カテゴリ:オルガン工房( 13 )

名古屋のゼーニ・オルガン

5月の連休明け、
名古屋の某個人サロンに、
アンドレア・ゼーニ工房のオルガンが建ちました。
まずは完成の、美しい姿をご覧ください☆

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約一年半前からのプロジェクト。
オルガンの目的、どんなレパートリーが主に弾かれるのか、
楽器の仕様、置かれる場所のこと、などなど、
本当に色々なことを噛み砕き噛み砕いて、
一つの楽器の姿を見つけていきます。
それから工房で一年以上かけて部品一つ一つを丁寧に制作。

その楽器は、工房で完成させたあと、解体し、
大きな箱に詰め込まれて、ドロミテの工房から日本まで
遠路遥々運ばれ、いよいよ現地に待望の到着!

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大きな2つの箱に見事にきっちりと納められた全ての部品を、
部屋の中に運び込んでいきます。
後の作業もしやすいように、運び込む置き場所も考えながら。
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土台部分の位置を決めて、モーターと照明用の電気を通し、
箱を組立て始めます。部屋の中は部品でぎっしり。

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工具はほとんどイタリアから持参。
アンドレアの荷物の半分は工具でした。
釘一つ取っても、場所と用途に応じて実に色々な長さ大きさが。
ぱっと使い易いように、種類別に並べておきます。
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外枠がだいぶ形になってきたところ。
この辺りは男の力仕事。
部屋の空間にぴったり合わせて設計したオルガンが、しっくり嵌りました。
お部屋の雰囲気とも見事にマッチ☆
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重い屋根部分や風箱を組み込んで外枠が完成したら、
美しい手彫りの彫刻をはめ込みます。
これは、おらが谷の彫刻師が、
アンドレアの奥さんのデザインを元に彫り出したもの。
このオルガンはサイドも丸みを帯びていているところが「特別仕様」の、
女性的な柔らかい印象の顔を持っています。
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さあ、ここからは本当に細かい作業。
鍵盤をはめ込み、ストップノブを入れ、
全てが連動するように内部のメカニックを繋げていきます。
ミリ単位の、神経を集中させる仕事。
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オルガンの内部はこんな風。
つくづくオルガンって、ものすごいメカの、
でもある意味すごく原始的な仕組み。
でも、そこまでなら車でも機械でも同じかもしれませんが、
オルガンの場合、そこに空気が通って息が吹き込まれて音が鳴り、
音楽が奏でられて人の心に響いていく。
本当に奇跡的に美しい「機械」だなと感動します。
500年近く、オルガンという楽器の基本原理は変わっていないというのも、
それが完全な形である証拠でしょう。
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メカニックが完成したら、いよいよ整音作業。
一本一本のパイプが、その空間で一番美しく鳴るように、
そして他のパイプの音と美しく溶け合うように、
しーんとした中、集中力120%で、音量、音質を微調整していきます。
この作業でこのオルガンのキャラクターが決まるともいえるので、
とてもとても大切な時間。数日かけてじっくり行いました。
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正面の輝くプロスペクトパイプを、指紋がつかないように手袋をはめて、
慎重にセッティングしているところ。
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こうして遂に、美しいお顔のオルガンの完成です!
鍵盤から見上げるとこんな感じ。

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二段鍵盤+ペダル。10ストップあります。
この10ストップに何をどう選択したかも、
ビルダーの腕の見せ所です!
それから、鍵盤タッチの感覚も一つ一つを微調整します。
指にすっと馴染む、繊細で美しい触り心地で、
いつまでも弾いていたい気分にさせられる気持ちよい感覚。
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完成後には、楽器所有者さんの近しい人が集まってくださり、
牧師の祝祷と共に、皆でこのオルガンに合わせて賛美歌を歌いました。
にっこり笑っているかのようなオルガンのお顔。嬉しそう。
それから、小さなお披露目コンサートを弾かせていただきました。
この楽器の美しい音色の組み合わせと、個性を感じていただけるように。
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オルガンって、その一台一台に、
それが制作される誕生のストーリーがあります。
一台一台が注文制作で二つと同じ楽器はありません。
そして、愛してあげれば500年と響き続けることができます。
生まれたばかりの0歳のこのオルガンも、これから沢山愛されて、
豊かなハーモニーを奏でていってくれることでしょう!


・・・・・
リンク集
2017年ドロミテオルガンアカデミーのご案内
A.ゼーニ社製、家庭用パイプオルガンのご案内





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by organvita | 2017-05-25 06:18 | オルガン工房 | Comments(0)

東京のハウスオルガン

4月末の一週間。
東京のマンションに、練習用のハウスオルガンを搬入&組立しました。
イタリアの工房から一ヶ月前に船で旅立ったオルガンが、無事に到着!

