カテゴリ:見た弾いたオルガン( 166 )

メアーノのオルガン Meano

ヴェネト州のベッルーノとフェルトレという、二つの町の間に位置する、
メアーノの教会のオルガンを見てきました。

アンドレア・ゼーニ・オルガン工房が、
昨年末に完成させた一番新しい楽器。
お披露目コンサートに行けなかったので、一足遅れて試奏に!
昨年工房を訪れてくださった皆さま、あのときの楽器が完成しましたよ~☆

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オレンジ色の光が差し込む、100人くらい収容できる小さな町の教会。

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会堂の内装に合った、エレガントな白いオルガンケース。

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2段鍵盤+ペダル、10ストップ。
譜面台の星型の象嵌がきれい。
譜面台の上には「Jubilate Deo(神を褒め称えよ)」と掘り込まれています。

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エレガントな姿から響いてくるのは、
ストレートでありながら、同時に温かい数々の音色たち。
10ストップしかないのに、万華鏡のような色彩!
ちょっと早く私にも弾かせてよ~っ。

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ああ、こんな楽器が家に一台欲しい・・・。

こちら↓教会に張ってあった、オルガン献金状況表。
方眼用紙の一枠が20ユーロ。
教会の皆さんがコツコツと大切に積み重ねて実現した大切な宝物は、
これからここで半永久的に歌い続け、町の歴史となっていきます。

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しかもこの教会のすぐ横には、
めちゃ美味しい魚料理を出してくれるレストランがあるのだった。
写真撮ってないけど神父さまと楽しくランチ。
お腹いっぱい心いっぱい。幸せな週末でした☆



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by organvita | 2016-02-23 08:20 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)

おらが村で新年コンサート



すっかり出遅れましたが・・
あけましておめでとうございます。

おらが村は雪のないクリスマスを迎え、
1月4日にはやっと初雪が降ったものの、全然積もらず。
昨日に至っては、夕方に雷と雹が降る(!)という、
本当に変な気候のドロミテの新年です。
人口雪で整えられたスキー場は、それでもスキー客で溢れています。

私はクリスマスから今週末まで計15回のミサを弾きちょっとヘロヘロ。
南チロル州とトレンティーノ州の県境にある教会なので、
ドイツ語とイタリア語のミサがあり、すべて倍なんです・・。
その合間に聖歌隊とコラボのクリスマスコンサートなんかも挟まって、
ヴァカンスなしの、エンジンフル回転の年末年始でした。
それでも年末に数日帰ったアレちゃんの実家では、
なんでも世話焼いてくれる義ママのおかげで、
昼近くにダラリンと起きて、出来あがってる昼食を食べ、昼寝し、
起きたら出来上がってる夕飯を食べ、テレビ観て寝る、という
学生みたいな生活を送ってきました。あーよく寝た。
今週からまた普段どおりの生活ですが、まだ普通リズムに体が戻れず、なんだかボーっとしてます。

実家に一緒に連れて帰ったバンブーと、実家の犬とのバトルなどの話題はさておき、
とりあえず、先週おらが村で弾いた新年コンサートの様子など、どうぞ。

おらが村の新しいオルガンのための協会(←クリック)の、
第二回目のチャリティコンサートを弾きました。



トランペットとオルガンって管同士ですし、相性抜群です!
新年に相応しく、明るく希望に満ちた曲を集めて、
クラシックからジャズまで盛りだくさんのプログラムでした。
トランペッターは、おらが村に住むプロの友人、パオロ。
ジャズバンドなどでも北イタリアを中心に精力的に活躍している、
カッコいいトランペット奏者です。
あとはオルガンのソロや連弾も挟みながら。



パオロがYoutubeにアンコール曲を載せたので、
こちらでもご紹介しますね。
オルガンはアンドレア・ゼーニのポジティフオルガンです。
こちらは「What a wonderful world」。



こちらは「ガブリエルのオーボエ」(映画「ミッション」より)です。





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by organvita | 2016-01-11 18:49 | 見た弾いたオルガン | Comments(6)

おらが村でコンサート

秋も深まるおらが村。
この村の教会で、ちょっと大切なコンサートを弾きました。
数ヶ月前に新しく立ち上がったばかりのオルガン協会のための、
第一回目のコンサート。協会の名前は、
「ジュリアーノ、テゼロのためのオルガン協会」

