燻製ハムなどなどの盛り合わせを、ピクルスと西洋サワビで口をリフレッシュさせながら。
この時点でかなりお腹満足。しかしまだまだ続くのだ。
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次に運ばれてきたのは、大きなボール型のお皿に入れられた、大麦入りの野菜スープ。
ここにパルメザンチーズをふりかけて。
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すっごく美味しい初めての味!しかし、調子に乗って食べつくしてしまってはいけない。
メイン料理が入るお腹のスペースを空けておかなければ。
・・・と知りつつも、つい二杯目をよそっちゃった。

ビール&地元のビオ赤ワイン(絶品!)も手伝って気ん持ちよくなってきたところに、
やってきました~!メインの豚料理盛り合わせ。
豚のスネ肉、豚のアバラ肉、豚の燻製ウインナーハンバーグがこんもりもりもり。
下にキャベツの酢漬けとカネデルリ(この辺りの郷土料理。砕いたパンを丸めて作る)が完全に埋もれてた・・。
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それに添えて(っていう感じの上品さはないけど・・・)食べるのが、このポレンタ。
トウモロコシ粉で作ったもの。トレンティーノ・アルトアディジェ州には、パスタの伝統はなく、つい最近までこっちが主流だったとか。日本人がお米を食べる感覚かな。
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ちなみに、イタリアのトレンティーノ・アルトアディジェ州以外の人が、この地方の人たちを「小バカに」するとき、このポレンタをネタに出してきて、「牛のウン○を食べるやつら・・・」って言うとかなんとか。まあそう見えなくも・・・いえいえ。まだ食事中です。美味しかったですよ、ポレンタ。

お腹パンパンパン。豚を食べた私が豚になってる。
しかし私の別腹は、すんなりととても好意的にデザートを受け入れ(夢中でまた写真忘れました・・)、その後お店からのサービスで飲んだ、リンゴ味のグラッパ(ワインの搾りカスを蒸留してつくるブランデー)をくいっと飲んで、かなり上機嫌で帰宅。
ドアを開けてベットに直行。ああ、完全に豚。
でも本当に美味しかった!また行きたいね、と夫。
豚が牛に変身するかモーね。


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by organvita | 2008-06-01 08:15 | ドロミテの景色 | Comments(10)

聖体祭 Corpus Domini

日曜日はカトリックの祭り、聖体祭。
おらが村の教会のミサに参列した。

朝10時からのミサには、座るところがないくらいたくさんの人が集まっていた。
約一時間の教会内でのミサが終わると、これから聖体を掲げた神父さまと共に、村人全員が村を行進していく。

先頭を切る村の楽隊に続くのは、数週間前にプリマ・コムニオーネを受けた子どもたち。
夫の勤める工房の社長の息子も参列している。彼らのお役目とは、道に花びらを蒔いていくこと。みんな手に、花びらの入ったかわいい籠を携えている。
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f0161652_1835975.jpg社長アンドレアはスピーカー係として登場。
私たちに見つかって照れ笑い。











そして神父さまが掲げる聖体が続く。村の消防隊が天幕を担いでいる。
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昨日のジーロ・ディタリアで、自転車が駆け抜け大騒ぎだったこの通りも、今日は雰囲気が一変。温かく厳かな雰囲気で満たされていく。
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           子どもたちによって道に蒔かれていった花びら。
                  その上を神父さまが歩く。
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                道の途中に仮設されていた祭壇。
このような祭壇が3箇所用意され、それらをぐるっと巡りながらミサを行っていくのだ。
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行列の間、村の楽隊が演奏している。
普段はチロル音楽を演奏している彼らも、今日は賛美歌の演奏。
教会の聖歌隊もそれに加わる。
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            二つ目の祭壇。様々な花で美しく彩られている。
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f0161652_1833181.jpg行列に続く村人














3つ目の祭壇での祈り。
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                  花であしらった細工が美しい。
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          一時間ほどかけて村を巡り、また教会に戻ってきた。
       教会へ近づくと鐘楼の鐘が鳴り出し、私たちを大きな音で迎え入れた。
                      結構感動だった。
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教会の中へ入って、最後の感謝の祈り。楽隊の響きが石造りの教会にこだまする。
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村人と温かい一時を過ごせた日曜日の朝。
土地の人が信仰しているものを共有するって素敵な体験だと思う。


