イタリアでCDを売るまでの道のり
2010年 06月 18日
今体験していることを記録に書きとめておきます。
愚痴になるんで、興味ない方は読み飛ばしてください(^^)。
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イタリアのCDショップに自分のCDを置いてもらえないか、交渉に行った。
その為にはイタリア著作権協会SIAEの許可ステッカーの添付が必要と言われる。
地元のSIAEに電話するが、HPに書かれた営業時間内にかけても誰も出ない。
数日電話かけ続け、やっとつかまるも、ここではわからないのでボルツァーノのSIAEに
電話しろと言われる。
ボルツァーノのSIAEに電話すると、ぶっきらぼうに、ヴェローナにかけろと言われる。
ヴェローナにかけると、今忙しいから30分後にかけろと言われる。
30分後にかけると、あと15分後にかけろと言われる。
15分後にかけると誰も出ない。
これを2・3日繰り返す。
やっと話が出来る人が出、「今ならお時間ありますか」と聞くと、「まあね、忙しいけど」
と言われる。
用件は5分で済む。
CDの内容が、数百年前に死んだバッハだろうが、出版社が日本だろうが、物品がイタリアにある限りステッカーが必要と言われる。お店に置くにしろ手売りするにしろ必要。
ちなみに、プレゼント(無償)分は、安いステッカーが別にあるとご丁寧に教えてくれる。
ちなみに、このSIAEステッカーは数年前、EU本部から「おかしい」と指摘され一度廃止されたそうだが、2年ほど廃止された後、改めて導入されたという経歴があるらしい。
ちなみに、この近くの町で、80歳の誕生日を祝うおじいさんが村の公民館の一部屋を借りてアコーディオンを弾きながら友達とお祝いしていたら、SIAEの人がやってきて、罰金80ユーロ取られた、ということがあったことを、色々調べている間に知った。
さて、SIAEのその許可ステッカーを得るには、物品がイタリアに入ったという証明を出せと言われる。この時点で私、荷物を受け取った際に払った関税の領収書がないことに気がつく。
それならトレントの税関に連絡し、証明書を発行させろと言われる。
税関に電話すると親切なおじさんが出る。用件を話すと、今忙しいから15分後にこっちの番号にかけてと新しい番号をくれる。
15分後にそこへ電話すると、電話局のテープアナウンスが、
「この番号は使われていません」と繰り返す。
またもとの番号にかけ直すと、女が出る。
「さっきお電話したがかけ直すように言われて、かけたら電話番号が無かった」旨を告げ、
「ここに電話するようにSIAEに言われた」と言うと、「なんでここに電話してきたの」といきなり怒られ、改めて用件を話すと、「あなたのしたいことがてんでわからないわ!」と更に感情的に怒鳴られる。
さすがの私もここでカチンときたので、「あなたがわからなくても、さっきのおじさんなら
あなたより親切だし話ができるので、電話を変わって欲しい」と言い切る。
いきなりブチっと回線が切れ、電話切られたかと思いきや、さっきのおじさんらしき人の
電話に繋がる。
もう一度頭から説明すると、一生懸命聞いてくれる。しかし「ここではわからないから、中国からのその荷物を運んだ運送会社に聞け」といわれる。
・・・・ステッカー獲得までの道のりは、まだ続く。
ステッカーのお値段自体は安いんですけどね、このミニシールを獲得するまでの電話代と無駄に費やした時間とイタリアで慣れないイタリア語で電話しなければならないストレスと無意味に怒鳴られる不条理と後味の悪い気持ちを一日中引きずらないといけないことを考えると、ほんと、やりきれないです。
イタリアの色んなシステムが上手く回ってないのはしょうがないとして、無意味に感情的にこちらに当て付けられるのだけは、どうにか止めて欲しいものです。
ま、イタリアで上手に生き抜くためには、嫌なことは忘れる。これに限ると思うんで、
ここに書きなぐってちょっとすっきりしました。
あ、みなさま、ごめんなさい(^^;)。
←エネルギー送ってください~
コチラは手元に届いたCDを仕事場にて何度も再生して楽しんで
おります。鍛冶屋の堅い室内ですと、音が反響してちょっと教会で
聞いているような感じになります。おかげさまで仕事がはかどります。
脳の活性化にもなっているようです。。。。^^; (感謝です)
イタリアに長く住んだことないけれど、私達も事故をおこした(つーか、ぶつけられた)時にまったく同じことがあり「こんな国!」と旦那のことまでイタリア人というだけで頭にきたことがあります。(私って、根に持つタイプ?)
