オルガン&ピアノレッスン

谷の子どもたち数人に毎週、プライヴェートでオルガンやピアノを教えている。
場所は教会や、子どもたちのお家訪問レッスン。年齢やレベルはまさに様々。

学校にももちろんよるが、イタリアの多くの小学校には音楽の授業が全くカリキュラムに入っていないのだとか。中学校に入って初めて、音楽の授業が始まるらしい。
イタリアの小中学校は、大抵午前中しか授業がないようなので、午後はそれぞれ習い事やスポーツ、友達との時間に多くが割かれるようだが、音楽に興味がある子は、音楽教室に通ったり、教会の子ども聖歌隊で歌ったり、この辺りだと吹奏楽が盛んなのでどの町や村にもバンドがあり、そこで大人に混じって管楽器を習う子どもも多いようだ。
学校ではノータッチだが、興味のある子とそれをバックアップできる親がいれば、学校以外で音楽教育を受けているわけで、現実的な気もするが、逆にそうでなければ、全く音楽に触れることがないかもしれないわけで、音楽をする私から見ると、やはり少し残念に思ってしまう。「楽譜が読める」「楽器が弾ける」と言うこと以上に、幼児期に音楽を通して得られる感性や感情って大切だと思うから。

さてワタクシ、大人や、音楽の下地がある人に教えたことはあったが、真っ白な子どもに教えるようになったのは、実はここへ来てから初めて。自分自身が音楽を習い始めた遠~い遠~い遠~い昔の「楽しかったピアノレッスン」の記憶を思い出しながら、手を変え品を買え(?!)手探りで教えている。
その1つはこちら。ご褒美シール(笑)。日本ではシールもらえますよね、一曲上手に終了すると。
f0161652_2146508.jpg
しかし、これって日本独特のシステムだったって知ってましたか?!こっちではこうやって「ご褒美でツル」っていうことは、普通しないようです。でも、何を隠そう私は小さい時、このシールが欲しくて、それに吊られて練習していたようなところもあるので、試しにこのやり方を試してみたら、なんと生徒さんに大うけ(笑)。
12歳の微妙なお年頃の男の子も、「Aiがそうしたいなら貼ってあげてもいいよ」とか大人げな発言をしつつも、いざ一曲仕上がると結構真剣にシールを選んでいて、かなり微笑ましい^^。ちなみにこのシールは日本から持って帰ってきたもの。こういうグッツは日本は充実してます!「日本のシール」っていうと株も上がるし(笑)。
ついでに、私がシールを忘れたりして、代わりに「花丸」書いてあげると、これまた大ウケ。
そっか~、これも日本のものだったんだー。今更ながら実感。

全く真っ白な子どもに教えるのって、楽しくて難しい。
子どもだから尚更、わかりやすく(イタリア語で・・・)教えなければいけないし、私はイタリアの音大は出ていないので、ここへきて「5線譜」とか「小節線」とか「付点4分音符」とか、当たり前の楽語をイタリア語で勉強し直すハメになり、なんとなく逃げていた弱点を通らなければいけない事態に陥っている(汗)。与えられるべきことは与えられる、とはまさにこの事か。「カタツムリみたいに手の甲は丸くしようね」の、「カタツムリ」の単語がわからず、絵を描いて見せて、子どもに「Lumacaって言うんだよ」って教えてもらったり(笑)。
彼らは私のイタリア語の先生でもある。

最近新しくピアノを教え始めた6歳のAちゃんは、そういうわけで、楽譜というものをそれまでに見たこともなかった。「いろんな音があること」「音には高さがあること」を見つけるために、家の周りを散歩しながら探したり、階段にドレミを書いてホップステップ遊びして歌ったり。子どもは吸収が本当に早くて、こんなAちゃんも数ヶ月経った今では、ヘ音記号も読み、両手で演奏し始めた。うらやましい・・・!
Aちゃんのお部屋の壁に張ったのはこれ。意外なところで折り紙が活躍した瞬間(笑)
音や休符の長さに合わせて切って、表を作ってみました。かわいいでしょ?!
f0161652_16254083.jpg
f0161652_16255366.jpg
Dくんの部屋の本棚にこんなものを見つけて借りれるのも、お宅訪問レッスンの特権?!
f0161652_22175889.jpg