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工房で音が鳴るまで完全に完成させたオルガンは、
一度解体してこの頑丈な木箱に詰められ、送られました。
それを今度は丁寧にほぐして、部屋に運び入れていきます。
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まずは、オルガンの土台部分を組立。
チームは、社長のアンドレア、アレちゃんと私の三人。
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山のようにある部品をパズルのように組み合わせていくと、
だんだんと形が見えてきます。
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手鍵盤が入って楽器らしくなってきました。
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力仕事の他にも、0.1ミリ単位でのメカニックの調整が延々と。
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今度は部屋の音響に合わせて、パイプ一本一本の整音作業。
これが数日続きます。
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そして、約5日間の作業後、とても美しい姿と響きに完成!
楽器所有者さんの教会の神父様が、聖別の祈りを捧げてくださり、
それからアットホームなミニ演奏会を弾かせていただいて、
晴れてお引渡しとなりました。
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防音されていないマンションのお部屋に置かれたので、
なるべく柔らかい静かな音で、でも音色の組み合わせも楽しみたい、
最低限のレパートリーがしっかり練習できて、
長時間練習しても疲れない楽器、というのが想定のこのオルガン。

二段鍵盤とペダル。5ストップを持っています。
パイプを全て箱の中に隠す形をとったことで、
目の前でパイプがガンガン鳴って疲れる、ということが避けられ、
柔らかい温かい音色が耳に優しく伝わってきます。
音をはっきり飛ばしたいときには、スウェルペダルを踏み込めば、
楽器両脇の扉が手前に開いて、開放的な音が外に響く仕組み。
もちろんロマン派のスウェルを使う曲の練習もできて一石二鳥。
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楽器所持者さんから、オルガンの正面には
「3大天使のモチーフを入れて欲しい」とのご希望。
そこで、アンドレアの奥さんがデザインし、
アンドレアがそれを象眼彫刻に仕上げました。
どれも着色していない、自然の木のままの色。
楽器やお部屋の木材の色調ともマッチして、
世界にひとつだけの美しい家具となりました☆
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このオルガンを通じて、これからたくさんの笑顔とハーモニーが
育まれて生きますように☆


追伸:
友達のダーリンが料理人のフランスレストランで、
オルガン完成を祝って皆でお食事したら、こんなサプライズ!
世界にひとつだけのドルチェ☆☆
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・・・・・・・

リンク集
A.ゼーニ社製、家庭用パイプオルガンのご案内

イタリア旅行情報サイト「JAPAN-ITALY Travel on-Line」で
「オルガニスト吉田愛のドロミテ暮らし」連載中。

.....
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by organvita | 2017-05-19 23:41 | オルガン工房 | Comments(2)

練習用オルガンのご案内 その2

練習オルガンにご興味を持たれていらっしゃる方へ。

実は近日、アンドレア・ゼーニオルガン工房に
一台の練習用オルガンのご注文が入り、
年明けから制作に入る予定です。

そこで、他にどなたか同じものか、または似たような仕様の楽器を
ご希望の方がいらっしゃらないか、この場で恐縮ですが、ご提案させていただきます。
複雑な構造を持つ小振りなオルガンは、数台まとめて制作したほうが、
作る側も買う側も、いろいろな面で節約でき、効率的に制作できるのです。
通常の価格よりも割安にできます。
約1年~1年半後には搬入できます。

おおよその仕様の概観は以下の通りです。

2段鍵盤(58鍵)+ペダル(30鍵)
一段目:Rohrflöte 8, Flöte 4
二段目:Gedackt 8, Rohrflöte 4
ペダル:Sordun 16

II/I, II/P, I/P,
Swell付き、正面に木彫りの装飾
楽器の高さ、約250cm


ご相談からご注文、搬入、アフターケアまで、日本語でも対応いたします。
詳しい仕様書、価格にご興味のある方は、どうぞこちらのメールまでご連絡ください。
ailuebeck@hotmail.com


.............................................

