カテゴリ:見た弾いたオルガン( 163 )

コジオ・ダロッシャのオルガン Cosio d'Arroscia

おらが村からジェノヴァ方向に西に電車で6時間。今回は一人旅。
海沿いの町アルベンガにやっと降り立ったら、迎えに来てくれた車が
内陸部に向かって、こんな景色になるまで更に延々と走り続けました。
不安に駆られること40分(爆)。やっと着いた現地から見た隣村はこんな風。
ほんと、人間ってどんなところにでも居住しちゃうのね。
私のおらが村もいい勝負だけど。
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そんな村の中にひっそり佇むこのオラトリオが、この日のコンサートの会場。
この地域で一番古いこのオルガンが、バルコニーに小さく鎮座して待っていました。
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村に代々受け継がれてきた、キリスト受難の板人形(っていうのかな?)が
展示されています。

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オルガンに登る螺旋階段。

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オルガンバルコニーから見下ろしたところ。
祭壇の前には村人お手製の白い布を張ったスクリーンが立てられて、
演奏風景が映し出されました。

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これがそのオルガン。
基本の音域が4フィートで、全てが1オクターブ高い響きという、
少し変わった楽器。(ペダルには8フィート)。
その割にはパワーがあって、なかなか面白い楽器でした。

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イタリアンの小品などを色々組み合わせたプログラムに加えて、
最後にはクーナウの「ダビデとゴリアテ」の音楽劇を、
朗読を交えてもらいながら弾きました。

こんな田舎でのオルガンフェスティバルですが、一夏に15回も!
2年前に来た新しい神父さまが、自分でもオルガンを弾くという音楽好きで、
企画しているオルガニストの若いお兄ちゃんを全面的にサポートしています。
15回のコンサートは毎回、村人&観光客で満員御礼状態。
ヨーロッパでも教会&教会音楽離れがキビシイ中、
勇気付けられる嬉しい話。

コンサートの後は、お客さんとアペリティーボになだれ込み。
料理を提供してくれたおじいさんはその昔、ベルルスコーニも
通っていたという有名なレストランのシェフだった人。
定年後地元のここで暮らしながら、時々料理しているんだって言うんだけど、
ほんとーーーーーにおいしかったです☆☆☆

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翌日。村を降りる前にしばし散歩。
山の上にギュッと建つ村。坂道の村。


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迷路のように交差する細い坂道からは、いつも緑が見えています。
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お猫ちゃまが遊ぶにも最適!?
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過疎化で空き家も多い山の上の村。
「あげます」という張り紙発見!!
とりあえず、もらっとく?!

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泊めさせてもらったのは、チーズ工場を営むB&B。
朝食はこんなパノラマ見下ろしながら。

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朝食で出てきた3種類の自家製ヨーグルト。
あまりにおいしくて3瓶完食。。

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ヤギ、羊、豚、牛に見つめられながらいただきました。
お土産にチーズも買って帰ったよん☆

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by organvita | 2017-08-02 21:18 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)

ウンナのオルガン Unna

久しぶりのブログ。
色々書き溜まってるので一気にいきます☆
7月の半ば、ドイツ・ドルトムントに近いウンナという町で
コンサートを弾きました。
新しい内装の白いモダンな教会。
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巨大な木製の十字架が、透明アクリル板のモダンアートの前に。
クリスマスやイースターにはこの板の後ろから色のライトを当てて
演出されるんだとか。ドイツのモダン建築の教会ってセンスいいと思います。

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オルガンは後方のバルコニーに鎮座。

駅のすぐ横の、カトリック教会。

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今回はアレちゃんとの連弾も含むプログラム。
この教会には二年前まで専属のオルガニストがいなかったのですが、
その後、私たちの友達が就任。この夏のオルガンフェスティバルも
今年から始まった新しい試み。それなのにたくさんの人が集まりました。
私たちはクロージングコンサートを担当。
彼女の働きのおかげで、このオルガンも秋にはさらに改良される予定。

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残響の美しい教会で、気持ちよく演奏させていただきました☆
オランダから遥々と日本人友人夫妻も駆けつけてくださいました。
どうもありがとうございました!

