10月のポルドイ Sasso Pordoi

低地が続く北ドイツ生まれのイムケに、高い山に登ってもらいたくて、
またポルドイ峠にやってきました。
ロープウェイに乗れると知って子供たちのテンションは上がりっぱなし!
一方、こんなゴツイ山を見たことがないイムケは怖がっていましたが。
9月後半にも入るとドロミテの多くのロープウェイやケーブルカーは
休暇に入ってしまいますが、ここポルドイは10月半ばまで運行しています。
このロープウェイで一気に標高2950Mまでゴー!

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一気に別世界が広がり、神聖な雰囲気さえするような場所。
だからでしょうか、どの山の頂上にも十字架が立っています。
サッソロンゴをはじめドロミテ山塊が360度一望できるところ。
なんとここには雪の跡が!初雪を踏んできました!

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空気の澄んだ日で遠くまでよーく見渡せました。
ここは雪景色。下界は紅葉。
始め怖がっていたイムケも、こんな景色見たことない!と大興奮。

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ピッツボエ方面に少しハイキング。
見渡す限り岩。そして不思議な静寂が漂っています。

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一寸先は崖。。。

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あまりに偉大でどのくらい遠いのかよくわからない、向こう側の岩山。

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きゃーそんな崖スレスレのところ行かないで~(冷汗)。

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「アイここにイタリアがあるよ!」って地面指差してるから何かと思ったら、
ほんとだ、イタリア雪が残ってました☆ いいところに目をつけたねえ~。

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万年雪が積もるマルモラーダ山をバックに記念撮影。
年々雪の量が少なくなっているそうです。
今立っているここも、その昔は万年雪で覆われていたのかな。
前日にボルツァーノでアイスマン、エッツィ博物館を見学してきて
大興奮だった子供たちの想像力が膨らみます。
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キバシカラスと呼ばれるくちばしが黄色いカラスがたくさん飛んでいます。
標高の高い寒いところに生息するカラスです。
お弁当を広げたら人懐っこく寄ってきました。

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太陽の日差しが強くて、歩いていたのでそれほど寒さも感じなかったけど、
なんと1.5度でした。この日の朝は-7度だったみたい。
雪も残るはずだねー!

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お客さんのお影で、私も秋のドロミテ散策ができました。
学生時代の友達は何年振りに会っても、昨日まで会っていたかのように
話ができるからいいよねー。
しばらく開いてなかった留学時代のフォトアルバムをひっぱり出して、
お互いの20年前の若さとか思い出話に抱腹絶倒したり、
当時一緒に仲が良かった友達に突撃ビデオ電話したり、
それからの近況報告しあったりして、楽しい数日でした。
また遊びにきてねー☆

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# by organvita | 2017-10-15 02:06 | ドロミテの景色 | Comments(0)

アレックスピザ教室

「イタリアではピザが食べたい!」との子供たちの要望により、
それなら自分の分は自分で作って食べようと、アレックスピザ教室開催☆
アレックスが仕込んだ生地をものすごい集中力で伸ばしてます。
(「ああ5分間の静寂の一時」←大人談)

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で、自分たちの好きなようにトッピング。
いろんなハムを買っといたよ。
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オーブンに入れる前にオリーブオイル垂らすことも忘れずに。
自分のピザ証拠写真撮影中。
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できあがったよーん!!
こっちは大判バージョン。
子供作のピザが万が一失敗しても食いはぐれないように作った(笑)

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大人はのんきに写真撮影してるけど、子供はマイ皿を抱えて行列中。
一番大きく切り分けられたのはどれか真剣に確認。

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めっちゃ美味しく楽しいピザパーティでした☆
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# by organvita | 2017-10-14 21:59 | ドロミテの生活 | Comments(0)

コルブリコン湖 Laghetti Colbricon

留学して一番初めに友達になったドイツ人のイムケが、
旦那さんと子供3人連れてヴァカンスに来てくれました。
下の子が双子なので計4人いるんだけど、連れてきたのは3人。
ドイツは今、秋休み中だとか。

数えてみれば22年来(!)の友達。
あれからそんなに時間が経ったんだねー。
いつの間にか立派なママ&合唱団を7つ抱える教会音楽家としてたくましく活躍中。
旦那のシュテファンも一緒に勉強していたギター奏者なので、
すごく久しぶりの再開に大いに盛り上がりました☆

今年のドロミテは秋がとーっても長くてきれい!
早速近くのロッレ峠Passo Rolleからのハイキングコースへ出発。
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ロッレ峠頂上の駐車場に車を止めたら、コルブリコン湖まで歩いて30分。
子供でも山歩きに慣れてない人でも容易に歩けるお勧め絶景コースです。
昔話しながら歩いていたらあっという間に到着。
小さな湖がふたつ並んでいます。お天気が良くて、水の色がきれい!

