オットーボイレン 救世主教会のオルガン

荘厳なバジリカがあるオットーボイレンでの、オルガンコンサート。
しかし、弾いたのはバジリカじゃなくてこちら、救世主教会 Erlöser Kirche。
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小さな教会の中は、水色で統一された透明な空間。
南ドイツにはそう多くはない、プロテスタントの教会。
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60-70名も入ればいっぱいの会堂の後ろには、小さなバルコニーがあって、
そこに押し込められるかのようにオルガンがギュッと詰まっていた。
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イタリアから遥々車でここまでやってきて、荘厳なバジリカに圧倒された後にここに連れてこられ、この教会の外観と、忘れられたかのように押し込められたこのオルガンを見たとき、正直に白状すると、ちょっとがっかりした(ごめんなさい)。

ところが、オルガンバルコニーに上って、一音出してみてびっくり!!
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予想を大きく裏切り(?)、それはそれは美しい音色が飛び出してきたのであった。

オルガン:J.マイアー Josef Maier 1989年製作 2段鍵盤+ペダル 17ストップ
     北ドイツ・シュニットガーオルガン・スタイル

考えてみれば、十分に広い空間に好きな大きさでオルガンを作ることは容易いけど、
これだけの限られたキビシイ場所に、こんなレベルの高い楽器を作るのは至難の業。
演奏台が楽器の右側に置かれているのも、そんな理由からの様子。頭上に並ぶストップは、そのままパイプ下のスライダーになっていて、場所を上手く節約している。
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北ドイツ・バロック時代のビルダー、シュニットガーのスタイルに基づいて製作されたこのオルガンは、実に懐かしい、北ドイツの響きがした。シャイデマンやスウェーリンク、ブクステフーデを弾きながら、そうそうこの音よ~!なんてやっていたら、あっという間に時間が経ち、この温泉好きの私が、クナイプ公園やテルメへ行く時間を無くした、といえば、このオルガンがどれだけ魅力的だったか、わかるでしょ(笑)。

ほんと、オルガンって音を出してみるまで、わからないもんです。

オットーボイレンのバジリカにオルガン見学に行く方々、時間があればぜひこちらにも
立ち寄ってみてくださいね。

ちなみに、ドイツの家の庭先はとってもかわいいので、お散歩が楽しい。
イースターの卵がぶら下がっているお家がたくさんありました。
こちら、教会の近くのお家。緑が出てくるのが楽しみね。
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by organvita | 2012-03-30 23:23 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)
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