オルガン日本上陸! その1

久々の更新です☆

11月に3週間、日本に帰っていました。
夫アレちゃんが勤めているアンドレア・ゼーニ・オルガン工房の楽器を、
日本に2台、搬入&組み立てするお手伝いをしていました。

約一年かけて、特注のこれらの楽器が完成するまで、
一緒に貴重な経験をさせていただき、
現場で晴れて音が鳴ったときは、もう娘を嫁に出した気分(笑)。
これからこのパイプたちにたくさんの風が通って、
多くの人たちに音楽の素晴らしさを伝えていってくれることでしょう。

その一台目は、東京赤羽にある、国際育英文化協会のモーツァルトサロンに入りました。
↓↓社長のアンドレアが、パイプを一本一本並べているところ。↓↓

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イタリアのおらが村の工房で、音が鳴る状態まで完全に完成させた後、解体。
箱に詰められて、船で遥々と日本まで運ばれた、このポジティフオルガン。
この場所で2日かけて組み立て、整音、調律して完成!
持ち運びできる移動型のこの小さな楽器は、
ソロはもちろん、器楽アンサンブルや合唱の伴奏にも最適。


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3ストップ半の音色。
8と4フィートはバスとソプラノに分けることができるので、
音色の組み合わせの可能性も広がります。
文字はアンドレアの奥さんオリーヴァの手書き。

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鍵盤部分も全て工房で手作り。暖かい色合いの木。

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トランペットにも見える唐草模様。

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小さな箱の中には、パイプが整然と所狭しと並んでいます。
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100名収容できる、モーツァルトサロン。
国際育英文化協会は、「聖歌を歌う会」などをはじめ、
積極的な音楽活動をなさっている素敵な施設です。
コンサートもたくさん企画されています。
これから、このポジティフオルガンが活躍する場面も増えていくことでしょう!
皆さま、ぜひ遊びにいらしてくださいね。

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by organvita | 2014-12-02 07:37 | オルガン工房 | Comments(0)

北イタリア・ドロミーティ渓谷で暮らすパイプオルガン弾き吉田愛のスローライフを綴っています。猫のバンブー♂も度々登場。


by organvita
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