ヴィリアーノ・ビエレーゼのオルガン

ミラノの北西、ピエモンテ州にある小さな町ヴィリアーノ・ビエレーゼ(Vigliano Biellese)という所の教会へ、週末コンサートを弾きに出かけた。
後ろには、雪をかぶったアオスタ渓谷が聳えている。
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決して大きくない教会の中に入ると、24ストップもある美しいファザードを持つオルガンが、光を浴びて輝いていた。
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オルガン: デル・オルト・ランヅィーニ・オルガン工房
        (Bottega Organara Dell'Orto e Lanzini) 
       2007年制作。 2段鍵盤+ペダル、24ストップ。
       調律:キルンベルガー
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早速、音決め&練習開始。ストップを色々いじって、このオルガンの特徴を探りながら、
演奏曲の音色を作っていく。今回は夫と連弾曲多数。ソロもあり。
一時間のプログラムの前半はバッハ、後半はバッハの息子たち、そしてモーツァルト。
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恒例、オルガンへの階段。アンネ・フランクの隠れ家みたい。
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「オルガンのパイプを触ってはいけません」と大きく書かれたポスターがオルガンの脇に。
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この教会の神父様は、大のオルガンファン。司祭室の棚にはオルガンのCDがぎっしり。
ある日、この町に住むあるご老人がパーァンと数千万円を教会に寄付!そのお金でこの新しいオルガンを作ったんだとか。毎月オルガンコンサートを催している。

教会の壁に、これまでのコンサートの記録写真コーナーが。
あ、師匠ロレンツォ発見っ!(中央のサンタクロース)
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コンサート前に、夫がリード管の調律を始めた。
冬のコンサートに備えて会堂に暖房を入れてくれたのは非常に嬉しいのだが、その所為で、3日前にこのオルガンビルダーが点検&調律に来てくれてはいたものの、温度の変動でリード管というのはすぐに狂いやすいのだ。
普通は演奏者がコンサート前に調律するということはありえないけど、夫、新米ビルダーとしての血が騒ぐらしい。嫁、鍵盤を押して助手を務める、の図。
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雪もぱらつく寒い夜にも関わらず、たくさんの人が来てくれた。
というのも、ここのコンサートはスクリーンで演奏者が見える、というのが売り文句。
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夫のソロ演奏中にカシャリ。ひょえ~!こんなに手のアップ写されてるのか~!
うっかり手に買い物メモとか書いてなくてよかった・・・。
右隣りの十字架のイエス様は、15世紀のもの。頭髪はホンモノ。
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コンサート後は、泊まらせていただいた神父さんの家で、夜1時まで飲み食いパーティ。
同じ山の麓の町でも、ピエモンテの食事はセンスがあるなあ(^^)。
自分で料理もする神父さん、かなりの腕前。
これは、食後のデザート、アマレットというビスケット。私これに弱いんだよなあ~~(^^)。
心温まる楽しい一時を過ごさせていただきました。
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by organvita | 2009-01-27 23:03 | 見た弾いたオルガン | Comments(0)
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