コンサート後にオルガニストのアンゲリカと記念撮影☆

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ウンナはオランダにも近い町。
旧市街にはこんな木組みの美しい家が並びます。

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アイスクリームを食べたい双子の兄弟。
これ本当はゴミ箱です☆

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アイスクリームはこうやって食べないとね。
ちなみに、ドイツのアイスやさんは、ほとんど大抵は、
イタリア人が移住して経営してます。
アイスクリームの機械を製造しているのはたいていヴェネト州の工場。
ヴェネト出身のアレックスの知人にも、ドイツに出稼ぎして働いている人が
何人かいますねー。夏の間は朝から晩まで一日も休まず働き通して、
クリスマス明けから春先までイタリアの実家で長期休暇をとるんです。
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ここは、ウンナの旧市街の一角、ニコライ通り。
「暁の星のいと美しきかな」のコラールを書いたフィリップ・ニコライは
1596-1601年までここウンナの牧師を務め、この一角に住んでいました。
すぐ隣にはニコライ教会。
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ドイツ鉄道DBからの車窓。
おらが谷からブレンナー峠を越えてミュンヘンで一泊して、
そこから更に6時間の電車旅。
ドイツらしい、雲が近い低い空と、延々と続く麦やとうもろこし畑。
そして時々顔を覗かせる赤い屋根の小さな村の集落。
その真ん中に小さく聳える教会の尖塔。
ぼーっと外を見てるだけでも飽きません。

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by organvita | 2017-08-02 20:03 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)

チェンバロ弾き

たまたま重なって、チェンバロを二回弾きました。
一つ目は、山の中にぽつんと佇むドロミテの一角のこの教会。
普段は閉まっているのですが7月1日に教会開きをします。
夏の間は観光客もたくさん訪れる、知る人ぞ知る名所。
それに合わせた、恒例のオープニングコンサート。
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教会の中は一面の壁画。
練習に疲れたら外に出てドロミテの山を眺めながら深呼吸。のどか。
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ここで弾くのは今年で3回目。
今回は私の赤いチェンバロを家から運んで、
メゾソプラノのオダと、バロックプログラムを披露。
バッハ、ヴィヴァルディ、ヘンデル、ペルゴレージ、ガルッピなどなど。
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オダ熱唱中。
オランダ人のオダは、オランダのプロ少女合唱団の
指導者&コーディネーターでもあります。
イタリアとオランダを行ったり来たりの生活。

ドロミテでアモーレを見つけちゃったからね☆
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歌姫に酔いしれる村の人たち。
適度な残響がチェンバロにも合って、よかった☆

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アレちゃんもオルガンを数曲弾きました。
1800年に作られたヴェネツィアから運ばれた楽器。
カッリードCallido作。
この楽器はこの夏に大掃除を控えています。
40年くらいなにもされていなかったらしいので、
パイプの埃をとったり整音&調律作業、メカニックの調整などです。
新しくよみがえったらまた弾きにこなきゃ!

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オルガンは祭壇の後ろに隠れるように見えています。
最後のカーテンコールにて。
左の人はプログラムをプレゼンしてくれたピアニスト。

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続いて、二つ目のコンサートは、バロックアンサンブル10名グループに
混ざって、チェンバロで通低弾きでした。
このチェンバロはアンサンブル持参の楽器。
トレント郊外の町のホールにて。

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3日間のリハとコンサート。久しぶりに仲間と会って、
充実した楽しい半週間だったのに写真取り忘れ・・。
ヴィヴァルディのヴァイオリン2本、4本のためのコンチェルトや、
バッハもオルガン用に編曲したコンチェルトの原版とか、
バッハのブランデンブルク3番を、暑い夏の夜に熱演!
イタリア人と弾くの面白い☆
楽しい一時でした。

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by organvita | 2017-07-11 16:27 | 見た弾いたオルガン | Comments(4)

イースター

☆イースターおめでとうございます☆

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イースターミサ弾き前に、ステキなゆで卵を頂いたので、
オルガンの鍵盤に乗せてみたら、立った!!

