コネリアーノ大聖堂のオルガン Conegliano

プロセッコ・ワインで有名な、ヴェネト州にあるコネリアーノ市のドゥオーモ。
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週末、「受難節のコンサート」を弾いてきました。
こんな素敵なポスターが貼られていました!
この絵画は、チーマ・ダ・コネリアーノ Cima da Conegliano の作品。
15世紀に活躍した、ヴェネツィア派の偉大な画家です。
この絵画は、ドゥオーモで見ることができます。
あまりに素敵なポスターだったので、記念に一枚戴いてきました(^^)。
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天井の高い教会での、リハーサル風景。地元のオーケストラと歌手も一緒に。
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チーマの絵画は、祭壇の奥に掲げられています。
このポスターの天使は、マリアの足元にいます。
オルガンはイタリア・マッショーニ Mascioni 社のもので、最近大規模な掃除がされて
蘇ったばかり。パイプはこの絵画の左右に、分かれて配置されています。
演奏台は移動式(電気式)。一緒に演奏しやすいよう、オケの近くへゴロゴロと運んでもらいました。
ちょっと分かり難いですが、指揮者と歌手の間に見えている木の箱がオルガンの演奏台。
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私が演奏したのは、ヘンデルのオルガン協奏曲や、モーツァルトの教会ソナタなど。
残響の美しい教会で、プログラムもバリエーションに溢れた素敵なコンサートでした。

コンサートの冒頭で、主催者の方が私をご紹介くださったのですが、
今日のオルガニストが日本人であること、その日本は今、地震や原発で大変な困難を負っているのは誰もが承知しているところだが、日本の人のために皆で想いを合わせて祈りましょう、と話してくださいました。
事前に打ち合わせしていた訳でもなく、日本の地震の話をしていたわけでもなかったのに、突然のこのメッセージ。とても嬉しかったです。この瞬間を被災地にテレビ中継で流したかった~!(そんなことなら首から募金箱ぶら下げて弾けばよかった・・・)

お陰で私も緊張が一気に取れ(笑)、いつもとは少し違う視点?から演奏できたように感じました。その所為か、いつも家で練習を聴かされている夫が「練習の時でも今までこんなに上手く弾いてたのを聞いたことがない」と発言。褒められてるんだかなんだか・・・。
偶然上手く弾けちゃったぁ的で微妙ですが(笑)、まあ、よかったです(^^;)。
でも、こういう経験されたことのある演奏家の方って、多いんじゃないでしょうか。
演奏って基本的に「与える」仕事ですけど、実は「受け取る」人がいてくれることで、演奏者は逆にエネルギーを戴いているんですよね。いいお客さんに出会うとそういう体験ができるし、「いいコンサート」ってそういう形だろうと思います。

天井からは、たくさんの天使が覗いていました。(ちょっと見にくいけどいるんです^^)。
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震災から一ヶ月が経ちましたね。
こんなに長く、また短く感じる一ヶ月はなかったです。
被災地の方の心が一日も早く安らげるよう、祈っています。

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by organvita | 2011-04-13 06:13 | 見た弾いたオルガン | Comments(8)
Commented by bantelner at 2011-04-14 06:50
愛さん、こんばんは。(^^
受難節コンサートのご成功、おめでとうございます!
きっと天使も日本に力を貸してくれようと、
愛さんのところに舞い降りて来てくれたんでしょうね。

次々とコンサートでご活躍、何よりです!
6月はご夫婦で日本へも演奏旅行なのですね。
楽しみですね。

まずはオルガニストは大忙しのイースター、
どうぞお元気で乗り切ってください。(^^b
Commented by italiashiho2 at 2011-04-14 16:25
こんにちは! ブログ初訪問、初コメントですが、私へのご訪問も有難うございました。
こうして他の方のブログで我が町のドゥオーモを見ると嬉しいやら、ね、素晴らしいでしょ?! と自慢したいやら・・、可笑しいですね。 町もこじんまりとしていて好きですし、住んでいる村も大好きなのです。