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この教会には、90年前に建てられた空気式アクションのオルガンがありますが、
(祭壇後ろの絵の裏に隠れていて姿が見えないのですが)
オルガンの現状も、置かれている場所も非常に悪く、
ミサでも十分に使えないという状態で、
大々的な修復が必要だということはずいぶん前から承知のことでした。

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そんな中、ちょうど一年前の10月、おらが村の友人で
大の音楽ファンだったジュリアーノが、闘病生活の末、天に召されました。
私たちはお葬儀を弾いたのですが、オルガンの現状を知った未亡人のルイザが、
音楽を愛したジュリアーノのために、彼が生まれ育ったこの村の
教会のオルガンをよりよいものにしたいと、この協会を発足したのでした。

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それから約一年。修復か新しいオルガンか、という間で
皆で何度も意見を交わし、資料を集め、
(この経過はものすご~く長く専門的になるのでざっくり割愛)
最終的に、新しいパイプオルガンを入れたい、という結論に繋がりつつある今日。
いずれにしても、そのための資金集めが必要で、その第一アクションとして、
協会発足のアピール&会員募集&募金活動を兼ねた、コンサートだったのでした。

今教会にあるそのオルガンは、コンサートで弾く機能が十分に果たせないので、
オルガン工房にあるポジティフオルガンを運び込みました!

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オルガン:アンドレア・ゼーニ 
一段鍵盤、3ストップ半
ゲダクト8、フルート4、オクターブ2、ナザート(高音域)

低音域が充実した、素晴らしいポジティフオルガン。
たった3ストップ半でも、二人の歌手を十二分に支えることができ、
それぞれのレジスターにクリアーで温かい個性を持たせた音色で、
教会を十分に満たしてくれました。

工房に置かれているこの楽器、売出し中です~☆
ちなみに、このオルガンと同じものが、日本にも二台あります。
イエズス会無原罪聖母修道院(黙想の家)
モーツァルトサロン

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コンサートでは、夏にもやったペルゴレージのスタバト・マーテルを演奏。
おらが村の15歳の少女にイタリア語対訳を朗読してもらいました。
沢山の村人や、遠くからもお客様が来てくださり、教会満員御礼。
第一回目の活動としては大成功☆
奇しくもジュリアーノが亡くなってちょうど一年後の同じ日に、
記念ミサに続いて行われたこのコンサート。
スタバト・マーテルの歌詞も心に響きました。




オルガン協会のFacebookのページはこちらをクリック☆

協会の案内パンフレットはこの下↓↓。
寄付、募ってます~!

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by organvita | 2015-10-29 02:57 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)

マルティニャーノのオルガン

トレントの北の町、マルティニャーノ。
木の天井の箱型の落ち着いた佇まいの教会。
週末ここでオルガン連弾&ソロコンサートを弾いてきました。

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赤が基調のモダンな壁画に合わせて、
オルガンにも赤い模様が施されたデザイン。
天使が羽を広げているかのよう。

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オルガン:
アンドレア・ゼーニ 2009年
2段鍵盤+ペダル 12ストップ
詳細はこちら。

12ストップだけど、二段階に分かれているストップもあり、実質は15ストップ。
限られた大きさの中に色んなアイディアが隠されてて、
見た目よりも可能性が大きい楽器。
鍵盤のタッチも正確で、トリルが全部きれいにハマッて助かった(笑)。

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コンサートでは、オルガンの脇にもぐるっとお客さまが座られて、
アットホームで暖かい雰囲気の中、楽しい時間を過ごしました!


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by organvita | 2015-10-24 05:59 | 見た弾いたオルガン | Comments(1)

ボローニャ・サン・ペトロニオ聖堂のオルガン

ボローニャのサン・ペトロニオ聖堂で、
この教会のオルガニスト、タミンガ氏によるオルガン講習会が行われたので、
山を早朝に飛び出して参加してきました!

ローマのバチカンよりも大きく作ることが許されなかったという
逸話を持つこの聖堂。巨大です。
これは祭壇側から見た、祭壇を挟んで左右に向かい合う二つのオルガン。



この(上の写真で)左側にあるオルガンは、
イタリアに現存するオルガンで演奏可能な最古の楽器。
トスカーナ出身のLorenzo da Pratoが 1471-1475にかけて制作したオルガン。
その後、G.B.Facchettiが1531に拡大しました。
1974-1982年に修復され、現在に至っています。