先週まで「もう夏?」っていうような天気もあったのですが、
なんと今日は雪が舞いました。
イースター前後はいつもこんな天気のことが多いです。

イースターの一連のミサを弾ききった足でそのままスイスに向かい、
イースターコンサートを弾いてきました。
フェスティバル会長のルッツがくれたイースターのウサギチョコと。

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帰り道、止まり止りでスイスの絶景を写真大会。
ドロミテもすごいですが、スイスの山はまた迫力が違います。
今回はオルガンデゥオ+トランペットのパオロでの3人コンビ☆

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大迫力の氷河。

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ベルニナ峠の頂上にて。

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それでも今年は、ここサンモリッツ近郊も暖冬だったとかで、
この時期にもう湖の氷が解け始めたのは数十年ぶりだとか。
大して雪も降らなかったそうです。

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by organvita | 2017-04-19 09:32 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)

トランペットとクリスマスコンサート

いつもミサを弾いているエーニャの教会で、
クリスマスコンサートを弾きました。
コンサート開始の17時半にはもう夜空。

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南チロルで19~20世紀に活躍したライニッシュ製の
ロマンチックな音色のするオルガン。
オルガンソロ、連弾と、

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トランペットを組み合わせて、バロックから現代曲、
クリスマスメドレーを組み合わせたプログラム。
二本のトランペットとフリューゲルホルンを
曲に合わせて使い分けてくれました。

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教会後方バルコニーでの演奏の様子は、
祭壇前のスクリーンに写し出されたので、
満員のお客さんも目と耳で楽しめたみたい。

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一段目と二段目を繋げるととても重くなる鍵盤を押させて、
腕の筋肉自慢をしあうアレちゃんとラッパのパオロ。
なんかちょっとアヤシイ感じよね、この写真(笑)

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来週末はもうクリスマスですね☆


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by organvita | 2016-12-14 18:39 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)

ドロミテ横断してコルティーナでコンサート

ドロミテを東に横断。車でひたすらカーブを超え超え、
ゴツゴツ山々を仰ぎながら二時間半の旅。
コルティーナ・ダンペッツォでコンサートを弾いてきました。
車窓からの景色。

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次々と現れる奇形の数々。

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コルティナに降りる最後の谷。

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先週末はイタリアは大型連休だったため、
観光地コルティナの町は大賑わい。
カテドラルの塔に流れる星が映し出されてとってもきれい。

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夕暮れの山が迫った町のイルミネーション。

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コンサートは街中のこちらの教会で。
マドンナ・デッラ・ディフェーザという巡礼教会。

フランシスコ会の修道士が暮らしています。

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コンサートでは二台のオルガンを弾きました。
一つはこちら。

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オルガン:
マッショーニ社 1924年製。空気式アクション。
二段鍵盤+ペダル、20ストップ。

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もう一つはザニン社製の4ストップのポジティフオルガン。

祭壇前に運んで、メゾソプラノのオダと共演しました。

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一回のコンサートで空気式とメカニックの二台のオルガンを
弾き分けたのは初めてかも。

終演後に素晴らしい祭壇前でオダとパチリ。

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それからピザ屋で打ち上げして、
ドロミテピンカーブを戻り戻り2時間半。
家に帰ったのは夜中2時でした。
鹿と狐に遭遇したよ。


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by organvita | 2016-12-14 07:42 | 見た弾いたオルガン | Comments(4)

カヴィオラのオルガン Caviola

今日22日は音楽の守護聖人セシリアの日。
その前倒しで、先週末はあちこちで音楽ミサやコンサートが目白押しでした。
私もそれに紛れず、おらが村教会での音楽ミサ&続くコンサート&続く食事会(飲み会)、
いつも奉仕してる教会での音楽ミサ(x2)&続く食事会(飲み会)、
そしてこのコンサート&打ち上げと3日連続で、ちょっとバテ気味。
演奏でというよりは飲み会で?