下の方まで拝見して、プロの音楽家のお仕事の様子、お住まいの山の村、我が村よりももっとのんびりとしているらしい様子や、ベネデット・マルチェッロのお墓の事やら、あれこれ新しい発見を。 パイプ・オルガンの響きは大好きなのですが、まだトゥレヴィーゾのサン・ニコロ教会で1度実際に聞いただけで、またチャンスがありますよう願っています。 
ご縁を頂き、有難うございます、またお邪魔いたします。
どうぞこれからもよろしくお願いいたします!
Commented at 2011-04-16 04:38 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ちさと at 2011-04-17 03:37 x
愛ちゃん、私も4/11に支援コンサートをやったんだけどね、テレビ局とかの宣伝もあって結構人が集まったんだよ。それで最初に亡くなった方々のためへの黙祷を最初にしたんだけど、その静まり方にもそこにいる人たちのこころが一つになった感じがしたし、君が代もね、みんなで歌ったんだけど、(あんなに嫌いな君が代があの時はとってもよかった、)なんだかとても感動してしまって、そのあとに続いたいろんな人の演奏ももう凄く良くて、私もとってものって演奏できた。6月のコンサート成功お祈りしてます。行く前にスカイプ?
Commented by organvita at 2011-04-20 20:58
bantelnerさんへ。
ドイツ学生時代、この時期にはよく方々の村のマタイ・ヨハネ受難曲の通低弾きで勉強させてもらった貴重な思い出があるのですが、イタリアではもっぱらイタリアンなレパートリーのコンサートが多くて、それはそれで楽しいのですが、やっぱりバッハが恋しい~!ドイツ教会の伝統って素晴らしいって、離れて見ると改めて強く思いますよ。そんな中でオルガンを弾かれているbantelnerさんがとても羨ましいです!これからもご活躍楽しみにしています!
Commented by organvita at 2011-04-20 21:02
italiashihoさんへ。
早速ご訪問ありがとうございます!こちらこそこれからも宜しくお願いします!コネリアーノ、いいですよねー。私ちなみに、結婚式記念写真はお城の庭で撮りました(^^)。
たった一度聴かれただけのオルガンコンサートがサン・ニコロとは、「通」ですね!素晴らしいオルガンなんですよ、あそこ!トレヴィゾでは毎年秋にオルガンフェスティバルをしていて、けっこういい奏者も来るんでよく聴きにいきます。
ではまた、そちらにもお邪魔しますね!
Commented by organvita at 2011-04-20 21:35
ちさとへ。
早速がんばっているねー!素晴らしいコンサートだったんだね!「君が代」、わかるよ、いいよね。きっと、募金だけでなく、みんなの気持ちも被災地に届いているといいよね!だんだん海外では報道が薄れて忘れられていってしまいそうだけど、続けて色んな形で支援していけたらいいよね。またスカイプしましょう!
Commented by bantelner at 2011-04-23 10:09
愛さま
お返事ありがとうございます。
コメントを拝見して、愛さんが『バッハとイタリア』と言うCDを出された思いや意味を
改めて強く近く感じました。(T_T)
バッハのふるさと、ドイツで学ばれた貴女さまが
イタリアへお嫁に行かれて幸せに暮らしご活躍なさってても、
時々ドイツやバッハのことを懐かしく思ってくださっているんだなぁ!と。(T_T)
そんなことを考えながら、CDまた拝聴しております!

あわわ~、私の方はオルガン(も)まだまだ全然ですわー。
道が遠過ぎて、頭がクラクラします。@@
でもオルガンのこと一つ一つ知っていくのが、とても楽しいです。
今ですね、もう一人のドイツ・バロックの大家、
ブクステフーデ(BuxWV160)を練習しちょりますが、
すっかり嵌ってますよー。

イースターのコンサート、頑張ってくださいね。
きっとまた天使やイエス様がパワーを送ってくださいますね。^^
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