横浜みなとみらいホールのオルガン

日本のコンサートホールの中でも、多彩なオルガン事業で全国から注目されている、
横浜みなとみらいホール。その中でも、毎回1000人以上の入場者を誇るという、
「オルガン・1ドルコンサート」。10周年を記念する今年は、毎月ごとに国を決め、オルガンで世界を巡る旅を企画されている。ナイスです!
10月末日、その中のひとつ「イタリアの旅」を演奏させていただきました。
こちらが、大ホールと、そのオルガン。
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「ルーシー」という名前がついているこのオルガンは、横浜市民やオルガンファンには人気女優。ルーシーの豊満な3サイズはこちら。(あ、まだ10歳か・・)

オルガン:
C.B.フィスク社(アメリカ) 1998年制作 C.B.Fisk, Inc.(USA)
3段鍵盤+ペダル 77ストップ+α

演奏しているのは、アシスタントをお願いした、オルガニストの野田美香さん。
こんなに大きなオルガンだと、演奏台と客席のところでは、聴こえかたが全然違うので、
一度自分で音を作ってから、今一度客席でバランスチェック。「あーしてみて」「こーしたらどんな感じ?」などと大声で指示する私に気持ちよくついてきてくれるので、とってもありがたい。全曲初見で弾かせてごめんね。しかもその間にちゃっかり撮影してる私。

港に近いこのホール、オルガンパイプの歌口が、かもめのデザインになってる!
う~ん!ニクい演出かもめ~(^^)。港のカモメもびっくりかもめ~(^^)。
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演奏台の近くには、こんなカモメの彫刻も!
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そして、こちらが演奏台。沢山の機能がついているけれど、どれも一目で判りやすく、整然とした配列&規格で出来ている。鍵盤のタッチも良い。弾くオルガニストにとって、扱いやすい演奏台サイズというのは、とても嬉しい。
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        演奏台から見ると、横のパイプはこんなにデカイのだ!
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そんなデカいパイプよりも、もっともっともっとデカく長いパイプがまだ沢山、正面からは見えないところに並んでいる。オルガンの中はハシゴがたくさん。さながら、ちょっとしたマンション見学!その中のひとつ、たぶん私も中にすっぽり入れちゃうんじゃないかっていうくらい太いパイプがあるのだが、それはこのストップ、「Tuba profunda」と繋がっている。
これ弾くと、この巨大オルガンが「ごぼぼぼぼ~」といって揺れる・・!!
しっ、しびれる~ぅ!!!!
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オルガンからみた客席はこんな感じ。
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「イタリアの旅」を仰せつかった私は、選曲をすべてイタリアンに、しかもオペラチックな
そりゃ~賑やかなオルガン曲を集めてみた。出だしはオペラ「アイーダ」の編曲もので。
美しいストップがたくさん詰まったオルガンだから、音作りもめちゃくちゃ楽しかった。
前日、オルガン脇には照明器具が。そう、この1ドルコンサートは、美しい照明が楽しめることでも人気。さすが、ホールならではの企画。私の練習を影でこっそり(?!)聴かれていた照明さんが、本番では、お客様の曲のイメージを更に描き立てるような美しい色使いで照らしてくださった。・・・らしい。聴きに来てくださったお客様から、「照明が美しかったわ~!」と言っていただいたが、弾いてる私は見えないのです・・・・(泣)。イタリア国旗の色なんかもあったらしい!あ~、見たかったな~!
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ホール入り口に飾られていたコンサートポスター。
このブログを愛読してくださっているというホールのオルガン担当の方が作ってくださったのだが、このピザetcのカットは、私のブログのピザの写真でイメージ湧いたんだとか(笑)。ふふふ。ありがとうございます!これからも美味しい写真たくさん載せます~。
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たくさんの温かいお客様とホールの方に支えられて、私もルーシーと一緒に、楽しい「イタリアの旅」を巡ることができて感謝!
それにしても、「1ドルコンサート」のこの繁盛振りって改めてすごい。これは単に、「お昼の休み時間に気軽に聴けるから」「立地がいいから」の一言だけで、成功できることではないと思う。この10年、本当に地道に築きあげてこられた賜物でしょう。
このホールには、三浦はつみさんという、素晴らしい専属オルガニストがいらっしゃるが、オルガンがドン!と建ったゼロの地点から、いわばたった10年で、これだけ地域に浸透した事業を切り開いてきたとは、本当にパイオニア。脱帽脱帽です。ここでは、ホールオルガニスト養成システムや、子どものためのオルガンコンサートをはじめ、実に多彩な企画をされているから、是非一度みなさん、訪れてみてください!
ホールの方々の温かいお人柄が伝わってくる企画ばかり。
次回の1ドルコンサートは、専属オルガニストの、三浦はつみさんが登場されます!

11月26日「イギリスの旅」   三浦はつみ&波多野睦美(メゾソプラノ)
1月28日 「ドイツ圏の旅 Ⅰ」 籾垣佳子
2月25日 「ドイツ圏の旅 Ⅱ」 荻野由美子
3月18日 「日本の旅」     宮本とも子

いづれも12:10~12:50です。お楽しみに!


ところで余談になるが、コンサートの前日、夜遅くまで練習させていただいた後、近くの
ホテルに泊まったのだが、遅くチェック・インしたため、もう希望の部屋はない、とのこと。
「変わりにグレード・アップさせていただきたいのですが・・・」と、なんとスイートルームに
泊めさせてもらった。はいっ!もう超喜んでっ!!部屋に入ると、まずリビングが!
す、ステキすぎる・・。自腹じゃ泊まれないよ、こんなお部屋・・!
寝室の壁一面の窓からは、横浜の夜景が一望。寝るのもったいない・・。
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バルコニー(!)からの横浜の夜景。
・・・を見ながら、翌日のMC(トーク)を考えてた・・(笑)。
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by organvita | 2008-10-31 01:52 | 見た弾いたオルガン | Comments(2)
Commented by えみ at 2008-10-31 07:42 x
いや~ん。MMホールなつかすぃ~。
ここの1ドル本当に人気あるよね。いっつも、おばさんたちがずら~~~~っと並んでたもの。
きっと愛ちゃんの1ドルも楽しいコンサートだったんだろうなぁ。
私がいた頃に弾きに来てくれたら良かったのにぃ。

そろそろイタリアに帰ってきた頃かな?
Commented by organvita at 2008-10-31 22:19
えみちゃん、懐かし~でしょ?!リューベッカーも何人か聴きにきてくれてたんだよ!みんな美しくなってた(^^)。
イタリアには一昨日戻ってきました。落ち着いたら電話するね(^^)。
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