さて、ここはドロミテの山が迫るカヴィオラという小さな町。
ここも標高1000M。雪の境界線もだんだん降りてきています。

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22日の聖セシリアの日に兼ねて、21日は聖母マリアの奉献記念日。
この町にはマドンナ・デッラ・サルーテという名前の、
マリア様が健康を祝してくれることを記念した教会があり、
その祝日でもあるので、ダブル記念祭。
3日連続で町ではイベント続き。
その一環でコンサートを弾いてきました。

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話が飛びますが、ヴェネツィアの聖マルコ寺院の向かいの島に、
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会という有名な教会があります。
ここは17世紀に猛威を振るったペストが終わったことを記念して建てられた教会です。
さて、この教会の建堂式にたまたま立ち会った少年が(名前を忘れましたが・・)
その後、この小さな町カヴィオラに司祭となって移り住むことになりました。
なぜヴェネツィアからドロミテのこんな田舎の町に?と思うのですが、
ヴェネツィアの島を支えている支柱はここドロミテから川を伝って運ばれていて、
実は大昔からとても深い関係があるのです。
この司祭もきっとそんなご縁でこの町にやってきたのでした。
そして、当時まだ家も少なく教会もなかったこの地域に、
少年時代にヴェネツィアで経験した「サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会」を
ここに建てさせたのでした。

・・・でもその教会には今オルガンがなくて・・。
コンサートを弾いたのは町のもうひとつの、こちらの教会。
ここには昨年お披露目したばかりのA.ゼーニのオルガンがあります。
夏のオルガンアカデミーでも使わせていただいてる楽器。

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メゾソプラノのオダと一緒に、
マリア様を少し絡めつつの宗教曲を集めたプログラムを演奏してきました。
このオルガンはストップ数多くはないのに、
バロックはもちろん、ロマン派弾いてもそういう音色が作れる、
本当によく計算された、不思議な魅力のある楽器です。
↓リハーサル風景パチリ↓

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そして、打ち上げ!
お祭りの三日間、食堂として開放されている町の集会所にて。

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私は小ヤリイカの煮込みとポレンタの盛り合わせ。
すんごい盛り合わせの量だけど間食☆
チロルチックなテーブルクロスもカワイイでしょ。

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そして、キアッケレ(おしゃべり)という名前のお菓子。
これは普通イタリアではカーニバルのときに食べるものなんですが☆

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どれもこれも、町の主婦たちが集まって作ったものだけあって、
家庭的な味でとってもおいしかったです☆

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ユーラシア旅行社企画「北イタリアのクリスマス市とドロミテツアー」のご案内。
パイプオルガンを演奏します。

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by organvita | 2016-11-23 07:35 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)

アウアー/オーラのオルガン Auer/Ora

山の斜面のいろは坂を登ってずーーーっと行くと、おらが谷。

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今日はそんな斜面がちょうど見える、美しい墓地があるアウアーの教会へ。
アウアーはドイツ語、イタリア語ではオーラ。
そう、いろは坂を降りたここは、隣の南チロル州。
第一次大戦までここはオーストリア領でした。
今ではドイツ語とイタリア語が混在し、全てが二ヶ国語表記。
(とはいってもドイツ語の方が「有力」ですが)

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今年丁度建立500年(!)を記念するこの教会で、
オルガンコンサートを弾いてきました。

その数日前に起こった中部イタリアでの大地震。
心配してくださった皆様、ありがとうございます。私も知人親戚もみな無事です。
毎日心痛むニュースが錯乱している中、とっさに思いついたのが、
お客さんからも募金を募って現地に送る、ということ。
こういう時、とにかく早急に必要なのはおそらく「お金」です。
急遽チャリティーコンサートという名目にしてもらい、
教会の扉にも告知を貼ってくれました。(これも二ヶ国語!)
しかも募金箱には、それなりにまとまった額が集まりました!
教会を介して現地に送っていただきます。

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さて、築500年のこの教会にあるのは、
築417年のこのオルガン!

