おらが村祭り Corte de Tiezer

27年前から毎年8月頭に行われているおらが村祭りの日Corte de Tiezer が、
今年もやって来た。

おらが村の中心部は家々が密集し、その間を狭い狭い路地やトンネル風のアーケードで通り抜けられるような造りになっている。
その中を気まぐれに散歩でもしようものなら、大通りを通っているだけでは見えてこない、村人たちの生活の息遣いが聞こえてくる。
昔も、そして今でもたまに使われている井戸(泉)や、数家族の玄関が向かい合う共有の中庭、農具や馬などを繋いでいた納屋などを見ることができる。
今でも村のあちこちにこうやって、農民の中庭(コルテ)だったことを知らせる看板が。
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そんな独特な村の造りを活かしたお祭り。
一週間の間、村内徒競走や野外での村の吹奏楽団演奏会などが行われ、
最終日に祭りは最高潮に!

この日は中心部は車進入禁止。案内板に従ってこの細い路地をくねくねと歩いていく。
所々の中庭に用意された会場では、昔の衣装に身をまとった村人たちが、
昔から村に伝わる伝統料理や、伝統工芸を披露してくれる。

こちらは麦の脱穀を再現する特設会場。
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意外と最近、5~60年代まで使われていた方法なんだとか。ものすごい音量!
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こちらは、テーブルや階段の手すりなどの足を作る職人さん。
手動の機械を器用に使い、ただの丸太が見る見るうちにアートになっていく。
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柳の枝でカゴ作り。
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お裁縫コーナー。
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村の青少年バンド。
やっぱりどの国でもこのくらいの年の男の子ってバンドに憧れるのね。
手前のテーブルでは郷土料理やビールを手に、村人や観光客が盛り上げ役を務める。
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通り抜けトンネルでは、女の子たちがお裁縫のご披露。
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この祭りを盛り上げているのは持ち回りの的屋ではなく、本当に村人たち。
地道な、しかし個性的な文化普及&町興しですね。
こうやって昔の生活・農耕器具などを博物館入りさせないで、実際に使っているところを見せるのはいいアイディアだねなどと、日本の祭りと比べて感想を述べていた父母でした。
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普段は個人のお家で見られない部分も、この祭りの最中は公開されている。
ここはまた別の会場。各会場は屋台付き。屋台一食2.5ユーロ+ドリンク付き。
各屋台で出てくるメニューは違うので、食べ歩いていれば色々味見できるという仕組み。
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こちらは鍛冶屋さん。あっという間に蝋燭立てを作っていきます。
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ドリンクコーナー。
廃材の木の車輪を活かしたランプがかわいい。なんでもアイディアやねえ~。
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こちらは大人気だった、泉での洗濯。子供たちが楽しそうに洗っていたのが印象的。
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まず左側の釜で熱湯を沸かし、左の樽に入れた洗濯物にかけてゴシゴシ。
それから泉で「すすぎ」なんだそうだ。
これを見て、なるほど日本と欧米の洗濯機の違いはここから来てるのね!と妙に納得。
こっちの洗濯機は90度までの少なめの温水で洗いますが、日本はたっぷりの冷水ですよね。これって日本は昔は「川で洗濯」してたからかな?
「60度以上の温水じゃないと殺菌は死なない」というイタリア人の友人に、「日本の洗濯は殺菌できてないんじゃない?」といわれたことがあったけど、どなたかこれに対する答えを教えてください^^。
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この人はこの谷で唯一の剥製職人さん。嬉しそうにデモンストレーション。
こういう場だから馴染んでましたが、やってることはかなりリアル。写真が上手く撮れなくて良かった・・・笑。刈りで仕留めた動物のほか、亡くなった愛犬、愛ネコ、愛鳥の
剥製依頼、意外と多いそうです。小さい方が難しいんだって。
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こちらは靴職人のおじいさん。
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木こりコーナー。これは丸太を縦に二つに裁断しているところ。
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普段は歩いて1分で通り抜けるような場所だけど、裏道通ったりデモンストレーションを見ていたらあっという間に時間がたち、気がついたら真っ暗。私たちも何か食べることにしました。泉にお花や蝋燭を浮かべていた可愛い屋台で!
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この辺の郷土料理。「Strangola Preti (首絞めの司祭?)」という名前の料理。
その昔これを食べた司祭さんが、喉に詰まらせて死んでしまったことからこの名前がついたんだって。てか、どんな命名なんだ(笑)。
そのくらい慌てて食べるほど美味しいってことなんでしょうけど?
ちなみに、私たちはまだ生きてます。
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それぞれの会場を盛り上げているのはアコーディオンやバンド演奏。
この美しいアコーディオンの少女の脇に、言葉も出来ないのにズカズカと近づき、
私に「おい、記念写真撮れ」と満面の笑顔の我が父。ああ。
それを見た、遊びに来ていた夫パパが、「あ、オレもオレも」。あああ。
「僕たちの父親sって・・・」とかブツブツ言いながらも一目散に続く夫。ああああ。
男なんて所詮そんなもんよと、私&母&夫ママに白け~た眼で見られているのにも、
全く気がついておりません。
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一晩たっぷり楽しめるこのお祭り。お近くの方、8月にドロミテ旅行の方、
来年は是非遊びに来てくださいね~!

