サントリーホールのオルガン

六本木アークヒルズにある、サントリーホール。
私がパイプオルガンを弾き始めた頃、気軽にパイプオルガンが聴けるコンサートホールはまだそう多くはなかったですが、そんな中、早くから著名なオルガニストの公演やプロムナード&レクチャーコンサートに力を入れていた、ここサントリーホールには、よく通った覚えがあります。
そんな「あこがれ」の場所の、お昼のパイプオルガン プロムナードコンサートに出演させていただきました。
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演奏できる場所は2箇所あります。オルガンのパイプの真下に直結して備え付けられた所(電気が灯っているところ↓↓)か、私が座っている舞台上の演奏台。
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パイプ真下の演奏台は、メカニックが直結していて、鍵盤の反応が指に直に伝わってくるため、細かいニュアンスを出す演奏がし易いのです。ただ、自分自身が楽器の中に入っている形になるので、オルガンの全体像(全体の音色のバランスとか)が把握できません。音作りは至難の業。また、これだけ大きい楽器なので、どうしても鍵盤が重たくなります。

一方、舞台上の演奏台は、楽器から離れているため、全体の音色が客席で聞こえているのとほぼ同じように自分にも聞こえてきます。しかし、演奏台で弾いた鍵盤からの指令が電気信号で本体に伝えられ、それが実際の音になるまで0.数秒かかるので、奏者の耳には、鍵盤を押してからしばらくたって、その音が聞こえてくる、という時差が生じます。
(例えば速い曲で、ドレミファソともう弾いたのに、聞こえてくる音はまだミとか。)
その「ごろあわせ」というのか、慣れるまでが難しい~

多くのオルガニストの方は、舞台上の演奏台で音色作りをして確認してから、
本番は上の演奏台で弾かれる方が多いようです。
私は今回は、本番も舞台上の演奏台で演奏しました。

オルガン: リーガー社(オーストリア) 1986年制作
4段鍵盤+ペダル 74ストップ
詳細こちら
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ところで、由緒あるサントリーホールの楽屋ホワイエには、ここで過去に演奏された、
有名音楽家たちのサインパネルが並んでいる。
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「へ~!〇〇ってこんなサインするんだ」とか、「××って意外と字が綺麗」とか「汚い」とか、一人で盛り上がっていたワタシ。
ホールでは、「楽屋ツアー」も開催しているようなので、みなさんもいかがですか?!

ちなみに、
オルガニストのサインは、オルガン探検家さんのこちらのページで見れますよ☆
このコレクションもすごいですよね~(^0^)。


日本オルガン記録、一気に書きました・・・汗。
次回からまたドロミテに場を移します~☆

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by organvita | 2011-07-21 23:25 | 見た弾いたオルガン | Comments(15)
Commented by paprica at 2011-07-22 02:47 x
愛さん、こんにちは!
↓の記事をずうっと行ったりきたりしながら眺めていました。オルガンっていう楽器をじっくりと見たことってないのですが、オルガンと一言でいっても、色んなものがあるんだなぁって感心しています。
パイプの並ぶ様子が本当に「美しい」です。いつみても、旦那さまと一緒に演奏できるなんて素敵だな。って思います。
Commented by gianca at 2011-07-22 07:03 x
日本各地にこんなに素敵なパイプオルガンあるなんて知りませんでした。そして、リハーサルってとっても大変なことなのだと思いました。いつか愛さんと旦那様の演奏を聴きに行きたいです。日本とイタリア両方!
Commented by kaede-natural at 2011-07-22 08:32
↓↓↓のそれぞれのオルガンどれも興味深いですね~。この広いホールのオルガンの演奏できる場所がふたつあるというのにはちょっとビックリしました。
それぞれにいい点難しい点があるんですね。でも音が微妙にズレるというのは聴き手は問題ないでしょうが演奏する方は慣れないとやりぬくいんでしょうね。
う~ん、本番は何事もないように余裕で演奏されているようなのに実はいろんな苦労があるんですね~。。。
Commented by シーブック at 2011-07-22 09:11 x
パイプオルガンも一つ一つ個性があって、奥が深いですねー。
サントリーホールも愛さんの演奏が無ければ、なかなか行けない
ホールだったので、演奏聴けて幸せでした♪

74ストップというのはすごい数なんですよね。
それだけ音色の種類があるってことなんですよね?!すごい!
近くで弾けば演奏があんまり聞こえず、遠くで弾くとタイムラグがある。
一長一短なんですね~。