水に溶けてしまいそうに繊細で透明感100%の
プリンチパーレの響きに、丸二日間抱かれてきました~。
ああ、イタリアン。

薄いオルガンケースの、背中部分にも美しいパイプが。

オルガンのケース内には、初期のケースの装飾もそのまま残っていました。

鍵盤部分。
24フィートのプリンチパーレがあります!
鍵盤域はFa-la''''。
分割オクターブはFacchiettiが付け加えたもの。

イタリアの20歳台のヤングなオルガン学生に混じって、
カヴァッツォーニやガブリエリなどを勉強してきました。
こういうオルガンを使っての、タミンガ氏というスペシャリストの演奏と解説を
聴きながらの講習会は、至福の一時。
いい勉強ができました☆



こちらは祭壇に向かって左側にある、もう一つのオルガン。
Baldassarre Malamini 1596年作。
この向かい合う二つの楽器を使って、
交互に演奏されたり、同時に連弾されたりしていた時代。
こちらも素晴らしい楽器でした。

このオルガンの背中側。

タミンガ氏が館長を務めているサン・ペトロニオ聖堂からすぐの、
タリアヴィーニ・コレクションも訪れました。
ここに来るのは二回目なんですが、いやあもう、鍵盤弾きには天国のようなところです。
どの楽器も演奏状態にある、というのがまたその素晴らしいところ。
しかも、場所が旧教会とあって、美しい残響の中で名器の音色に浸れます。

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タミンガ氏の、それぞれの楽器の時代に合わせた素晴らしい即興演奏で、
ほとんどすべての楽器を二時間以上にわたってかぶりつき?!で
聴かせていただきました。ずーっとここにいたい☆☆

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美しい町並み、素晴らしい楽器、そして美食の町、ボローニャ。

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by organvita | 2015-10-08 18:39 | 見た弾いたオルガン

フリードリヒスハーフェンのオルガン 

南ドイツ。
スイス&オーストリアとの国境に跨るボーデン湖畔の町、
フリードリヒスハーフェンFriedrichshafenの
聖ニコラウス教会で弾いてきました。

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モダンで白い壁のカトリック教会。
四方を囲むステンドグラスからは、時間が変わる度に
七変化の色彩が会堂に入ってきます。

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ブルーに浮き出たイエス様。

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後方バルコニーに鎮座するオルガン。
オルガン:G.ヴェール制作 1989 Gerald Woehl (Marburg)
3段鍵盤+ペダル 47ストップ

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フランススタイルに強く傾向したこの楽器。
フランスの古典からロマン派の作品まで、
色濃くしっくりと表現できるオルガン。
キャラクターがはっきりした楽器、好きだなあ。
でもバッハなんかもちゃんと弾けるようにバランスも良かった。
Woehlの楽器は何台か弾いたことがありますが、素晴らしいと思います。

久しぶりにソロで一時間。たっぷり練習させてもらって楽しみました☆

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オルガンの側面にたくさん張られた、
色とりどりの過去のフェスティバルのポスター。

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会堂にはもうひとつ、小さなポジティフオルガンが。
これはボーデン湖畔の町リンダウに工房を持つ、J.Maier社の楽器。
二回弾いたコンサートのうち、お昼のコンサートではこの楽器も使いました。
マイアー社のオルガンは
ここでもいたことがありますが、
これもステキな楽器でした。

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滞在中に広場に建った市場。ドイツの市場大好き☆
健康食品や台所用品などの実用品が充実してて、ついつい買いすぎた。

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向こう岸はスイス。の、ボーデン湖。
大型の船も周遊してます。
朝は靄がかかって向こう岸が見えず、海みたい。
湖畔はずーーーっとプロムナードになっていて、
レストランも並んで観光客で賑やか。

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練習の合間にケーキで一息☆

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さて、ここは世界初の旅客飛行船航空会社「ツェッペリン」があった町。
湖沿いにある
ツェッペリン博物館に行ってきました。

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旅客飛行船の中が再現されている部屋や(すごく広い!)、
飛行船の歴史や部品などが展示されていて見ごたえたっぷり!

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ちなみに、聖ニコラウス教会のオルガニストは、
留学時代の仲間ニコライがオルガニストを勤めています。
15年ぶりの再会を果たせた私たち!
15年分のおしゃべりをボーデン湖畔で語りまくりました。
当時から特に即興演奏が凄かった彼、コンサート翌日のミサでも
久しぶりに彼の即興が聴けてとっても勉強になりました。
ああ、こうやって弾けたらなあ~☆☆
彼のカッコいい演奏はこちらでも聴けます。
オルガンでジャズ!