↓↓練習用オルガンのご案内です↓↓
http://organvita.exblog.jp/24524405/


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by organvita | 2015-11-02 18:38 | オルガン工房 | Comments(0)

練習用オルガンのご案内

オルガン好きな皆様へ。

アンドレア・ゼーニオルガン工房で、
練習用オルガンのプロジェクトを立ち上げました!
そして、いくつかのパターンをご紹介したパンフレットを
日本語でも作成しましたので、ご案内させていただきます。

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詳細の仕様、価格等をご希望の方には、
PDFまたは郵送でパンフレットをお送りいたします。
この記事下のコメント欄に「非公開コメント」で、
または ailuebeck@hotmail.com
まで
郵送先をお知らせください。

貴方だけの、貴方好みのオルガンをぜひ
ご家庭に、サロンに、練習室に☆☆☆



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by organvita | 2015-09-30 18:59 | オルガン工房 | Comments(4)

オルガン日本上陸! その2

おらが村から一足先に船で出発していた、もう一つのオルガンが、
私たちの飛行機での到着に合わせて、設置先の御宅に届きました。
こんなクレーン車でやってきた大きな木箱。

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高さ2mはあるこの大きな木箱は、このオルガンを運ぶために作ったもの。
中にぎっしりとパズルのように詰まっているオルガンの全てのパーツを、
順番に解体して家に運び入れていきます。

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設置場所を決めて、まずは外枠から組み立てていきます。
はじめに一階の、メカニックやふいご、鍵盤などが入る部分。

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それから二階の、パイプの部屋になる部分。
背の高いオルガンは、後ろの壁ともしっかりと固定します。

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一台一台がその場所にあわせた特注のパイプオルガンは、
天井の高さにもピッタリ合いました☆
風を起こすふいごを取り付け、送風管を繋げていって、
パイプが乗せられる穴まで風の通り道を作っていきます。
鍵盤や、様々な音色を選択できるストップと呼ばれるメカニックも繋げて、
音が鳴る状態になるまで数日かけてコツコツと組み立てていきます。

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中に並べられるのを待っているパイプたち。
これは木管のパイプ。

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こちらは金属のパイプ。

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手で弾かれる二段の鍵盤と、足で弾くペダルの裏側は、
こんなメカニックで繋がっています。
鍵盤のタッチも精密に調整していきます。

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オルガン正面の飾りを取り付けます。
唐草模様に、楽器を奏でる3人の天使が舞う、オリジナルの美しいデザインは、
このオルガンのための手作り。世界中にここにしかありません。

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さて、メカニック部分が完成したら、
次はパイプの音作りの作業。
パイプを並べて風を通しながら、
この楽器が置かれた空間の中で一番美しく響くように、
一本一本の発音の強さ、音質を調整しつつ、
全体とのバランスを構築していく、とても重要な作業。

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最後に正面のパイプを並べながら調整。
オルガンの全体像が完成した瞬間!

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「ドイツ・バロックのオルガン作品の練習に特に適切な楽器」との、
ご注文主様のご希望からスタートした楽器造り。
415Hzのバロック調律を施し、練習だけでなく、
古楽器とのハウスコンサートも出来るように配慮されています。
アンドレアの音作りは本当に丁寧で美しく、
この「小さな練習楽器」の箱の中ででも、
トリオ・スタイルでも、エコーでも、プレーノでも、
8ストップの音色がどの組み合わせでも実に良くバランスよく溶け合って、
素晴らしい楽器に仕上がりました。
繊細なタッチでよい練習ができそう。私も欲しい~っ!

これから、沢山弾きこまれていくことによって、
このオルガンの魅力が益々育っていくことでしょう!
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普段は演奏する側からの視点で見ているパイプオルガンですが、
制作側の人と密着(!)してお仕事を手伝っているうちに思ったこと:
いや~オルガンって本当に奥が深いっっ!!
一つ一つこうやって丁寧に真剣に作られていく楽器の個性や魅力を、
演奏を通して最大限に表現できるオルガニストになることが、
私の究極の目標でありたい、と改めて感じました。
・・・明日からまた練習だっ!


追伸:
製作中、私たちをいつも癒してくれたウメちゃん。
初日での至近距離が5mくらいあった超シャイな彼女は、
2週間の間に、手からハムを食べてくれるまでに成長?!
恋しいよ~ん☆
パイプが詰まった箱とポーズ。

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by organvita | 2014-12-03 06:31 | オルガン工房 | Comments(6)

オルガン日本上陸! その1

久々の更新です☆

11月に3週間、日本に帰っていました。
夫アレちゃんが勤めているアンドレア・ゼーニ・オルガン工房の楽器を、
日本に2台、搬入&組み立てするお手伝いをしていました。

約一年かけて、特注のこれらの楽器が完成するまで、
一緒に貴重な経験をさせていただき、
現場で晴れて音が鳴ったときは、もう娘を嫁に出した気分(笑)。
これからこのパイプたちにたくさんの風が通って、
多くの人たちに音楽の素晴らしさを伝えていってくれることでしょう。

