ポツダム Erlöserkircheのオルガン

一年ぶりにドイツで弾いてきました。
最初のコンサートはこちら。ベルリンからすぐのポツダム。
閑静な高級住宅街にたたずむこちらErlöserkirche。

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ネオゴシック様式の、丸いアーチで囲まれた円形の会堂。

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どことなくすす汚れた雰囲気の天井に、またドイツの歴史を感じる。
少しずつ修復作業がされています。
オルガンだけでなく、オーケストラや合唱など、
コンサート会場としても稼働率が多い教会だとか。

そして、後方バルコニーにある大型オルガン。

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バルコニーの窓からは教会の周りの緑が見えて、
どことなく爽やかな気持ちで練習できた。
なんだかとても懐かしい感じの典型的なドイツのネオバロックスタイルの楽器。

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オルガン:H-J.Schuke (Potsdam) 1964
3段鍵盤+ペダル 37ストップ

スウェルペダルが右端にあって、足の長さが足りず、
しかも操作方向が逆向き!(踏み込むと閉まる)
東ドイツにはロマン派の時代から、たまに使われた形らしいです。
左側通行と右側通行の国があるんだから、
スウェルが逆の地域があるのも不思議じゃないけど、
慣れるまで変な気持ちでした(笑)。
心は「クレッシェンドー!」なのにデクレッシェンドの操作をしないといけない矛盾。

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フランクの作品、現代曲をそれぞれ一曲ずついれるように、という
フェスティバルからの意欲的な依頼。
そのお陰で、普段とはまた違ったプログラムを組むことができました。

さて、ポツダムといえば、サンスーシー宮殿!
練習の合間を縫ってでも、ここだけはどうしても訪れたかった!

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ずいぶん昔、留学中の私を訪ねてきた両親と一緒に行ったことがある場所。
でもそのときは中に入れなかったんだよね。
今回はちゃんと事前予約して宮殿内も見学しました。

3ユーロ払えば、館内撮影もできます。
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音楽家にとっての目的のひとつはこの音楽の部屋。
作曲もしたほど(しかも彼の作品は悪くない!)音楽を愛した
フリードリヒ2世が愛用していたクヴァンツのフルートと、
オルガン製作者でもあったシルバーマンのフォルテピアノが飾られていました。
バッハの息子、カールフィリップはこのフリードリヒ2世に長年仕えていて、
この宮殿に晩年の大バッハが訪問したこともあります。
この部屋でもきっと演奏したはず!

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すごくモダンな(でももちろんオリジナル)
床と椅子。なかなかセンスのいい王様☆

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楽器を演奏する天使たち。

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あ、オルガン弾いてる!

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オーディオガイド(日本語あり)を借りて、
一時間くらいゆっくりと見学できます。
そのあとのお庭散策や、他の宮殿見学も含めたら、
丸一日ゆっくりと楽しめますよ。

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by organvita | 2015-09-01 17:39 | 見た弾いたオルガン | Comments(4)
Commented by igiea at 2015-09-02 21:54
ポツダム!懐かしいです~。ベルリンにいた頃、サンスーシー宮殿はお客様が来る度に案内していたので、春夏秋冬、あらゆる季節にあの階段の前で写真を撮ったものです(笑)。
今、見学には事前予約が必要なんですね。時の流れを感じます。
Commented by いがちゃん at 2015-09-07 22:59 x
わ〜サンスーシ宮殿行きたいです。C.P.E Bachが出てきそうですね。行きたいです。ドイツ。
Commented by organvita at 2015-09-10 07:30
igieaさんへ。
春夏秋冬、あの階段&お庭、美しいでしょうね!他のお城も見学したらゆっくりと一日過ごせそうなところですよね。ベルリン生活してみたいです~☆昔は事前予約なしだったんですね。
Commented by organvita at 2015-09-10 07:31
いがちゃんさんへ。
ご定年後にぜひドイツ周遊してください!!
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