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by organvita | 2015-09-30 17:51 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)

オイティンのオルガン

旧東でコンサートを2つ弾いた後、アレちゃんはイタリアへ帰国。
私はそこから一人でまた北上して、私の第二の故郷、
懐かしの北ドイツに行ってきました!!!!
留学していたリューベックでの話は後に回して、
こちらその近郊、オイティン Eutinの町。
ゆっくり二泊したこの町では、ある日広場に市場が建ちました。
コンサートを弾かせていただいたのは、広場に面したこの教会。

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この教会でコンサートを弾かせていただくのは二回目。
10年前に弾かせていただいた後、教会内は大修復を行い、
ロマネスク様式を以前よりも取り戻した、
明るい雰囲気の教会に変わっていました。
これまで、少し変わった残響が玉に瑕だったというカントールのマルティン。
教会の壁裏側に戦後張られてしまっていたアスペストを、
この修復ですべて削除した結果、
溶けるような本当に素晴らしい残響を持つ空間と様変わり!

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オルガンの響きも前よりも爽快で自然な響きに。
以前よりももっとよく歌う楽器になったような気がしました☆

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オルガン:Metzler (1987)
3段鍵盤+ペダル 34ストップ


北ドイツバロック様式に基づいたオルガン。
この写真からもわかるように、オルガンがいくつかのケースに分かれています。
それぞれの部分が特技を持ち、そして、こういうオルガンの特徴を生かすために
それらの組み合わせや駆け引きを楽しめるような立体的な作品が
同時代にたくさん書かれています。

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オルガンの演奏台はそれらのケースの間に挟まるように、こんな場所に。
北ドイツで北ドイツバロックものを弾く。私にとって最高の醍醐味☆
コンサートの準備はもちろんですが、コンサート前の二日間、
一人で沢山弾き遊ばせてもらいました☆

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教会に張ってあった、オルガンフェスティバルのポスター。28年目!
留学時代にも、いろんなオルガニストの演奏を聴くために何度か電車で通ったものです。
コンサートには、リューベックからも懐かしい友達が聴きにきてくれたり、嬉しい一時でした。

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教会内は美術館のように、素晴らしい彫刻もたくさん。

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ルネサンスの木製のマリア様。
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レンガ造りのこういう家も、北ドイツの町の特徴です。
ちなみに来年は、大規模なガーデニングショーが町全体で行われるとかで
お城のお庭も大工事中。またゆっくりとヴァカンスに来たいな~!

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by organvita | 2015-09-02 05:00 | 見た弾いたオルガン | Comments(8)

ズールのオルガン その2

旧東ドイツ、美しいチューリンゲンの森の一角にある町、ズールSuhl。
この教会のオルガンフェスティバルで演奏させていただきました。
ここで弾かせていただくのは二回目!帰ってきたよー☆
5年前の「その1」はこちら。

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教会前の銀座商店街には、オルガンフェスティバルの立派な旗が!
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30年戦争後に急激に住民が増えたというズール。
そのため教会一つでは間に合わなくなって、
このもう一つの教会が1706年に建てられました。
4階建ての箱型の教会。バロック時代から変わっていません。
祭壇の上にオルガンがはみ出すかのように置かれています。

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オルガン:Eilert-Köhler 1740年
A.シュッケ Schuke-Orgelbau Posdam (2007修復)
二段鍵盤+ペダル 39ストップ

北ドイツの名工シュニットガーの弟子だったといわれるケーラー。
このオルガンを建てたのはわずか25~33歳のころだったとか。
完全な形で残っている彼の楽器はここだけという、貴重なオルガン。

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この豪華なオルガンケースを見ているだけでも飽きないんだけど、
8フィートがたくさんあるこの楽器での音色作りもとても楽しかった☆

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連弾を少し混ぜつつ、ドイツとイタリアからのソロのバロック時代の作品を
演奏してきました。コンサートの後、いただいたステキな花束と記念撮影☆
この教会のカントール&オルガニストのフィリップのめちゃカワイイ息子ちゃんと。

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ちなみに、フィリップは日本でも演奏活動をしている、イケメンオルガニスト。
ドイツ人らしい堅実な素敵な演奏を聴いたことがある人も多いでしょう。
このオルガンで弾くフィリップのCDはこちらから買えますよ☆


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by organvita | 2015-09-02 03:31 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)

ポツダム Erlöserkircheのオルガン

一年ぶりにドイツで弾いてきました。
最初のコンサートはこちら。ベルリンからすぐのポツダム。
閑静な高級住宅街にたたずむこちらErlöserkirche。

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ネオゴシック様式の、丸いアーチで囲まれた円形の会堂。

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どことなくすす汚れた雰囲気の天井に、またドイツの歴史を感じる。
少しずつ修復作業がされています。
オルガンだけでなく、オーケストラや合唱など、
コンサート会場としても稼働率が多い教会だとか。

