ボローニャ・サン・ペトロニオ聖堂のオルガン

ボローニャのサン・ペトロニオ聖堂で、
この教会のオルガニスト、タミンガ氏によるオルガン講習会が行われたので、
山を早朝に飛び出して参加してきました!

ローマのバチカンよりも大きく作ることが許されなかったという
逸話を持つこの聖堂。巨大です。
これは祭壇側から見た、祭壇を挟んで左右に向かい合う二つのオルガン。



この(上の写真で)左側にあるオルガンは、
イタリアに現存するオルガンで演奏可能な最古の楽器。
トスカーナ出身のLorenzo da Pratoが 1471-1475にかけて制作したオルガン。
その後、G.B.Facchettiが1531に拡大しました。
1974-1982年に修復され、現在に至っています。

水に溶けてしまいそうに繊細で透明感100%の
プリンチパーレの響きに、丸二日間抱かれてきました~。
ああ、イタリアン。

薄いオルガンケースの、背中部分にも美しいパイプが。

オルガンのケース内には、初期のケースの装飾もそのまま残っていました。

鍵盤部分。
24フィートのプリンチパーレがあります!
鍵盤域はFa-la''''。
分割オクターブはFacchiettiが付け加えたもの。

イタリアの20歳台のヤングなオルガン学生に混じって、
カヴァッツォーニやガブリエリなどを勉強してきました。
こういうオルガンを使っての、タミンガ氏というスペシャリストの演奏と解説を
聴きながらの講習会は、至福の一時。
いい勉強ができました☆



こちらは祭壇に向かって左側にある、もう一つのオルガン。
Baldassarre Malamini 1596年作。
この向かい合う二つの楽器を使って、
交互に演奏されたり、同時に連弾されたりしていた時代。
こちらも素晴らしい楽器でした。

このオルガンの背中側。

タミンガ氏が館長を務めているサン・ペトロニオ聖堂からすぐの、
タリアヴィーニ・コレクションも訪れました。
ここに来るのは二回目なんですが、いやあもう、鍵盤弾きには天国のようなところです。
どの楽器も演奏状態にある、というのがまたその素晴らしいところ。
しかも、場所が旧教会とあって、美しい残響の中で名器の音色に浸れます。

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タミンガ氏の、それぞれの楽器の時代に合わせた素晴らしい即興演奏で、
ほとんどすべての楽器を二時間以上にわたってかぶりつき?!で
聴かせていただきました。ずーっとここにいたい☆☆

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美しい町並み、素晴らしい楽器、そして美食の町、ボローニャ。

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by organvita | 2015-10-08 18:39 | 見た弾いたオルガン
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