プレダッツォのオルガン

先週木曜日、おらが谷の中にある比較的大きな町、プレダッツォ(Predazzo)の教会で、
夫と連弾&ソロのコンサートを弾いた。
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教会内部。祭壇から後ろを見たところ。この谷の中では一番大きな教会。
バルコニーにはオルガンが。
しかしこの古いオルガンは、実は弾けない状態で長年放置されたまま。
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イタリアらしい(?)変な規定があり、修復できず仕舞い、かといって、これを取り壊して、新しいオルガンをこの場所に立て直すこともできず、結果、ずっと仮の電子オルガンが使われていた。そして、やっと教会の念願かなって、今年4月、祭壇の後ろ側の新しい場所に、新しいオルガンが納入され、お披露目コンサートが行われたばかり。
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このオルガンは、夫が勤めるA.ゼーニ・オルガン工房社製。
トレンティーノ州でも1、2の大きさを誇る。
古いオルガンを取り壊すことができず、一番良い設置場所の後部バルコニーには建てられなかった。他にも教会内に転がる「歴史建造物」の前にはオルガンを置けず、結果、
祭壇後ろの、非常に限られた狭い場所に建てられることに。しかもそこには、大きな絵画が掛けられ、それを「妨げてはいけない」という指示。大変に難しい課題の中で、しかし
素晴らしいドイツ・ロマン派様式のオルガンが完成したのだった。
このように、祭壇後ろにすぐ、オルガンがある。
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オルガン演奏台。2段鍵盤+ペダル、25ストップ。
鍵盤:トラッカー・アクション、ストップ:エレクトリック・アクション。記憶装置つき。
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ドイツ・ロマン派様式のこのオルガンで弾いた曲は、リスト、モーツァルト、メルケルの連弾曲など。私は普段、バロック前後のレパートリーを弾くことが多いのだが、もちろんロマン派、現代曲も好き。たまにこうやってリストやメルケルを弾くと、 妙に興奮するのだ(^^)。
残響が長い教会なので、尚更こういうレパートリーが栄えるみたい。残響待ち時間が嬉しい。夫はボエルマンを弾いた。フランス・ロマン派も結構いける。オーボエがきれい。
鍵盤は少し重めだけど、体重&気持ちを全部鍵盤に預けると、気持ちいい反応。
こういう時、お腹周りにお肉ついてて良かった、と言い訳したりして。
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この週はまさに観光シーズンピーク。沢山の観光客やおらが谷の人たちが聴きに来てくれた。コンサートの後は、今回はジェラートやさんでアイス・パフェで打ち上げ。
この教会のオルガニストが次の日誕生日だということを知って、0時過ぎるまでだらだら、0時と共に改めてお祝い・・。長い楽しい夜が更けていった。


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by organvita | 2008-08-26 06:11 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)
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