そして、後方バルコニーにある大型オルガン。

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バルコニーの窓からは教会の周りの緑が見えて、
どことなく爽やかな気持ちで練習できた。
なんだかとても懐かしい感じの典型的なドイツのネオバロックスタイルの楽器。

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オルガン:H-J.Schuke (Potsdam) 1964
3段鍵盤+ペダル 37ストップ

スウェルペダルが右端にあって、足の長さが足りず、
しかも操作方向が逆向き!(踏み込むと閉まる)
東ドイツにはロマン派の時代から、たまに使われた形らしいです。
左側通行と右側通行の国があるんだから、
スウェルが逆の地域があるのも不思議じゃないけど、
慣れるまで変な気持ちでした(笑)。
心は「クレッシェンドー!」なのにデクレッシェンドの操作をしないといけない矛盾。

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フランクの作品、現代曲をそれぞれ一曲ずついれるように、という
フェスティバルからの意欲的な依頼。
そのお陰で、普段とはまた違ったプログラムを組むことができました。

さて、ポツダムといえば、サンスーシー宮殿!
練習の合間を縫ってでも、ここだけはどうしても訪れたかった!

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ずいぶん昔、留学中の私を訪ねてきた両親と一緒に行ったことがある場所。
でもそのときは中に入れなかったんだよね。
今回はちゃんと事前予約して宮殿内も見学しました。

3ユーロ払えば、館内撮影もできます。
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音楽家にとっての目的のひとつはこの音楽の部屋。
作曲もしたほど(しかも彼の作品は悪くない!)音楽を愛した
フリードリヒ2世が愛用していたクヴァンツのフルートと、
オルガン製作者でもあったシルバーマンのフォルテピアノが飾られていました。
バッハの息子、カールフィリップはこのフリードリヒ2世に長年仕えていて、
この宮殿に晩年の大バッハが訪問したこともあります。
この部屋でもきっと演奏したはず!

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すごくモダンな(でももちろんオリジナル)
床と椅子。なかなかセンスのいい王様☆

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楽器を演奏する天使たち。

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あ、オルガン弾いてる!

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オーディオガイド(日本語あり)を借りて、
一時間くらいゆっくりと見学できます。
そのあとのお庭散策や、他の宮殿見学も含めたら、
丸一日ゆっくりと楽しめますよ。

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by organvita | 2015-09-01 17:39 | 見た弾いたオルガン | Comments(4)

Scuolのオルガン

スイスの東端、イタリアとオーストリアの3国が重なる辺りにある街、
シュクオールの教会でコンサートを弾いてきました。
3000M級の山々に囲まれた谷にある街。
スイス圏に入ったとたん、エンガディン地方特有の家の壁の装飾が
目に入ってきます。言葉はドイツ語。でもみんなイタリア語も達者。

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このプロテスタント教会の内部もこの辺りの典型的な教会。
片面だけの窓、簡素な装飾、暖かいぬくもりの木のベンチ。
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天井に残るかわいらしい花模様。
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弾いてきたオルガンはこちら。
Heinrich Giezendanner 1792 / Metzler 1957
オルガンケースは18世紀のオリジナル。

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二段鍵盤+ペダル 18ストップ

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今回もアレックスとの連弾、それぞれのソロを交えたプログラムで。
個性がしっかりしていながらもバランスの良い音色&
垢抜けた美しい残響のオルガンでした。

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日帰りで弾いて帰ってこなければいけなかったので、
教会直行直帰。案の定、町は全然見れらず。
後で知ったんですけど、温泉で有名な観光地だとか!
く、くやしい・・・。オルガン弾いてる場合じゃなかった。。。?

ちなみに、ぱっと行ってぱっと帰ってしまうことをイタリアではよく、
「Toccata(触る)と Fuga(逃げる)」って表現します。
例えばアレちゃんの実家に一泊だけで帰るとマンマが、
「もう、アンタたちはいつもトッカータとフーガなんだから!」みたいに。

コンサート終わってから、フェスティバル関係者の皆さんと打ち上げ☆
それから大雨の夜中、3時間かけて車でおらが村に帰りました。
夜中2時過ぎ帰宅。日帰り労働者。ごくろうさん。

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by organvita | 2015-08-16 08:16 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)