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紅葉が始まったドロミテの山歩き。
人も少なくて、木々を駆け抜ける風の音しかしなくて、
のんびりできてとっても気持ちいい。

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標高2000Mのここ、それなりに肌寒かったんだけど、
さすがドイツ人、さっそく裸足で水遊び(笑)。

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夏には山小屋が開いていて食事もできますが、
シーズンオフの今はもう閉まっていました。
私たちは更にここからぐるっとハイキング。

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黄色くなった山肌に通る一本道をずんずんと降りていくと、
遠くにパーレ・ディ・サンマルティーノ山郡が見えてきます。
その麓のサンマルティーノ・ディ・カストロッツァという観光地の町も見えたから、
そちら側からアクセスすることも可能なはず。


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この辺りの森は一帯がパネヴェッジョPaneveggio自然公園と呼ばれていますが、
良質の赤モミが育つことで世界的にも有名な地域。
「ストラディヴァリの森」とも呼ばれています。
かの昔のストラディヴァリをはじめ、今でも楽器職人が木を剪定にきます。

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この両側の谷の斜面をぐるっと回りながらハイキングしました☆
ちなみに、最近このあたりでは狼がでて放牧中の羊を襲うことが度々あり、
問題になっています。ちょっと北の南チロル州では熊が谷を降りてきて、
被害がでたり。その熊をどうするのかで、しばし新聞でも論議を呼んでいます。

私たちは幸い会わなかったけど。
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絶景ポイントに丁度いい大きさの岩発見。
お待ちかねのお弁当タイム☆
サンマルティノ側から上れるスキーコースも見えています。

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この辺り、トレンティーノ州と南チロル州にまたがるドロミテ連峰は
第一次世界大戦時に国境で、この山の中で激しい戦闘が繰り広げられました。
こののどかな景色からは想像できないのですが、
今でも戦場となった岩場も方々で見ることができます。
ここにも道すがら、この場で亡くなった人の慰霊の十字架が。
そんなこともあり、この辺りの人たちは、第二大戦よりも第一大戦のことを
話す割合が圧倒的に多いです。

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「自称」22年前と一切変わっていない3人(?!)+子供たち。
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ハイキング後のご褒美。ごろ寝。
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# by organvita | 2017-10-14 21:17 | ドロミテの景色 | Comments(1)

ポルトガル、レイリア Leiria

ポルトガルのほぼ中央に位置するレイリアの町。
丘の上のお城を中心に栄えた様子がよくわかります。
特に観光地という感じではないけれど、
ここには大学もあって、若者で賑わう活気のあるところ。
普段着のポルトガルが見られる印象の、素敵な町です。
交通の要でもあって、ファティマから30分。

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早速お城に登りました。
15分くらい軽く汗を流しながら。

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オルガンの仕事中のカテドラルが左側に、
そしてその前に旧市街が広がっているのがわかります。
市外には高層マンションもあって、結構大きな町。

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町の中央には、静かな川が流れていて、
その両サイドは長い散歩道になっています。
朝夕、ジョギングする人たちをたくさん見かけました。
小奇麗に整備された住みよさそうな町。

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ここは旧市街の一角。
その昔、このタイル張りのアーケードが、
ユダヤ人移住地区の入り口でした。


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アズレージョと呼ばれるポルトガルタイルの家が
あちこちに見られます。
ちなみにこの家、売出し中。

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細い路地が入り組む旧ユダヤ人街。
猫好きにはタマラナイ路地発見したにゃん。

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カテドラル近くにあるカフェ。
ランチの後に毎日通いました。
ポルトガル、大体どこでもエスプレッソは50セント(70円くらい)、
イタリアの半額!しかもイタリアよりもおいしい☆
こんなアンチョビの魚マークがポルトガルの至る所に。

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壁に遊び心がある一角。ここは帽子とカゴ屋さん。

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ここにも猫☆☆ お城が左奥に見えてます。

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路地の一角で見つけたお店。ザ・「何でも屋さん」。
お酒とギターが一緒に売られてる。しかもギターはビニール袋売り。

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店長のおじいさんがアコーディオンで迎えてくれました。

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どんどんなんでも弾いてくれます。
実はカテドラルのオルガニストの生徒さん(笑)。
まあ一杯飲んでけ、と立ち飲みでご馳走になりました☆
いいなあ、こういうの。

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仕事中買出しにちょこちょこ通ったスーパー。
外国のスーパーは楽しい☆
ポルトガルのスーパーの特徴はなんといってもこれ、干しタラ!
スーパーに入るとプーンと匂ってきます。
こんな風にどかんと売ってます。
宿泊先のセミナリオで一度干しタラとジャガイモの
オーブン料理がでてきたけど、おいしかった~☆