最後に、ピアノだと「エリーゼのために」、オルガンだと「トッカータとフーガ ニ短調」が弾きたい!と思うのは、どの子どもも大人も全世界共通なのかな、というのが私の見解。
与えた宿題はおざなりで、こっそりこれを練習している私の生徒さんは意外と多い(笑)。

私の理想のレッスン像はこちら(?!)。
これ、Youtubeで見つけたんですけど、何回見ても夫とお腹抱えて笑ってます!
この人たち、演技も演奏も最高!

にほんブログ村 クラシックブログへ にほんブログ村 海外生活ブログ イタリア情報へ ←まずはこちらをクリックしてから、

ではビデオスタート!

[PR]
by organvita | 2009-05-27 22:10 | 音楽いろいろ | Comments(11)
Commented by えみ at 2009-05-28 17:44 x
すてき~。愛ちゃんも色々工夫してるんだね~。
確かにエリーゼは本当に定番。皆弾きたがります。
そして、皆が皆、有名なメロディーの後の部分でやる気を喪失します(苦笑)

ある女の子なんか、
「この部分はこの曲にあわないから、よくない。」
と、言い切ってました・・・。
Beethovenさんもがっくし。
Commented at 2009-05-29 01:19 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by arpa at 2009-05-29 07:35 x
私も4月から、ピアノの先生始めました。
娘と甥っ子と友人の娘。3歳児3人合同レッスン・・・。
もうね、楽譜とか音程とか、そういうレベルではなく。
でも、シールは大活躍。
愛ちゃんの、折り紙で作った表、良いアイデアだね!
私も作ってみよう~。
Commented by momousa at 2009-05-30 01:50 x
シール、私も欲しかったんですけどおおお、な、何ではってくれなかったんですか?!でも愛さん的には、きちんと終了できた曲がないくせに何言ってるの?って感じですかね。反省します。
それにしてもエリーゼ、あの有名なメロディーの後でやる気を喪失するなんて考えもつかなかった。だっておらっちはあの変化後のパートで断然やる気を出していたのだから。だから最後にまたあのテーマに戻るとザンネーン、つまんねーと思っていたのだ。いずれにしても、すまんです、ベートーベン大先生。乞、許し。
Commented by organvita at 2009-05-30 06:19
えみちゃん。確かにあの展開部って急に雰囲気がカラっと変わるよね。
数百年後の女の子にも言い切られてしまうベートーヴェン、いつまでも女性についてないやねえ・・・泣。
Commented by organvita at 2009-05-30 06:22
arpaちゃん、3歳児とはまたまた難しいねー!体動かして踊ったりって感じなのかな?!arpaちゃんは歌ってあげられるから強いっ!私も教わりたーい!!!
Commented by organvita at 2009-05-30 06:24
momousaさん、シール欲しかったんですね?!?!これはこれは失礼!今度特大シール持ってきます(笑)。でもそれを見たらP先生はなんて言うでしょう・・・・笑。
そうか、momousaさんはあの展開部の方が好きとは?!
Commented by momousa at 2009-05-30 21:57 x
日本じゃ先生が曲終了のご褒美にシール貼ってくれるんでって説明してシールセット(1、2枚じゃなくセットというところが私の大胆さだな)をP先生に渡してみようかな。で、そのシールが使われる日は永久にやって来ないだろうね(理由は想像して下さい)。特大シールお待ちしてますが、一体どの楽曲に??わかってます、私のせいです!先生!
Commented at 2009-05-31 05:07
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by organvita at 2009-06-02 02:37
momousaさん、いっそのこと、Diozesanoでの流行にしてしまうと面白いかも。マルチーズにもシール貼ってもらうようにお願いしてみましょう。
Commented by momousa at 2009-06-02 08:36 x
マルチーズとは、おいらの理論の先生のことだとしたら、、。organvita先生にかかっちゃ強面教授もお茶目になっちまいますね。恐るべし、、。
<< ヒミツの釣り場発見 Travi... ロッレ峠 Passo Rolle >>