その一台目は、東京赤羽にある、国際育英文化協会のモーツァルトサロンに入りました。
↓↓社長のアンドレアが、パイプを一本一本並べているところ。↓↓

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イタリアのおらが村の工房で、音が鳴る状態まで完全に完成させた後、解体。
箱に詰められて、船で遥々と日本まで運ばれた、このポジティフオルガン。
この場所で2日かけて組み立て、整音、調律して完成!
持ち運びできる移動型のこの小さな楽器は、
ソロはもちろん、器楽アンサンブルや合唱の伴奏にも最適。


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3ストップ半の音色。
8と4フィートはバスとソプラノに分けることができるので、
音色の組み合わせの可能性も広がります。
文字はアンドレアの奥さんオリーヴァの手書き。

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鍵盤部分も全て工房で手作り。暖かい色合いの木。

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トランペットにも見える唐草模様。

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小さな箱の中には、パイプが整然と所狭しと並んでいます。
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100名収容できる、モーツァルトサロン。
国際育英文化協会は、「聖歌を歌う会」などをはじめ、
積極的な音楽活動をなさっている素敵な施設です。
コンサートもたくさん企画されています。
これから、このポジティフオルガンが活躍する場面も増えていくことでしょう!
皆さま、ぜひ遊びにいらしてくださいね。

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by organvita | 2014-12-02 07:37 | オルガン工房 | Comments(0)

パイプオルガンの仕組み フランス語

友達に面白い映像を紹介してもらいました。
フランスのテレビで数年前に放送された、オルガンの仕組みがわかる番組。
フランス語ですが、私のようにフランス語苦手な人でも、見てるだけでも楽しくて
勉強できると思いますよ。
オルガンおたくのそこの貴方には、聞いたことある&見たことある人も登場してきます。
お楽しみに。ぐふふ。











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by organvita | 2012-04-17 05:07 | オルガン工房 | Comments(8)

オルガン工房見学会

学校夏休み中の、オルガン&ピアノの生徒さんの為に、オルガン工房見学会を催した。
工房の仕事終了時間に集合し、邪魔にならないようにこっそり見学するつもりが、
アンドレア社長自ら出てきて説明を始めてくれた。(私じゃあ頼りなかったのね。笑)
今製作中の2台の小さなオルガンの制作過程を見学。
こちらは、鍵盤とパイプの関係を説明中。どうやったら音が出るのかな~?!
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日本ではまだ珍しいオルガンという楽器も、こちらの子供にしたら身近にある存在。
だって、教会のミサへ行けばいつもオルガンが鳴っているのだから。
「オルガンを見にいこう!」と言った時、さすがに「オルガンってなあに?」という子供はいなかった。しかし、かといって、じゃあどういう風に音が鳴るのか、どうやって演奏するのかまできちんと知っている人は、大人でも意外と少ない気がする。
しかも日本だと、「オルガン珍しい。→じゃあ一度聴いとくか」となるのかもしれないが、こちらの人にとっては普通すぎて、特に興味がなければ、改めて意識する存在ではないのかも知れないし、正面から「触れる」機会はやはりそう多くはないのかも。
見学に子供を連れて行くと言ったら、珍しい機会だからと一緒に参加した親も数人。

こちらは、見学の私たちのために、まだ鳴る状態ではなかった木製のパイプの歌口を削り、音が鳴るように手を入れてくれている所。
Eちゃんのパパ、子供を差し置いて、最前列で身を乗り出してます(笑)。
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はい、音が鳴るようになりました~!ポポ~♪
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イタリアパパママたち、子供のための見学会ということも完全に無視(笑)、すっかり自分モードで感動し、自分の素朴な質問をアンドレア社長に浴びせまくる。
アンドレアもさすがその道のプロ、ものすごく専門的な解説だけど的確に説明。
私もはぁ~そういうことだったのか~!と改めて勉強しちゃたりして。たはは。

ということで、大人の、しかもオルガン弾きの私にも丁度良い程度の濃厚な見学会は、
きっと最年少6歳の女の子もいた子供たちにはかな~り難しかったかと思うけれど、
一時間じっと聞き入っていた様子でした。

はっきり言って、いいんです、完全に理解なんか出来なくたって。でも本物に触れてきっと何かを感じてくれたと信じつつ!
次回はでも、大人と子供部門を分けようと反省。でしゃばりまくるイタリアパパママの前では、いつも賑やかな子供たちも、さすがにそこに割り入って発言する勇気なし(笑)。
ちなみに、微妙なお年頃の13歳のDくんに「説明わかった?」と聞いたら、
「8分の3わかった」だって。てか、どこから来るのよ、その微妙な数値?!

