カーニバルのコンサート報告
2011年 03月 08日
この日、トレント市内はカーニバルのお祭り真っ最中!
山車が出たり、仮装した大人子供たちが続々と集まってきて、
音楽ジャンジャン、紙ふぶき舞う舞う、という大騒ぎの旧市街のど真ん中を、
車進入禁止のために直接会場に搬入できない私のチェンバロを、男性団員二人が
ヒイヒイ言いながら数百メートル担いでくれてるのを横で応援しながら通過し、
「リハーサルが終わったら見に行こう~!」なんてワクワクしていたワタシですが、
案じていた通り、リハが終わってから外をふらつく時間などなく、
そのままコンサートへ突入、コンサートが終わったら外の祭りも終わっており、
しかも、コンサート会場に並んでいた、と~っても美味しそうな立食ブッフェも、
チェンバロをまた車に戻したりしてる間に食べ損ない(何よりもこれが悔しい~!)、
カーニバルらしい写真の一枚も撮れずに終わりました・・・。
さて、会場ですが、いくつかのホールが入っているお洒落なビルの屋根裏会場。
天井の梁がある、音響もいい素敵な空間でした。
衣装アップの写真、一枚もありませんでした(泣)。グレーのフェルト地に、ブルーの縁取りがしてあって、袖口はリボン、女の子は共布のブローチが胸についてたりして可愛かったんですけどねー。この写真じゃあ全く分からないですねー(怒)。
今回のコンサートのテーマは、「フォリア Follia」。「狂気」という意味ですが、
音楽では、ある一定のバスの進行に沿った、3拍子の舞曲のことを言います。
バロック時代以降、多くの作曲家がこのテーマを元に変奏曲を書いています。
コンサートでは、バロック時代の色々な作曲家による「フォリア」やそれに沿った曲を演奏しつつ、その間に女優さんが、「フォリア」に関するエラスムスの著作を劇風に朗読する、というものでした。(その女優さんの衣装が「ファリア」そのもので面白かったんですけどねー。写真なし(怒))
それにしても、エラスムス、500年も前に書かれたこととは思えない活き活きした記述ばかりで、目からウロコ。人間っていつまでも同じ愚かな事を繰り返し続けているんですねー。いつか本も読んでみようと思いました。
こういう、音楽と他の何かをコンビしたイベントって楽しいですね。
またやりたいです。衣装着て(^^)。
←エラスムスにクリック!
ひぃ~、衣装を着て! これは私も憧れるわ。。でもきっと私の人生でこんな晴れの舞台はないわ。。きついブラックドレスが年4回。。それだけでも十分かっ。爆笑。
愛ちゃんのコスチューム見たかったです。来年はご主人に望遠を買って撮るようにお伝えください。それとも私が行こうか? こんなステキなイベントならいつでも行きたい!
しかし、立食バフェを逃したのはそれはつらいね。。。私ならきっと泣いているわ。でも自分の楽器の方がお食事よりも大切。。それがミュージシャンなんだよねぇ。。(しみじみ。。。)
お疲れまでした! P☆
チロル地方の民族衣装のようなエプロン・ドレスなのかしら?
愛さんはチェンバロ担当だったのね。
素敵なカーニバルのコンサートだったことでしょうね。
本質的なところは500年前と大して変わりがないというのを聞いて
何だか妙に安心しました(^^)
久しぶりに演奏会に行きたい気分になりました。
でも屋根裏会場だなんて、場所の雰囲気の素敵さは伝わってきました!
フォリアって舞曲だったなんて知りませんでした。。。
踊りと一緒に鑑賞してみたいなぁ。
でも朗読って言うのも興味深いアイデアですね!
年に4回のブラックドレス、いいじゃないですかー!!!いつか演奏聴かせていただきたいな(^^)。イギリス古城でのコンサートとか?!きゃーヨダレがでます~!伴奏に飛んでいきます~!!!
ほんと、おごしゅさんに来ていただいていたら全く違う素晴らしい写真が出来上がっていたんだろうなあ・・・・泣。4月に私には見慣れたドロミテをおごしゅさんがどんな視点で写真に納めていくのか、とっても楽しみです~!後ろから金魚の糞のようについていきます~!!!
中世の放浪音楽家っぽい(放浪音楽家ってところは「仮装」になってないけど・・・--;)衣装でした。また着る事あるのかな。そのときには自分で(笑)写真撮っときます。
朗読の部分で「政治家はまったくもう」みたいな件があったんですが、まさに今のイタリアのタイムリーな話題でもあって、お客さん受けてました。500年前からイタリアの政治家の気質、変わってないんですね、イタリアだけじゃないでしょうけど(^^;)。
音楽と演劇を混ぜた舞台、イタリアに限らずやってるみたいです。弾く側の私からすると、ただ曲を弾く時と違って、間にテキストが入ったりすると、同じ曲でも見え方が違ってきて面白いです。お料理で言えば二つの食材の食べ合わせみたいなものでしょうか?組み合わせによって味が違って感じたり。いつか料理と音楽とか、やりたいな~!
そういえば昔、日本の避暑地のオルガンが入ったレストラン(!)で弾いたことがあるのですが、いい匂いがしているのに弾かなきゃならず辛かったのを思い出しました(笑)。でもその後ご馳走いただけて感動でした~!
今回のテーマは「カーニバル」だったんで、ヴェネツィア出身の作曲家をたくさん弾いたんですよ。いつかゴンドラの上で弾きたいねーなんてみんなで話してました。(立ってられないか・・・)ほんと、その昔のヴェネツィアの音楽界はそれはそれは華やかだっただろうと思います。もうちょっと早くヴェネツィアに生まれてみたかった~?!
ピアノ教えている女の子が、休日中にヴェネツィアのカーニバルに行ってきて、昨日楽しかった話を聞かせてくれました!おらが村の玩具ショップで衣装をレンタルしていったみたいです。ヴェネツィアのカーニバルはやっぱり格別ですよ!!!
衣装はともかく、なんせブッフェが悔しいです(笑)。
上のmarcheselliさんへのコメントにも書きましたが、いつか料理&音楽のコラボ、やりたいです。イタリアの、たとえばある地方のお料理を食
べながらその土地の音楽を聴くとか?!あ、私料理が気になって弾いてられないかも・・・