吉田家連絡網: ポーランド カラ ブジ モドリマシタ。
コンバン ハ ヴェローナ デ ヤガイオペラ。 アスカラ ムスメタク ニ モドル。


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by organvita | 2009-08-09 03:43 | ドロミテの景色 | Comments(8)
Commented by ouchidaisuki at 2009-08-09 05:30
愛ちゃん、ご両親様が無事に旅を続けられておられる様子、何よりです。
素敵な&本格的なお祭りだね。去年伺った時はもう終わっちゃってたのかな?あれもフェスティバルの一環だったよね。
上のお写真、お父様とだんな様のパパ、ちょっと似ている感じがする。
リモーネ、私達も連れて行ってもらったね・・・レモンの木、リモンチェッロ、お家のナンバーの下に飾られているレモンのタイル。レモンがいっぱいだったね。美しかったねぇ。。
お魚が泳いでいるのが見える湖畔のレストランで食べたっけね。懐かしいなぁ。
Commented by たゆまま at 2009-08-10 05:03 x
久しぶりです〜面白そうなお祭りですね.
洗濯物の殺菌ですが>
日本では基本的に外に洗濯物を干しますから、UV殺菌されていますよね.日陰干しでも効果は同じでしょう.
イタリアはどうだか分かりませんが、ドイツは外に干す習慣が無いから高温殺菌になるのだと思います.最近おむつ洗いに精を出しているのでちょっと詳しいふりしてみました…間違ってたらどなたか訂正してください…
ではまた〜

Commented by Tsuyoshi Ono at 2009-08-12 21:24 x
男は綺麗な可愛い女性に群がるもの。残された女性の白けた眼に対して、全然関係ないような表情をしている男性人に対しては人事ではないと感じました。(1男性より)
私もorganvitaさんが近くでチェンバロ弾いてたら、同じかもしれませんね。
Commented by organvita at 2009-08-13 02:34
ouchiちゃん、そうなの去年は終わってしまっていたんだよね。実は私たちもこれを見れたの初めてなのよ!楽しかったよ~。今度はこの祭り狙って遊びに来てね?!リモーネ、懐かしいでしょ?!楽しかったよねー!
Commented by organvita at 2009-08-13 02:39
たゆままさん、こんにちは^^。なるほど~!洗い方が違うなら干し方も違う・・・そういわれてみれば確かにそうですね!!教えてくれてありがとうございました^0^。
ドイツでは景観を気にして室内干しですよね!(太陽が少ない所為もあるのかな?)イタリアではドイツ式の洗濯機で洗い、更にベランダで干すのです。二重殺菌ですね(笑)。
Commented by organvita at 2009-08-13 02:46
Onoさま、わはは。そうですよね~国境を越えても男性はやっぱり同じ・・・笑。そうこういう私も、ここには写真載せませんでしたが、イケメンの別のアコーディオン奏者、しっかりチェックして写真に納めております~!
Commented by asa at 2009-08-19 21:07 x
お元気ですか?
とっても面白そうな村祭りですね!それに8月初旬の渓谷はイベント目白押しですよね。来年は寄らせて頂きたいです~。
ご両親との夏相変わらず楽しんでくださいネ
Commented by organvita at 2009-08-21 16:11
asaさん、こんにちは!ご無沙汰してます☆
実は私たちもこの祭りを見たのは初めてだったんですよ。今まではいつも留守にしていて。
かなり面白かったです!是非来年はGさんと一緒に遊びにきてください!
両親と毎日ドロミテを遊び歩いております☆
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