エーニャのオルガン

おらが谷を降りたら、南チロル州。
町の雰囲気もガラッと変わる。
そのひとつ、ブドウ&りんご畑に囲まれたエーニャ市のかわいい街並み。

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実は私、数ヶ月前からこの町のオルガニストになりました。
教会の入り口。

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教会に入るとこんな感じ。
壁画や、天使が舞う美しいバロックの祭壇。

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日の光が明るい教会の後ろバルコニーにあるオルガン。
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そして、これが今、私がお世話になっているオルガン☆
南チロル州に19世紀後半に多くのオルガンを残した、
ライニッシュというビルダーの楽器。

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オルガン:
ライニッシュ Franz Reinisch 1893年制作
カウフマン Oswald Kaufmann 2012年修復
19ストップ 2段鍵盤+ペダル

基本となる8フィートのストップが充実した
(19ストップ中、8フィートが10ストップ!)
「ロマン派」の暖かい響きがするオルガン。

ロマン派の小品が似合うので、楽譜棚から色々引っ張り出しては勉強しなおしてます☆

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イタリア語圏のトレンティーノ州と、
ドイツ語圏の南チロル州の境に位置するこの地方。
日曜日には、ドイツ語ミサとイタリア語ミサの、二度行われます。
この地方の神父様は二ヶ国語達者。
ミサはもちろんカトリックの式次第に沿って行われますが、
聖歌集は、ドイツ語の聖歌集と、イタリア語の聖歌集が各々使われます。
なので、オルガニストは二つ続くミサで全く違う聖歌を伴奏しなければ。。。
でも、ドイツ語ミサとイタリア語ミサでは、ミサの雰囲気が
全然違って面白いんです☆ やっぱり文化や言葉、人種の違いですね。
そして双方がもう一方にそれぞれ相容れたくない「確執」のようなものも感じたり。。

ドイツ語ミサのほうはやっぱり聖歌が充実していて、みんな良く歌う!
そして真面目で厳かな雰囲気が醸し出されます。
それに対してイタリア語ミサのほうは、おしゃべりやザワザワ感がちょっと・・☆
でも彼らの持つ発声や、イタリア語の特徴の所為でしょうか、
垢抜けてスカーンとした、清々しいミサになります。

日曜日は聖霊降臨祭&堅信式でした。
土日月曜日で計4回のミサを弾きました~。

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PS.
更新するの忘れてたけど、
数週間前にあった、町のお祭りでの町バンドの行進。
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消防隊員の民族衣装。
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by organvita | 2015-05-26 06:45 | 見た弾いたオルガン | Comments(2)
Commented by fumieve2 at 2015-05-26 14:56
1日に2カ国語でミサがあるなんて、さすが南チロルですね。言語の違いでミサの雰囲気も違うなんて、でもなるほど、ですね。演奏する方は準備も大変でしょうけど、大切なお役目、がんばってつとめてください!(一度聴きにいきたいなあー)
Commented by organvita at 2015-05-29 06:02
fumieさんへ。
日曜日にこの辺りを通ることがあれば、ぜひ立ち寄ってくださいね~!!南チロルの、特にこの辺りの県境の教会は(ドイツ語イタリア語の偏り配分が村によって違うものの)大体こんな感じみたいです。不思議な感覚ですよね。
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