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オルガン:
Hans Schwarzenbach (Füssen, Germany) 1599年制作
1段鍵盤+ペダル 9ストップ 中全律

実際には、H.Schwarzenbachが1599年に、
この近くの町エッパンの教会に建てた楽器ですが、
1690年にイタリアの名工カスパリーニ E.Caspariniによって、
この教会に移され、
何度かの修復を経て、最終的に1982年にJ.Pirchnerによって復元されました。
Schwarzenbachの現存する唯一の楽器、
同時に、南チロル州で一番古い演奏可能な楽器として、貴重なオルガンです。

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オルガンケースだけでも美しいこの姿。

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薄いオルガンケースの後ろには、ふいごが設置されていて、手動でも使えます。

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私が好きなのは、オルガンの扉の裏側(閉めたら正面に来る)に描かれた、
受胎告知のシーン。マリア様がお裁縫してるの!

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そして、その対称側に、生誕劇のシーンが。
この二つは、オルガンバルコニーに上がって楽器の後ろに回らないと見えない絵。

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演奏台。ストップノブが面白い。
重い鉄の棒を上に上げたり下に下ろしたり。

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そう広くはない会堂の中も、素晴らしい美術品で溢れています。

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天使が溢れた祭壇上部。
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美しい天井の模様と、フレスコ画が見え隠れしている壁の十字架。
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金と黒の荘厳な祭壇。

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平たい木の板に描かれた、紙芝居みたいな祭壇。

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こんな特別な教会とオルガンで、ちょっと連弾、
あとは、アレちゃんがルネサンス、私が初期バロックに、
それぞれどっぷりと浸ったプログラムで
古の響きを思う存分楽しみました。
あー。めっちゃ楽しかった☆

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いただいたお花。深紅のバラがとってもきれい。
でもススキが混ざったりしてて、ちょっと秋の気配も感じさせるステキなブーケ。

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ワインもいただきました~!
もちろん地ワイン☆
そう、この辺りはワインの名産地なのです。
教会の回りも一面ブドウ畑。

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↓↓練習用オルガンのご案内です↓↓
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by organvita | 2016-08-29 08:43 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)

シュヴェービッシュ・グミュンドのオルガン

ドイツ南西、シュトットガルトに近い町、
シュヴェービッシュ・グミュンドで毎夏行われている
フェスティバルFestival Europäische Kirchenmusikで弾いてきました。
町を見下ろす塔に登ったら、かわいい町の全体像が見えた!
演奏したのは左奥に見えている大きなミュンスターで。

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ゴシック造りのカテドラルに入ると、
それは立派なオルガンが後方に鎮座。

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オルガンに繋がる石造りの階段を登っていきます。
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二段階になっているバルコニーの途中階部分。
筋肉モリモリの体育会系のイケメンたちが、
オルガンの乗ったその上のバルコニーを支えてました。

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3階に登ると、見事な彫刻が施されたゴージャスなオルガンに圧倒。

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等身大の天使たちが頭上でワイワイ。

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足裏もきれい。さすが天使には角質とかもないのね。
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あまりに楽器が大きくて、バルコニーで全体像が撮れず。
聖歌隊席の高いところから見下ろしたらこんな感じ。

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オルガンケース:Johann Michael+Christian Maucher 1687/1688
オルガン:Klais社 1983/2009
3段鍵盤+ペダル 55ストップ

