イエズス会無原罪聖母修道院のオルガン
2015年 06月 23日
東京、上石神井にあるイエズス会の施設、
無原罪聖母修道院(黙想の家)。
二年前に改装されたこちらの美しい修道院では、
日帰りや泊りがけで、イエズス会の霊性を中心とした
黙想や瞑想、祈りの一時に授かることができます。
その修道院内の聖堂に、
この度、ポジティフオルガンを搬入させていただきました。
イタリアの工房で一度完成させた楽器は、
船便で送られ、一足先に現地入り。
その後、今回は社長のアンドレアと案内役の私に加えて、
アレックスと、社長の奥さんとの4人での帰国でした。
早速に伺った聖堂で、オルガンを組み立てていきます。
アレちゃん、梱包されていたパイプを並べながら点検中。
アンドレアはそのパイプをオルガンケースの中に並べていきます。
ケースの中に並び収まったパイプたち。
それから、聖堂の美しい残響に合わせて、
パイプの音量や質を一本一本調整していきます。
アンドレアのポジティフは低音の響きが特に充実していて、
会衆賛美や聖歌隊をしっかりと支える整音。
空気も全く揺れず、歌いやすいです。
音色の仕様はこちら。
アンドレアの奥さんの手書きの札。
完成の日に合わせて、オルガンの祝別ミサをしていただきました。
アンドレアのオルガンはこれで日本に4台目ですが、
教会に入ったのはこれがはじめて。
感動で感謝なミサでした。
ミサのあとで皆さんと記念撮影!
沢山の方の祈りによって奉納されることになったこの楽器を通して、
修道院での祈りと賛美が更に豊かにされていきますように。