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by organvita | 2008-05-26 18:59 | ドロミテの景色 | Comments(0)

ジーロ・ディタリア Giro d'Italia koneta

ジーロ・ディタリアが、おらが村にやって来た!
この競技はフランスの「トゥール・ド・フランス」にあたる自転車ロードレースで、3週間かけてイタリア各地を一周する。自転車はヨーロッパではとてもポピュラーなスポーツ。
このロードレースもテレビで中継される。
昨日は「ヴェローナVerona→アルペ・ディ・パンペアーゴAlpe di Pampeago」ルートの日。195Kmの終着点、おらが村のすぐ裏にあるパンペアーゴに入る直前、おらが村の村内を通過するので、夫と楽しみにしていた。

おらが村中もすっかり応援モード。あちこちにピンク色の旗や風船が飾られ、ムードが盛り上がっていく。いつもは静かなおらが村の上をヘリコプターが飛び交い、広場に観光バスが並び、イタリア放送局RAIの報道車もやってきた。
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f0161652_026619.jpg観光案内所も、
f0161652_028116.jpgカメラ屋さんも、
f0161652_0322497.jpgバールも、
十字架のイエス様も、みんな応援しています。
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広場にヘンな車が。「信~じられないお値段!」と妙にハイテンションな女性の声のテープを流しながら商売していた陽気なおじさん。
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f0161652_0403444.jpg応援グッツ一式10ユーロ。
おじさん、ピンクが妙に似合ってる。












このルートは起伏が多い山越えコース。おらが村のあるフィエンメ渓谷に入る直前に、マンゲン峠(Passo Manghen)という峠を超えてくるのだが、ここは私も普段、車の坂道運転で苦労しているところなので、どんなに大変かよくわかる。しかも自転車でだ。脱帽。
近くにやってくるまで、まずは家のテレビで観戦&応援。
峠の上にはまだ雪が残っているようだ。
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おらが村にいよいよ近づいてきた!急いで外に出ると、村人たちがすでにたくさん集まって、道を作っていた。近くのバールのテレビから聞こえてくる中継に耳を澄ます。
そして、やってきた!ダントツ一位のランナー、エマヌエーレ・セッラ(Emanuele Sella)!
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すごい坂道なのに、すごい速さ!二回目のシャッターを押した時にはもう後姿。
腕、足の筋肉がすごい!カッコイイ~!
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しばらく遅れてから、2,3位を狙う自転車の大群が通過。
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f0161652_110217.jpgイタリア国旗、ジーロ・ディタリアの旗が翻り、村人たちの熱い歓声が飛び交う中を、選手たちが寡黙に駆け抜けていく。
f0161652_1244332.jpg選手の後を、自転車を載せた車が続く。
これは大変な競技だ!!
















おらが村はゴール前8km地点。しかしこの後、傾斜16%の最後の難関が待ち構えているのだ。まだまだ安心できない。
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ゴール地点の様子は、近くのバールに駆け込んで観戦した。
さっきおらが村をダントツで通過していったセッラが、そのままゴールを飾った模様。
ちなみに、翌日の今日、ドロミテ山岳横断コース「モエナMoena→マルモラーダMormorada」ルートも彼が一位だった。昨日4時間半も走り続けたのに、すごい体力と精神力!
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おらが村の昔の納屋が開放され、歴史あるジーロ・ディタリアの写真展をしていた。
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素晴らしい写真が並ぶ中、私的に一番ウケたこの一枚。
ちょっとピンボケちゃったけど、そのほうがよかったね・・。
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by organvita | 2008-05-26 02:03 | ドロミテの景色 | Comments(4)

イタリアの釣りキチ三平たち

母の日、聖霊降臨祭でもある日曜日は、おらが村の村祭りの日でもあった。
正確に言えば、おらが村は、私たちの住まいがある谷の上部分と、木材工場や湖のある下の、2箇所に分かれているのだが、今日はこの下の地区の祭り。この祭りの目玉は、
その湖(←と呼ばれているが、どうみても池・・)でのマス釣り大会!
2・3日前にこの釣り大会があると知ってから、夫は釣りのことで頭が一杯。というのも、先月My釣竿を新調したばっかりだったのだ。これは試してみる価値大。
早速前日におらが村の釣り具やさんへ、同僚と一緒に申し込みに行き、指定の餌をゲット。参加料、ひとり20ユーロ(約3200円)。昨晩は夜中2時まで仕込みをしていたらしい。私は限界で先に就寝・・・。