P.S 最近、近所のパイプオルガンがある家で、弾かせてもらって
感動&楽しかったです。v( ̄Д ̄)v
Commented at 2011-07-23 12:24 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by caianina at 2011-07-23 23:08
サントリーホールで演奏なんて、すごいですね!時間差で聞こえてくるのは、慣れないと、アレって思ってしまいますね。
日本にも素敵なオルガンが沢山あるのですね。全然知りませんでした。
Commented by yuuk at 2011-07-24 00:46 x
いろいろなオルガンのお話、本当におもしろく読みました。
おおっ!かの有名な(笑)東京カテドラルのマショーニ・オルガンも演奏したんですね!(ああ、例の彼がまだ友達だったら、ものすごくうらやましがらせることができるのに!なんて^^)
演奏台の場所での違い、なるほど〜って思いながら、私のフレスコ画の左官仕事のように(あ、レベルが全然違いますが・笑)、やっている人だからこその楽しみもたくさんあるんだろうなあって、うらやましくもありました^^。0.数秒の差を感じるって、人間の感覚ってすごいなあって思ったり。
日本にいる頃は、オルガン・コンサートに行ったこともなかったけど、こんなにたくさんのところでやっているんですね。今度帰る時には、違った目で、耳で楽しめそうです。
↓私があのあたりに住んでいたのって、85〜2000年ぐらいですが、仕事を始めた頃だし、地元でもなかったので、本当に気が向いた時に、こそ〜って行ってたんです。ほんとにこそ〜って^^;ははは。
Commented by organvita at 2011-07-27 21:54
papricaさんへ。
一台一台全く個性が違うので、オルガンって大変ですけど面白いですよ。色んな楽器に出会えるのが魅力です~。それで、それぞれの楽器の魅力が引き出せるように、演奏曲も変わってきますしね。こうやってオルガンの正面を眺めているだけでもキレイでしょ?!カナダのオルガンもいつか見に行ってみたいです☆
Commented by organvita at 2011-07-27 21:58
giancaさんへ。
特に東京って、いわばバブルの時に沢山のオルガンがコンサートホールに次々と建ったので、世界各国からのそれぞれ個性的なオルガンが
一箇所の町でこれだけ見られる事って、なかなか珍しいことだと思います。ヨーロッパだとどうしてもその国のビルダーの楽器がメインですからね。夫も東京のオルガンめぐり、いつも楽しんでます(^^)。
Commented by organvita at 2011-07-27 22:03
kaedeさんへ。
「余裕で演奏している」ように見せておきながら、実は大滝汗かいていたり・・・してるんですよ~(爆)。まあ、それをなんとか乗り越えちゃった(と本人は思っている・・・)後の快感というか修羅場を越えた喜びというか、それがまた次の舞台に繋がってしまうんですねー。って、それでいいのかっ?!
Commented by organvita at 2011-07-27 22:05
シーブックさんへ。
サントリーではありがとうございました☆
「近所のオルガンがある家」って、私も知っているあの御宅?!おおおお~!これを機会に、習っちゃってみたらいかがでしょう?!きっと楽しいですよ~
Commented by organvita at 2011-07-27 22:08
鍵コメさんへ。
うわ~!よかった~連絡いただけて!とにかくお元気そうでよかった☆
ずーっと気になっていたんですけどね、盛岡のKちゃんが「チョコチョコと連絡取り合っている」と話してくれていて、それで安心してました(^^)。アレックスもすごく気にしていました。いつかまた改めてそちらにも二人で遊びに伺いたいと思ってます!ので、それまでどうか頑張ってくださいね!!!またゆっくりメールしますね☆
Commented by organvita at 2011-07-27 22:11
caianinaさんへ。
憧れの「聖地」に踏み入れてしまいました~!感謝でした。日本のオルガン行脚、楽しいと思いますよ(^^)。次回の帰国の際、ぜひどちらかで聞いてみてください。お昼の気軽なコンサートも多いですし(^^)。
Commented by organvita at 2011-07-27 22:15
yuukさんへ。
例の彼なら飛びつきそうな話題ですよね、きっと(^^;)。そうそう!きっとフレスコ画と同じ、やってる人にしかわからない「ツー」な楽しみというかオタクな喜びって、ありますよね☆
私も普段外国に住んでいて、たまに日本へ弾きにいくと、日本のオルガンの良さが客観的に見えたりして、それはそれで新鮮です。
Commented by オルガン探検家 at 2011-07-28 08:58 x
私のサイン帳には同一オルガニストが3名います。しかし姓も名も同一なのはIさんだけですヨ!
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