ボルカ・ディ・カドーレのカッリード・オルガン
2008年 08月 20日
運転手は、前日素晴らしい歌声を聴かせてくれた、久美ちゃんの旦那さま。
この椅子レンタル料、一回2ユーロ(330円)。
私もゴロッとしたかったけど、涙を呑んで目的地へ向かう。
このオルガンを使ったものだったとか。夜のコンサートには、その時にホームスティでお世話になった家族も聴きに来てくれていて、懐かしい思い出話で盛り上がっていた。
早速オルガンへ。
恒例オルガンへの階段。
いつもにも増して急な傾斜。降りるのがこれまた怖い・・。
鍵盤の様子。
オルガン:G.カッリード(1791年制作)
イタリアのこの時代の楽器にしては大規模の、2段鍵盤!このオルガンは幸いにも、
建てられた1791年から、ほとんどオリジナルの状態で残されている。
オルガンのメインストップ、プリンシパルを引っ張って、鍵盤を2、3つ押してみる。
うわー!なんてきれいな音!!
いい楽器って、2,3つ音を聴いただけでも、すぐにいい楽器だってわかる。
ああ、幸せ。最近ちょっと忙しかった疲れが、この音色で吹っ飛んだ。
夢中になって二人でリハーサル。いい楽器は、いくら弾いても疲れません。これ、ホント。
このまま引き続けていたいけど、夜のコンサートの分の体力をとっておかないとね。
それでも4時間ほど音決め&練習。
天井画。
観音菩薩っぽい?
マリア様。
教会入り口の、コンサート案内。
こんな田舎村ですが、だからこそ、この近辺には、当時のままで残されている素晴らしい楽器がたくさんあり、それらを使ったフェスティバルが、ドロミテへヴァカンスに来た観光客に人気。どこから湧いてきたのか(?!)コンサートもたくさんの人が来てくれました。
本番前に教会に入ったら、祭壇にスクリーン。バルコニーの演奏台を映すらしい。
ああ、早く教えてくれてれば、もっと化粧したのに・・。時すでに遅し。
イタリア18世紀の作品を並べて、美しい楽器と楽しい一時を過ごしました。
運転してもらってるのに、私&夫獏睡。途中で「あ!鹿!」って声で何度か飛び起きるも、また夢の中へ。家に到着、夜中の2時半。お疲れさま。
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さすがです!『オルガンのことは愛ちゃんに聞け』という域に入ってきましたね。ふふ。
祭壇のスクリーンのこと、本番前に知ったのね。びっくりしたでしょう?
お二人の手指が良く映されていました。顔はそれ程アップにならなかった。大丈夫・・・って何が?・・・お化粧のこと!
良くあのプレッシャーに負けずに演奏したねぇ!とても素晴らしかったです!!!おめでとう~!
お二人は次の日も早くて大変でしたね。お疲れ様でした~^^
顔のアップになってなくて良かった・・。普段は人から見えてないと思って、変な顔して弾いたりしても平気だから、急にカメラ入ると焦るよ・・。
ていうか、普段からちゃんとしてろってことだよね・・(笑)。