朝起きてみると、昨晩の大雨もあがっていた。朝8時の湖の集合時間にぎりぎりに到着すると、他の参加者23名はもうとっくに餌もつけて準備万端の様子。出だしから遅れをとる。
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            釣り大会は朝8時から休憩を挟んで2時間。
         30分ずつx4箇所と、釣り場を移動しながら糸を垂れていく。
        始めに指定された場所は22番。よく見るとイケの淵に番号札が。
        22は私のラッキーナンバー。これはいけるかも?!と期待高まる。
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おたおたとセッティング、餌付けなどをしていると、審査員の「VIA!(始め!)」の声が!
それと同時にみんなヒュンヒュン!と糸を鳴らして釣り糸を垂れ始めた。
あわてて夫、同僚も糸を垂れる。まあ、2時間もあるんだから。のんびりいきましょうよ~。

・・・なんて思っていたら、5分後に隣の兄ちゃんにマスがかかった!!!!
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おおー!いるんだ、ちゃんとお魚が!実は前日、この大会のために(午後は子どもの部)、400匹のマスが放たれたらしい。すごい数!これは釣れないほうがおかしいでしょ。
しかし、こっちの糸が動く気配なし。まあまだ始めたところだからね。のんびりいこうよ。

なんて思っていると、今度は2つ隣りのおじさんが「おお~!」といいながら釣り上げた!
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ちょっとちょっと!!ほとんど同じ場所に糸垂れてるんだからさ、いるんだよ、ここの下にたくさん!と興奮していると、またまた隣の兄ちゃんが釣り上げた!
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ええ~!また~?!だったまだ15分しかたってないよー?!
でもだからさ、いるんだよね、ここの下にね?!たくさんね!!
なんて、期待ばかりは高まりながらも、こっちの糸は反応なし。
なんで??同じ場所じゃん。まあその内こっちに食いつくよ。

・・・・30分経過。「Cambio!(場所交代!)」の号令。あっという間の30分。
隣のお兄さんこの時点ですでに4・5匹ゲット。1メートル横の夫、ゼロ匹。
ラッキーナンバーのはずの22番、意味なし。

4箇所の移動先は、配給されたお魚入れ用の買い物袋に書かれていた。不公平がないように、この数字を頼りに池をぐるっと回りながら釣る。次は4番。気を取り直していこう!
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f0161652_9505234.jpg今回私は応援組に回ったので、その間他の参加者を偵察。
夫と同僚はそれぞれ釣竿一本勝負だったが、中にはこんなキタナイ手を使ってるヤツも。
一本垂れている間に次の一本の仕込みしてる。
むむっ!そんな手があったかー!













第2ラウンド開始。さっきと反対側。隣はまた同じ兄ちゃん。相変わらず次々釣ってる。
夫の竿反応なし。使っているものは同じようなのに不思議。遠くでまた一匹釣り上げた。
夫相変わらずゼロ。
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すると、少し遠くで糸を垂れていた同僚にかかった様子!実は彼は初釣り!夫の指令で私が助けに行く。・・・助けるって、そんな大魚じゃないけれど(笑)。彼のところに行くと魚を片手に少し興奮気味。初魚。でかした。早速釣り針の抜き方を指導し、袋へ投げ込む。

夫のところへ戻ってみると、「一匹釣ったっっっっ!!!」と大喜びしてる。見るとこっちの袋にも一匹入っていた!やった!でかした夫よ!!20ユーロも払ったんだからさ、今晩のおかず分くらいは釣ってよ!なんて言ってプレッシャーをかける。