ピアノの生徒たちとは、夏休み中に一度、ピアノのレッスンをオルガンでする約束をしてます。普段ピアノで弾いている曲をオルガンで試せば、楽器の違いもよくわかるでしょ?!
少~しずつオルガン人口を増やそうとする、オルガニスト愛の極秘計画遂行中?!?!


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by organvita | 2009-07-22 17:17 | オルガン工房 | Comments(10)

オルガン案内

「あわじしま」さんと一緒に食べたお料理はこちらでレポートしてくれています^^。
カメラマンの手にかかると、何の変哲もない私の料理もこんなに美味しそうに変身(笑)!
コトリさん、ブラヴァ!!!
やっぱり大勢で食べるゴハンは美味しい^0^。
それにしても、レストランの郷土料理の量、半端じゃなかったな・・・・笑。


さてさて、「オルガニスト&オルガンビルダー」のところへ遊びに来ていただいたからには、
最後にオルガンを見ていただかないと!
・・・・と、取って付けたかのように、思い出したかのように、工房&教会へご案内。
現在、トレンティーノ州のとある教会へ入れる小型のオルガンを、二台製作中。
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まずは外箱ができたところ。
これからこの中に、内容物を作っては詰めて、オルガンとして完成させていきます。
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これはもう1つのオルガン。いずれこの部分にキラキラ・パイプが並びます。
パイプの気分になって棒立ちの男子。
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最近アレックスが完成させた、木管パイプ。板の状態からここまで仕上げていきます。
彼はパイプの整音担当ですが、木工のお仕事もしています。
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工房の前で、アンドレア社長(右から二人目)とみんなで記念撮影。
「淡路島にオルガン入れよう!」日本にまた行きたいアンドレア。「淡路島ってどこ?!」
ちなみに、アレックスが着ているのは、昔、日本からのお土産にお友達からいただいた
「島原素麺」のロゴのTシャツ。かな~りお気に入り。
Tomokoさん、大切に着ていますよ~!
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最後に、いつも練習にいっている教会で、オルガンの音色を聴いていただいた。
しかし、遊び&食べに夢中の数日。結果、オルガンを聴いていただいたのは数分(笑)。
またゆっくり遊びに来てくださいね~!
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ちなみに、今週末(あ、明日だ・・・)この教会でコンサート弾きます。
自宅のチェンバロも運んで2台で連弾したり!楽しみだニャ。


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こっちも見てね。「あわじしま」さんの記事へリンク!
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by organvita | 2009-07-03 19:06 | オルガン工房 | Comments(14)

オルガンの嫁入り その2

先日嫁入りに旅立っていったオルガンを訪ねて来た。
サヴォルニャーノ Savorgnano という、ポルデノーネ市に近い、フリウリ州の教会。
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教会に入ると、おおーーー!!娘がおったぞー!
工房で見ていたその姿よりもはるかに立派に見える。こんなルックスだったとは!
一週間ですっかり外枠は出来上がり、正面パイプが並んでいた。
教会のベンチの上には、中身グッツたちがオハコ入り待ち。
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このオルガン、かなりの特注。 というのは、そもそもこの場所には、この壁と外からの扉しかなかった。この壁にバルコニーを新しく造る予算&スペースなし。かといって、他に
オルガンを置ける場所もなし。で、アンドレアのアイディア。この外からの扉の手前にもう一つ扉を設け(二重扉になる)、その間の上の部分にオルガンを載せよう、と。
それで、この写真で見えている門構えも一式、全て工房で作っていた。
演奏台は上に配置するスペースがないので、地上に取り付けられ、その間は長~いトラッカーで繋がれることになる。(鍵盤:メカニック式、ストップ:エレクトリック式)
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教会のデザインに合わせた装飾があちらこちらに。
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足場を組んだこの機会にと、天井掃除&修復のおじさんも。
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床との接着面を補強するパオロ。宜しく頼んだぞ。
ここには写っていないが、かなりの大木で支えられ、床にはドリルで穴が。
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恐る恐る上に登ってみた。
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オルガンの内臓はまだ空っぽ。夫は釘を持ってあっち行ったりこっち行ったり。
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オルガンの中側から見た正面パイプ。この手前にもパイプがずらっと並んでいく予定。
音が聴けるのはいつかな~?!
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by organvita | 2009-04-08 08:49 | オルガン工房 | Comments(8)