ヴィリアーノ・ビエレーゼのオルガン
2009年 01月 27日
後ろには、雪をかぶったアオスタ渓谷が聳えている。
(Bottega Organara Dell'Orto e Lanzini)
2007年制作。 2段鍵盤+ペダル、24ストップ。
調律:キルンベルガー
演奏曲の音色を作っていく。今回は夫と連弾曲多数。ソロもあり。
一時間のプログラムの前半はバッハ、後半はバッハの息子たち、そしてモーツァルト。
ある日、この町に住むあるご老人がパーァンと数千万円を教会に寄付!そのお金でこの新しいオルガンを作ったんだとか。毎月オルガンコンサートを催している。
教会の壁に、これまでのコンサートの記録写真コーナーが。
あ、師匠ロレンツォ発見っ!(中央のサンタクロース)
冬のコンサートに備えて会堂に暖房を入れてくれたのは非常に嬉しいのだが、その所為で、3日前にこのオルガンビルダーが点検&調律に来てくれてはいたものの、温度の変動でリード管というのはすぐに狂いやすいのだ。
普通は演奏者がコンサート前に調律するということはありえないけど、夫、新米ビルダーとしての血が騒ぐらしい。嫁、鍵盤を押して助手を務める、の図。
というのも、ここのコンサートはスクリーンで演奏者が見える、というのが売り文句。
うっかり手に買い物メモとか書いてなくてよかった・・・。
右隣りの十字架のイエス様は、15世紀のもの。頭髪はホンモノ。
同じ山の麓の町でも、ピエモンテの食事はセンスがあるなあ(^^)。
自分で料理もする神父さん、かなりの腕前。
これは、食後のデザート、アマレットというビスケット。私これに弱いんだよなあ~~(^^)。
心温まる楽しい一時を過ごさせていただきました。
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