ミシェル・ブヴァール氏の演奏会を聴く

フランスを代表する世界的オルガニストの一人、ミシェル・ブヴァール氏が、トレントの教会音楽フェスティバルの一環でリサイタルにいらしたので、聴きにいってきた。

場所はトレントのクリスト・レ教会(Chiesa Parrocchiale di Christo Re)。
この教会には、夫の勤める工房が事実上第一作目として1994年に制作した、
ドイツ・バロック様式のオルガンがある。2段鍵盤+ペダル、19ストップ。
さっぱり白い壁のモダンな教会。祭壇の周りをめぐらす高いアーチのデザインに、
オルガンが上手くマッチしている。
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演奏台。鍵盤は指に吸い付くように気持ちいい。
演奏会直前、リード管の調律をしている社長と手伝い夫の横で、無邪気に写真撮影中。
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演奏会のプログラムは、まずバッハのプレリュード&フーガ ニ長調 BWV532 で華々しく幕開け。そしてメンデルスゾーンのピアノ変奏曲のオルガン編曲版(とてもヴィルトゥオーゾ!)、その後フランス古典作品が続き、最後にブヴァール氏のお祖父様の作品が披露された。一時間の演奏会があっという間に感じられたほど、本当に素晴らしい演奏を聴かせていただき、大感動~!「ドイツ・バロック様式のオルガン」と、ある意味限定された楽器なのに、フランスものも、メンデルスゾーンも、それぞれのレパートリーが本当に活きた音作りで、ただただ感服。工房社長も、オルガンの魅力を十二分に引き出してもらってとても嬉しそう。夫、半分シゴトだったのもすっかり忘れて、ハート型の目で「サインください」。

ブヴァール氏は教育者としても素晴らしく、彼のもとで学び、その後第一線で活躍されている日本人オルガニストの方も多くいらっしゃる。日本へもよく来日されているから、その演奏を聴かれた事のあるファンも多いだろう。

実は彼、今年9月に再来日のご予定だ。しかも折りしも私の第3の故郷、岩手県の盛岡市民文化ホールでリサイタルをされるという。当ホールには、フランスの名工ガルニエ・オルガン工房が造った素晴らしいバロック様式の楽器があり、ヨーロッパや日本のオルガニストたちからも絶賛されている。
「ウワサは聞いてるよ!」とブヴァール氏もとても楽しみにしている様子だった。
ああ、私も飛んで帰りたい~!

またとないこの機会、是非みなさま足を伸ばしてみてください。
詳細はこちらからどうぞ。チケット発売間近です。
【財団法人盛岡市文化振興事業団】


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by organvita | 2008-05-28 18:31 | 見た弾いたオルガン | Comments(4)
Commented by ちびっちょ at 2008-05-30 22:48 x
ブヴァールさんのオルガン、ぜひ聞いてみたいけど、盛岡かあ・・・(泣)。懐かしいです、盛岡。第3の故郷・・・わんこそば120杯記録だもんねぇ。(ばらしてごめん!)そういえば吉田愛さんも秋に来日しますね?偶然チラシをみました^^。演奏活動がんばってくださいね!きれいな写真のこのブログ、いつも楽しみにしています♪
Commented by organvita at 2008-05-31 17:43
ちびっちょさん!「第3の故郷」は盛岡、もちろん第2はリューベックだよ~!
わんこそばの札、イタリアの家にも飾ってます。勲章だもん(笑)。
10月と12月に帰ります!どこかで会えたらいいなー!またメールするね(^^)。
Commented by asa at 2008-06-11 01:37 x
教会音楽フェスティバルがあったんですか?逃しました、残念。近くに行ったらクリスト・レ教会入ってオルガン見て来ようかな。昨年の愛さんのコンサート聴きに行ってから、音も、フォームも含めてオルガンのファンになりました。
Commented by organvita at 2008-06-11 18:43
asaさん、コメントありがとうございます!今度は早めにお教えしますね!Stefano Rattiniがこの教会で「Organo d'ascolto」(だったかな?)とかいうシリーズを毎月やっていて、曲の説明しながら弾いてくれます。オルガンの近くに座れるし面白いですよ。一度ぜひ行ってみてください~。
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