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# by organvita | 2017-10-10 05:42 | ヨーロッパ紀行 | Comments(0)

オルガンのオーバーホール in ポルトガル

9月の2週間、ポルトガルに行ってきました!
場所は中部、レイリアLeiriaという町。
町の中心にあるカテドラルがこの旅行の目的地。

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旅の目的は、ドイツ人オルガンビルダーが20年前に建てた、
このカテドラルの大オルガンの大掃除、オーバーホール。
このドイツのビルダーが今は現存しないため、色んな繋がりから、
イタリアの2つのオルガン工房が共同で作業を行うことになったのです。

到着すると、祭壇に向かって右手にあるこの楽器には、
大きな足場が組まれていました。
まずは正面の装飾を取り外すところから。

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オルガンのオーバーホールというのは、
具体的に何をするのかというと、まずは埃取り。
パイプの中、足元、メカニックなどあらゆるところに、長年の埃が蓄積しています。
それから、メカニックや風箱など全ての部分の再点検と再調整。
そして、整音、調律など、様々です。
大切に長年、後世に受け継いでいくためには、
数十年に一度はこういった大メンテナンスが重要です。


↓掃除前のパイプ周り↓。
普段は誰も入ってこないオルガンの内部にも、こんなにしっかり積もっていました。
汚れ具合は楽器の環境にもよりますが、見えない室内の風の流れに乗って、
日に日にこうやって積もり積もってきたのですね。
いや~本当にそれはもう、なかなか凄かったです、どこもかしこも(笑)。

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この規模の楽器だと3000本程度のパイプが詰まっていますが、
そのほぼ全てを一度楽器から出して、内部を空室にしてから掃除機。
大きなパイプの移動は特に慎重に。
後でもとに戻すことも考えて、効率よく出していきます。

5人でバトンレースで何度往復したことか。
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オルガンの正面から裏から、あっちの梯子からこっちの梯子からと
アクセスしながら、オルガンのあらゆる場所に入り込んで、
メカニックや、パイプに送られる風の具合なども念入りにチェック。
普段弾いているオルガニストの要望を聞いたり意見交換も大事です。
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掃除機隊アレちゃん。朝から晩まで埃まみれ。
だけど、ごっそり掃除機で埃が取れていくのは快感っ!
私はそのあとを乾拭き隊。
古シーツ雑巾がどんどん真っ黒に変身していく。。。
細かい&届きにくい空間を掃除機&乾拭きしていくのは大変!
細い隙間は筆で埃を掻き出したり。

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一方、外に出されたパイプは、一本一本手に取りながら、
パイプの中の埃をエアブロー機で吹き飛ばします。
それから表面を丁寧に乾拭き。
長年の重みで変形してしまったりしたパイプは直していきます。

一本一本のパイプが愛おしくなってくる瞬間。
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オルガンの中はまさに、巨大な精密機器が凝縮された高層ビル。
ここはパイプ室の一部。
このパイプたちも一度全部外に出ました!

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足場の下に隠れた演奏台。譜面台も取り外して。
鍵盤メカニックが見えています。
演奏台の両サイドから、オルガン内部に入っていきます。

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演奏台の裏部分に小さく入り込んで鍵盤調整中。
檻に二人入ってるみたいに見える(笑)。

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一階から二階に通じるはしご。
この楽器は5階建て風になっていました。

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どうしてこのように制作されたのか、
現状はどうなのか、そしてどのように修理修復すべきなのか。
自分たちが制作した楽器ではないからこそ、制作者の意図を探りながら、
より長く後世に受け継いでいけるためにはどうしたらよいのか、
2人のビルダーが、それぞれのこれまでの経験と知恵を合わせて、
意見を交わしながら真摯に取り組む仕事振りを見るのは、
ビルダーでない私にとっても、とても貴重な体験でした。

2週間の作業を終えて、一人残してイタリアに戻ってきました。
残ったマイスターは現在、整音&調律作業中。
10月末に再お披露目コンサートがあります。

↓マイスター2人にがんばれビームを放射中のイエス様☆↓

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PS:
2週間、教会近くのセミナリオで寝食お世話になりました。

ポルトガルでは毎食、必ずスープで始めるのが伝統なんだとか。
毎食大きなボールで運ばれてきたスープ。

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それに続いて毎食、お肉かお魚がどんと出てきた。
2週間で2キロ太って、自己最高重量軽く更新。わーい(汗)。
イタリアに戻ったら体重も戻ったけど。やれ幸い。。。

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私は半分は仕事の手伝い、でも残り半分は遊びでした。
日帰りで一人でぶらぶら旅を楽しみました。
これからちょこちょこと、ポルトガル旅行記更新していきます☆



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# by organvita | 2017-10-03 09:19 | オルガン工房 | Comments(0)