いいいんですよ、やっぱり本音を述べるあブログの良さでもあると思います。早くスティッカーの件、落ち着くといいね。(ところで荷物、「日本」から送ったんでしょ?)
道のり、長そう(!?)だけれど、イタリアでも発売されるように願ってます
やっぱりヨーロッパのひとって、日本は中国の中にあると思ってるのね...
今日、手元に届いて雨降りの中、聞いています
とっても、いい感じ。
ブックレットの愛さんも、とっても可愛い☆
CD、今、届きました!
さっそく、聞いております。
クラシックは、あまり、知りませんが、何かしら、ゆったりとした時が、流れていくようです。
イタリアでの生活、大変そうですね。日本みたいにクレームを受けてくれる機関があると、よいですね
今夜は、この音楽を聴きながらひと時を過ごしたいと思います。
不愉快な気持ちとってもわかります。
でもそこに引きずられていいるのはもっと悔しいので、強く前に進んでください!応援しています。
私の手元にもCD届きました!
といっても不在にしていたので、不在表が・・・!
もうすぐ手元に来ます、楽しみだわ♪
ほんとにね〜、筋違いの勝手な生の感情をぶつけられるのは、ストレスとしかいえないですよね〜。慣れるしかないのか・・・でも、こんなのに慣れるのも嫌・・・対等に戦えるようになるのも、性格悪くなりそうだしね〜・・・ああ・・・
ん〜もう、愛さんのCD聞かせて洗脳しちゃえ!!穏やかな人になるよ!(←あ、CDの使用法、間違ってますね^^;)
そんなことがあったんですかー。やはりイタリア・・・。旦那様に沿う表しまうお気持ちわかります。私も夫に当てつけてますから・・・(許して・・)。イギリス人はやはり紳士というイメージがありますけどどうなんでしょうか。少なくともこういうイタリア式の対応はイギリスでは考えられないでしょうね~。
そうです、もちろん荷物は日本から!日本=中国と思っている?人が多くて・・・てか、黄色人種一まとめなんでしょうね(笑)。
CD聴いてくれてどうもありがとう!写真でしかまだ知らないけど、あの想像のお山のあのお部屋で聴いてくれているんだーと嬉しく思ってます☆ピウもオッティマも聴いててくれてるのかな!?うふふ。
そうなの、たぶんヤツラは、インドを過ぎた辺りから前面中国だと思っているんじゃないかしら。一度白地図描かせてみたいわ。
CD聴いてくださり、どうもありがとうございます!ゆったりとまどろんでいただければ嬉しいです(^^)。
イタリアは残念ながらこういう面で面倒なことがあるんですが、きっとお嬢様が直接対応しなければいけないようなことはないでしょうから安心かと思いますよ(^^)。まあこれもイタリア文化と思えば楽しめるのですが・・!
CDどうもありがとうございます!そろそろ到着したかしら?!
「父の日」にご家族でちょっと聴いていただけたら光栄です☆
そうなんですよねー。引きずられると悔しいので、気持ちの入れ替えが何よりの薬・・・!で、昨日夫とIKEAに行き、気分爽快(笑)。買い物すると気持ちが晴れるってやっぱり女の特権かしら?!
どうもありがとうございます!そうですか、数年前もこの感じでしたか(笑)。やはりこれはイタリア人の特質というか文化なんですよね。あとはこちらが受け入れるしかないです・・・とほほですが。
はい、夫とがんばります!
ご本、嬉しいです(^^)。彼女にもお伝えしておきますね。
爆!!!共感してくれて嬉しいです~!
そうなのです、これに勝てるようにたくましくなってしまったら、自分が自分でなくなっちゃうんじゃないかと思っちゃいますよね。ほんと、CD使えるものなら使いたい。聞かせるんじゃなくて、口に丸くはめ込んでやりたいわ・・・あ、だめ??