・・・プレッシャーがまずかったか、またその後停滞。
「休憩!」の合図。一時間たってここで30分の中休みが入った。あっという間。
参加者にはサラミをはさんだパニーニとビール(朝の9時)配給。
左が同僚のヴァルター君、2匹釣ったらしい。右が夫、一匹。まあ後半戦に期待するか。
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私たちが釣りをしている間、湖の横に大きなテントが張られたりなんだか賑やか。お昼になると村人がここに集まってお昼を食べるので、その準備が始まったのだ。
厨房を覗きにいくと、大きな大きな釜で、山男たちがポレンタを作っていた。豪快だ。
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こちらは牛のあばら肉コーナー。すんご~くいい匂い。魚は期待できなさそうだし(ごめんよ夫・・)今日のお昼はこれにしよう。油がギンギン滴り落ちている。ああ、たまらない。
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子どもが主催するクジ引きコーナーが開店した。当たると何かもらえるらしい。
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クジ一回1ユーロ。4クジ購入。クジは数字の書いた小さな紙が丸めてあって、それを小さなマカロニの穴に通していた。イタリアらしい。
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f0161652_9583196.jpg3つはずれ、ひとつ当たり!
銀皿をもらった。
お菓子入れにでもしようかな。











配給されたビールで気持ちよく盛り上がっていると、第3ラウンドの開始合図が!
はっと気づくと他のメンバーはもう移動済み、餌つけて待機してる。あばら肉に釘付けになってる場合じゃなかった!

・・・・カメラを構えて、夫のカッコいい瞬間を写真に収めてブログで公開してあげよう、とこっちもがんばっているのに(ていうのはちょっとウソ)そんな気配なし。それに昨日は、「愛にも釣らしてあげるよ」って言ってくれてたのに全然無視されてる。つまんない。
なので、ちょっとそこらを散歩に行った。

谷の下には、木材を使用する工場が多く、夫の勤めるオルガン工房もこの一角にある。
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f0161652_9594362.jpgこんな牛のマーク見ても、もう別になんにも感じなくなった。慣れって恐ろしい。

f0161652_1005592.jpgあんたたちいいわね~のんびりごろごろできて。~なんて話しかけながら、私の生活もあんまり変わりなかったりして、と思ったりして。
将来は老人ホームよりも牛舎にいれてもらおう。

f0161652_1012110.jpg牛は鼻まで牛柄だって、今日知った。
f0161652_1024088.jpg赤く揺れるチューリップの延長上、屋根の下にネコ発見。30分後にも同じ場所にいた。キミも暇ニャのね。
f0161652_1032611.jpgヤギコーナー。
牛舎じゃなくてこっちでもいいな、老後。

日当たり良好。










ヤギと「入居者募集要項欲しいんですけど。」、「読む前に食べちゃうから~♪」、「仕方がないからお返事書いた~♪」なんて会話してると(そんな歌がありましたね・・・)、なんと、向こうから楽隊がやってくるではないか!
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すると、「愛、こんなところでヤギと何してるの?」の声。
しまった。ヤギ語が話せるところを見られてしまった。
声の主は夫の工房の社長だった。名前はアンドレア。実は彼、オルガンを作る傍ら、トランペットを吹くのだ。今日はお祭りなので、こうして家々を渡り歩きながら演奏しているんだとか。しばしくっついて行ってみることに。
気持ちカメラ目線のこのトランペット奏者が、アンドレア。皆さんの帽子がステキ。
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演奏曲はまさに山の音楽、チロリアン風。ヨーデルでも習って共演しようかな・・。
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楽しく聴き入って、すっかり夫の存在を忘れていた。今頃、魚をいれる袋がちぎれて困っているに違いない。急いで戻ってみると丁度終わったところだった。しまった。
参加者24名が各々の袋を量りにかけている。
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結果、夫3匹、同僚4匹。最後の最後で急に釣れだしたらしい!2時間は短すぎたとか言いつつも満足そう。初体験の同僚ヴァルターもこれで釣りにハマりそう。

魚を狙うネコ、ネコを狙う犬。
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そして、待ちに待った結果発表!魚の重さ&数量で計算するらしい。
一位は夫の横でずっと調子ノリノリだった兄ちゃん。11匹!夫が一匹釣っている間に4匹釣っている計算。すごすぎ。景品はお菓子やパスタ、ワインなどの詰め合わせ。2位、3位とも表彰された。夫と同僚は憧れのまなざしで見つめてる。
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しかし!なんとその後4位、5位・・・とどんどん表彰が続く!
ややっ!私たちもひょっとしてひょっとしたらっ?!?