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日本で通っていた音大にKlais社のオルガンがあったので、
なんだかとても懐かしい響きでした。
大型のオルガンなのに一本でも美しいストップも色々あって、
しかも教会の響きも素晴らしく、久々に大型オルガンを楽しみました。

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コンサート前の様子。
今年のフェスティバルのモットーは「男と女」だそうで、
それに関連付けたコンサートが毎晩続く中、私たちは「男と女」で連弾。
イタリアの作品をはじめ、モーツアルトや現代曲も弾きました。
町全体で毎年開催しているフェスティバルに人が慣れているのか、
感性の豊かなお客様が集まっていて、演奏台と客席はとても離れているのに、
会場が一帯となっていると感じられた、とても心地よい一時を過ごすことができました。

地方新聞で紹介されたコンサート批評を後日送っていただきました!
記念に貼っときます☆

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by organvita | 2016-08-29 06:57 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)

ヴァッラーダとアッレゲのオルガン Vallada & Alleghe

メゾソプラノの友達オーダと一緒に、二回のコンサートを弾きました。
まず一つ目は、去年に引き続き
ドロミテのアーゴルド市の近く、
ヴァッラーダの山の中にひっそりとたたずむ、この教会で。

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中は一面に壁画が残る、美術館のような素晴らしい会堂。
置かれているもの一つ一つが骨董品。

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特に見逃せないのが、このルネサンス時代の祭壇。
そしてその後ろからオルガンが響きます。
これもまた貴重な歴史楽器。
オルガン:
G.カッリード 1801年制作
そして、祭壇前で歌う歌手がオルガン演奏台から直接見えないので、
家からイケアの鏡を持参して、この素晴らしいルネサンス祭壇の脇に添えつけたのだった(汗)。

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オーダはドロミテに住む音楽家でオランダ人。
声楽の
フェスティバルThe Muses and the Dolomitesを企画し、
毎年沢山のコンサートや著名な声楽家を招いてマスターコースを開催しています。
実はこれは、そのオープニングコンサート。

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メゾソプラノの宗教曲を、
バッハからモーツァルト、ロッシーニ、そしてピアツォラなど、
上手に集め纏めたプログラム。オーダの素晴らしい歌声が教会に響き渡りました。

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この日は奇しくも、サッカーヨーロッパ選手権の、イタリア対ドイツの日。
開催時間も見事に重なり、「コリャ誰もコンサートに来ないね・・」と
意気消沈していたのに、幸い教会は満員御礼!
でも、終演後に教会の庭に用意されたテントで打ち上げが始まるとすぐ、
携帯で試合速報を観戦し、大盛り上がり!!
PK戦の接戦で夜中過ぎるまで帰れなかった!!
イタリア負けちゃったけどね。

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一週間後に同じコンサートを、
ドロミテの美しい町のひとつ、アッレゲでも再演。
この湖畔沿いの教会で。

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強い日差しに当たって、
バルコニーの花が見ごたえのある季節になりました!

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そして、教会の内部はこんな風。
後ろのバルコニーに美しいオルガンが鎮座。
オルガン:
製作者不詳。1800年代。修復:F.ザニン

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ちなみに、イタリアの歴史楽器にはよく正面にカーテン(ブラインド)が付いていて、
使わないときは埃よけのためにこうやって閉まっていたりします。

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凝った彫刻が美しいオルガンケースを眺めているだけでも楽しい☆

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だというのに、こういうのが付いたまんまってのも、
イタリアらしくて憎めないよね☆☆
(たぶん教会に迷い込んだ鳥がオルガンに停まって落としたもの)
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弾いてるときに頭に落ちてこなくてよかった(笑)
こちらが演奏台。
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カメラマンがきれいな写真撮ってくれました☆
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最後のカーテンコールにて。

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ドロミテの真夏の夜のコンサートでした。

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by organvita | 2016-07-14 20:03 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)