フォッサアルタのオルガン Fossalta di Portogruaro

アドリア海にも近いヴェネト州の町、ポルトグルアーロ Portogruaroの教会で、
夫とソロ&連弾コンサートを弾いてきた。
山を降りると、ここはすでに春!といっても、ここもずっとお天気悪かったそうだが、
この日は快晴!
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この教会では10年前から、「国際オルガンフェスティバル」という名で、毎年この時期に
オルガンコンサートが行われている。主催しているのは、この地方のオルガニストたちが中心となって結成しているオルガン協会。
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教会はネオゴシック様式。入り口上部に備え付けられたオルガンが、教会の心地よい
残響に溶け込む。北ドイツ・バロック様式に沿って整音されたこのオルガンの音色を聴くと、昔のドイツへタイムスリップしたかのよう。その音色にそぐわないこのモダンなオルガンケースがちょっと残念だとは思うけど、これはこのオルガンを建てる際、地元の建築家が書いた図案によるものだからだとか。でもそれも、現代の面白いところでしょう。いわば、高層ビルにルネサンスの絵がかかっているみたいな感じかな??
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異次元と日常の境目。
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オルガン:フランチェスコ・ザニン Francesco Zanin 2000年制作
3段鍵盤+ペダル 32ストップ
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この背中の部分の箱にも、パイプが並んでいる。そのパイプへのコネクションは、床下で繋がっているメカニック。奏者はパイプの入った箱に囲まれて演奏するというわけ。
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というわけで、演奏しているところが下からは見えないので、コンサートの時にはスクリーンが。その方が演奏を見れて楽しいというお客さんと、教会に広がる音色だけを純粋に楽しみたいというお客さんと、二通りに分かれるらしいです。さあ、あなたはどっち派?!
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この日は偶然、隣町にトン・コープマン&彼のバロック・オーケストラがコンサートにやってきていた。(そっちに聞きに行きたかったよ・・・)それを差し置いて、こっちのコンサートに来てくれた勇気あるお客さんに感謝(笑)!ちなみに、イタリアの教会オルガンコンサートは、大抵無料です(^^)。
久しぶりにドイツの響きに包まれて、楽しいコンサートを弾かせていただきました。
「海が近いから、練習早く終わったら行こうか!」と楽しみにしていたものの、結局良い
オルガンに出会うともっと弾いていたくなるというのがオルガニストの性。
(家にもって帰れないからね・・・) 結局海を見ることはなかった・・・。

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by organvita | 2010-05-28 16:57 | 見た弾いたオルガン | Comments(2)
Commented by thallo at 2010-05-28 23:17
愛さん、こんにちは。イギリスのおごしゅです。
先日は私のところにも遊びに来てくださってありがとう!
またうかがわせていただいたらオルガンのお話で興味深く読ませていただきました。私ね、オルガンは弾けないけれど音は大好きです。目をつぶってず~っ、と聞いていたい、特に雨の日に一人で教会でお祈りしながらね。
しか~し、そうそう、このボタンの数。いつも分からなくなるの。色んなコンバインで音をつくっていくんですよね。。何度もお友達が説明してくれるんだけど、難しい。。。
愛さん、「いいオルガンにあうとなかなか離れたくない」ってて。。クスッと笑ってしまいました。プロ根性!でも音楽家って皆さんそうなんですよね。でも素晴らしいコンサートになってよかったです。
ちなみに、私はオーボエ吹きです。(アマチュアです、汗)確かに、いいリードにあたると練習何時間でもしていて、「ご飯は~」と向こうの方から家族の声が。。。
愛さんも、良い週末をお迎えくださいね。
Commented by organvita at 2010-05-30 22:17
おごしゅさんへ。
おごしゅさんのブログを読んでいて、きっと音楽をされている方なんだろうなと想像していました。オーボエ吹かれるんですね!(その上ピアノも!)いいリードに当たるとずっと弾いていたい、その気持ちわかります~。やっぱりリード命ですもんね~!!いつかどこかでオーボエ&通低で一緒に演奏できたら素敵ですね(^0^)。
オルガンを弾かれるお友達もいらっしゃるんですか?!イギリスのオルガン文化はまた独特ですよね、好きですよ~!特に合唱&オルガン、イギリスはすごいと思います!
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