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・・・・・・・
番号がどんどんどんどんどんどん下がって、
同僚ヴァルター19位!サラミをゲット。

f0161652_108558.jpg続いて夫20位!
(よかったね、ビリじゃなくて) 
トレンティーノ州の白ワインゲット。一位の人より嬉しそうな笑顔だよ。ちょっと無理やりっぽいけど。





そんなことしている間に、お昼の用意ができたようだ。さっきのあばら肉定食を取りに行く。いつの間にか人が大勢集まってきていて、長蛇の列!
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すでに残り少なくなっていたあばら肉をゲットし、テントの中へ。
すごい人でごった返していた。
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本日の昼食。あばら肉2切れ、ポレンタ、チーズ一切れ、キャベツの酢漬け+ドリンクで
計10ユーロなり。
f0161652_10111581.jpg
そして、あんなにお昼を食べたけど、やっぱり釣りたてのお魚食べたいよね、ってことで、夜、我が家に再集合。夫と同僚のお魚計7匹。内5匹を料理。
マスの塩釜焼き、マスの香草焼き&戦勝品白ワイン蒸し、マスとイタリアンパセリのリゾットを、トマトのオーブン焼きと共に。めちゃくちゃ美味しかった。
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今日はマスに一日中遊んでもらった。また遊んでもらいマス。お魚ギョッとしてる??


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by organvita | 2008-05-12 10:39 | ドロミテの景色 | Comments(6)

ドロミテ横断のシゴト

快晴の週末、ドロミテの中でも一番美しい町のひとつ、コルティーナ・ダンペッツォの教会へ、演奏の仕事に出かけてきた。ドロミテの西側にある我が家からは、東の反対側まで横断することになる。高速道路なんてない。文字通り山超え谷超え、約2時間半の車の旅。日帰りで演奏だとちょっとキツイので、前日から夫と出発。今回は夫と連弾もあり。
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出発して20分後、パネヴェッジョ自然公園通過。ここにはシカの保護地区があり、間近で見ることができる。実は、おらが村のあるフィエンメ渓谷からこのあたりまでは、良質のモミが豊富なことで有名で、ストラディヴァリもこのあたりの木材で楽器を製作していたとか。このシカたちにも聴かせてやりたい。
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冬毛が抜けきれていないシカたち。まだ寒いからシカたない。
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山をどんどん登っていくと、そこにはまだ雪が残っていた。
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一つ目の峠山頂からの眺め。何度みても美しい。
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迫り来る山の斜面。この雪が解けるまでにはもうしばらくかかりそうだ。
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最後の峠を超え、目的地にどんどん近づくも、お腹がすいてどんどん寡黙になっていく私たち・・。通りかかった山小屋のレストランで昼食を取ることに満場一致の即決。
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入り口で見つけた謎の下半身。なんとタバコの灰皿になっていた。
イタリアでは数年前から、レストラン内全国禁煙です。吸いたい方は外に出てどうぞ。
その横には、牛乳入れを利用したゴミ箱が。
私を見て固まってた男の子。山から出てきた黒髪の魔女と間違えたか?!さらっていきたくなるくらいカワイイ。山で牛柄の服の子どもなんて当にブログネタ!と思って早速一枚カシャリ。あとでよく見たらパンダだった・・。
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さて、入ってみてびっくり。こんなお洒落なレストランでした。木と緑でコーディネートされたインテリアが素敵。上には宿泊施設もあるとか。
ここで頂いたお昼のご紹介。アンペッゾ風赤かぶらのトルテッローニ(Tortelloni di rape rosse all'ampezzana)。この辺の郷土料理らしい。赤の色合いが美しい少し甘めの詰め物がおいしかった。夫のは地元のソーセージをズッキーニと一緒にあえたトマトソースのスパゲッティ。何気に花柄の白いテーブルクロスも山っぽくて素敵。
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激ウマ・デサートまで食べた後(夢中で写真取るの忘れた・・)、さらに森の中を車を走らせていくと、コルティーナの町がワーッと眼下に飛び込んできた。360度山のパノラマ。
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この先、メインのオルガン話続く予定。
こんな調子で書いてたら、いつ辿りつくのか心配だけど・・。


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by organvita | 2008-05-06 00:52 | ドロミテの景色 | Comments(5)