おらが村でコンサート

秋も深まるおらが村。
この村の教会で、ちょっと大切なコンサートを弾きました。
数ヶ月前に新しく立ち上がったばかりのオルガン協会のための、
第一回目のコンサート。協会の名前は、
「ジュリアーノ、テゼロのためのオルガン協会」

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この教会には、90年前に建てられた空気式アクションのオルガンがありますが、
(祭壇後ろの絵の裏に隠れていて姿が見えないのですが)
オルガンの現状も、置かれている場所も非常に悪く、
ミサでも十分に使えないという状態で、
大々的な修復が必要だということはずいぶん前から承知のことでした。

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そんな中、ちょうど一年前の10月、おらが村の友人で
大の音楽ファンだったジュリアーノが、闘病生活の末、天に召されました。
私たちはお葬儀を弾いたのですが、オルガンの現状を知った未亡人のルイザが、
音楽を愛したジュリアーノのために、彼が生まれ育ったこの村の
教会のオルガンをよりよいものにしたいと、この協会を発足したのでした。

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それから約一年。修復か新しいオルガンか、という間で
皆で何度も意見を交わし、資料を集め、
(この経過はものすご~く長く専門的になるのでざっくり割愛)
最終的に、新しいパイプオルガンを入れたい、という結論に繋がりつつある今日。
いずれにしても、そのための資金集めが必要で、その第一アクションとして、
協会発足のアピール&会員募集&募金活動を兼ねた、コンサートだったのでした。

今教会にあるそのオルガンは、コンサートで弾く機能が十分に果たせないので、
オルガン工房にあるポジティフオルガンを運び込みました!

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オルガン:アンドレア・ゼーニ 
一段鍵盤、3ストップ半
ゲダクト8、フルート4、オクターブ2、ナザート(高音域)

低音域が充実した、素晴らしいポジティフオルガン。
たった3ストップ半でも、二人の歌手を十二分に支えることができ、
それぞれのレジスターにクリアーで温かい個性を持たせた音色で、
教会を十分に満たしてくれました。

工房に置かれているこの楽器、売出し中です~☆
ちなみに、このオルガンと同じものが、日本にも二台あります。
イエズス会無原罪聖母修道院(黙想の家)
モーツァルトサロン

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コンサートでは、夏にもやったペルゴレージのスタバト・マーテルを演奏。
おらが村の15歳の少女にイタリア語対訳を朗読してもらいました。
沢山の村人や、遠くからもお客様が来てくださり、教会満員御礼。
第一回目の活動としては大成功☆
奇しくもジュリアーノが亡くなってちょうど一年後の同じ日に、
記念ミサに続いて行われたこのコンサート。
スタバト・マーテルの歌詞も心に響きました。




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by organvita | 2015-10-29 02:57 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)
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